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日本のクラシック音楽をけん引した「世界のオザワ」こと、指揮者の小澤征爾(おざわ・せいじ、1935-2024)さん。
このシリーズでは、小澤征爾さんの録音で50人の作曲家にふれながら、クラシック音楽の歴史を旅します。
この機会に「クラシック音楽を聴いてみよう」という方向け、クラシック入門シリーズです。
シリーズ一覧はこちらのページで確認できます。
目次(押すとジャンプします)
ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet、1838-1875)
ビゼー
前回ご紹介したグノーの教え子のひとりが、ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet、1838-1875)です。
早熟の天才で、17歳のときには、学校からの課題だったと推測されている「交響曲ハ長調」という傑作もかきあげています。
➡ビゼー:交響曲ハ長調 の解説&お気に入り名盤【交響曲100の物語】
代表作は、歌劇「カルメン」や劇付随音楽「アルルの女」など。
「カルメン」の失敗
いまでは、オペラの代名詞のような人気作である歌劇「カルメン」。
ですが、1875年の3月に行われたパリでの初演は大失敗におわりました。
それから3ヶ月後の1875年6月、ビゼーは失意のうちに心臓発作で他界してしまいます。
ところが、そんな歌劇「カルメン」が現在につながるような評価を受け始めるのに、あまり時間はかかりませんでした。
1875年10月におこなわれたウィーン初演は大成功。
それは、悲しいことに、ビゼーの死後わずか4か月後のことでした。
小澤征爾さんで聴くビゼー
「カルメン」前奏曲
まずは、いちばん有名な「カルメン」の前奏曲(トレアドール)をどうぞ。
このアルバムの後半には、これまた有名な「アルルの女」組曲も入っています。
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「カルメン」~“ 来たぞ!来たぞ! ”
小澤征爾さんは、大歌手ジェシー・ノーマン(Jessye Norman, 1945-2019)を主人公に、歌劇「カルメン」の全曲もレコーディングしています。
そのなかから、さきほどの旋律に、元気な合唱もくわわる“ 来たぞ!来たぞ! ”をどうぞ。
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オンライン配信の聴き方
♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。
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■Apple Music Classical日本版が解禁!クラシック音楽に特化~弱点もちょっとあります
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判断基準はあくまで主観。これまでに実際に聴いた体験などを参考に選んでいます。
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