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日本のクラシック音楽をけん引した「世界のオザワ」こと、指揮者の小澤征爾(おざわ・せいじ、1935-2024)さん。
このシリーズでは、小澤征爾さんの録音で50人の作曲家にふれながら、クラシック音楽の歴史を旅します。
この機会に「クラシック音楽を聴いてみよう」という方向け、クラシック入門シリーズです。
シリーズ一覧はこちらのページで確認できます。
目次(押すとジャンプします)
シャルル・グノー(Charles François Gounod、1818-1893)
グノー
これまでドイツやオーストリアの作曲家を中心にクラシック音楽史を見てきましたが、今回からは、しばらくフランスに目をむけてみます。
フランス人では、以前、ベルリオーズ(Hector Berlioz、1803-1869)をご紹介しました。
それ以降も、数多くの作曲家が出て、ドイツ・オーストリアとはちがった音楽世界を形成していきます。
まず一人目は、シャルル・グノー(Charles François Gounod、1818-1893)をご紹介。
彼の作品では、バッハの「平均律」にメロディーを付加した「アヴェ・マリア」がいちばん有名かもしれません。
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作曲家・神父・教師
グノーの作品は、旋律線が非常に美しく、歌劇「ファウスト」を筆頭に、オペラや歌曲、合唱曲に傑作を多く残しています。
また、音楽家になるか神父になるか迷い続けたほど信仰心にあつく、宗教音楽でも傑作をのこしています。
彼が作曲した「賛歌と教皇の行進曲」は、ヴァチカンにおいて国歌に準ずる扱いを受けています。
グノーはさらに、教師としても優れていました。
「カルメン」を作曲したビゼー(Georges Bizet、1838-1875)も教え子。
めずらしいところでは、画家のルノワール(!)が少年だったころ、聖歌隊で声楽を教えたのもグノーでした。
小澤征爾さんで聴くグノー
歌劇「ファウスト」のバレエ音楽
シャルル・グノーの代表作である歌劇「ファウスト」の第5幕には、美しいバレエの場面があります。
このバレエ音楽から第5曲「トロイの娘の踊り」をお届けします。
グノーのメロディーの天才が発揮された名品です。
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オンライン配信の聴き方
♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。
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♪お薦めのクラシックコンサートを「コンサートに行こう!お薦め演奏会」のページでご紹介しています。
判断基準はあくまで主観。これまでに実際に聴いた体験などを参考に選んでいます。
♪実際に聴きに行ったコンサートのなかから、特に印象深かったものについては、「コンサートレビュー♫私の音楽日記」でレビューをつづっています。コンサート選びの参考になればうれしいです。
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