コンサートに行こう!お薦め演奏会

2024年10月のおすすめコンサート【 クラシック初心者向け 】~随時更新~

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本格的なコンサートに行ってみたい!
という方向けに、お薦めの“純”クラシック・コンサートをご紹介しています。

ハズレも多い、クラシックのコンサート。

自分の体験などをもとに、何の忖度もなく、お薦め公演を選んでいます

 

このページは随時更新。どうぞ、ときおりご覧になってください。

 

 

こちらでは2024年の10月をご紹介。

そのほかの月は、『コンサートに行こう!お薦めの演奏会』ページから移動をおねがいします。

更新情報

8/21
■10/24都響&ブラビンズ「(すこしディープな)イギリス名曲選」を追加

7/5
■マリア・ジョアン・ピリス来日公演の中止が発表されました

7/5
■10/26「パイプオルガンでブルグミュラー」公演の情報を追加

5/14
■10/6鈴木秀美(指揮)オーケストラ・リベラ・クラシカ「第九」公演の情報を追加

5/5
■【TPO別】の紹介記事を公開

4/24
■10/18・19フランクフルト放送交響楽団の情報を追加

【日付順】おすすめクラシック・コンサート

 

さっそく、お薦めコンサートの一覧です!

 

■10/3(東京)
高関健(指揮)東京シティ・フィル「スメタナ:わが祖国」

生誕200年、スメタナの代表作を高関健さんの指揮で!

 

■10/4(愛知)
マリア・ジョアン・ピリス ピアノ・リサイタル(※公演中止)

待望の来日公演でしたが、ピリスの健康上の理由で来日中止が発表されました。

 

 

■10/6(東京)
川口成彦フォルテピアノ・リサイタル「ベートーヴェン・プログラム」

■10/18(福岡)
川口成彦フォルテピアノ・リサイタル「ベートーヴェン・プログラム」

ショパン弾きの川口成彦さんによる注目のベートーヴェン。

 

■10/6(東京)
鈴木秀美(指揮)オーケストラ・リベラ・クラシカ「第九」

第九の初演から200年の記念年に聴く、小編成の合唱と古楽による「第九」公演。

 

■10/11(広島)
準メルクル(指揮)広島交響楽団「ブルックナー9番」

実力派の準メルクルによる注目のブルックナー。

 

■10/10~26(東京)
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)NHK交響楽団「シューベルト、ブラームスなど」

来日時には97歳!世界最高齢のマエストロによる貴重な公演。

 

 

■10/18(愛知)
フランクフルト放送交響楽団、ブルース・リウ、アルティノグリュ「皇帝、展覧会の絵」

■10/19(埼玉)
フランクフルト放送交響楽団、ブルース・リウ、アルティノグリュ「皇帝、展覧会の絵」

フランクフルト放送交響楽団の来日プログラムのなかでは、この「皇帝」&「展覧会の絵」の組み合わせがお薦め。

 

■10/18・19(宮城)
準メルクル(指揮)仙台フィル「メンデルスゾーン・プログラム」

「イタリア」&「スコットランド」という王道プログラムに期待。

 

■10/19・20(山形)
ポール・メイエ(指揮&クラリネット)山形交響楽団

クラリネット・ファンは特に注目のコンサート。

 

♪ポール・メイエ「シュポーア:クラリネット協奏曲第2番」(予習にどうぞ)。

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)

 

 

■10/19・20(北海道)
上岡敏之(指揮)札幌交響楽団「ブルックナー:9番&テ・デウム」

■10/25・26(東京)
上岡敏之(指揮)新日本フィル「モーツァルト:後期3大交響曲」

当ブログ一押しの指揮者、上岡敏之さんによる注目公演2種。

 

■10/24(東京)
都響&ブラビンズ「(すこしディープな)イギリス名曲選」

これは曲目本位で、エルガー:南国にて、フィンジ:クラリネット協奏曲、ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第9番という、イギリス音楽に惹かれるファンには魅力あふれるプログラム。

➡特集「曇り空の下で聴きたい音楽~ジェラルド・フィンジの世界を聴いてみよう

 

 

■10/26(神奈川)
パイプオルガンで聴くブルグミュラー「ブルクミュラー没後150年」

日本を代表するオルガニスト、松居直美さんと大木麻理さんによる、ブルグミュラーをパイプオルガンで聴こうという好企画。

 

【TPO別】おすすめクラシック・コンサート

 

初めてのコンサートならコレを聴こう!

 

■10/6(東京)
川口成彦フォルテピアノ・リサイタル「ベートーヴェン・プログラム」

■10/18(福岡)
川口成彦フォルテピアノ・リサイタル「ベートーヴェン・プログラム」

フォルテピアノという、現在のピアノよりも古い時代のピアノを使う、川口成彦さんによるコンサート。

当ブログで一押しのピアニストのひとりです。

ショパンが何よりお薦めですが、ベートーヴェンの有名なピアノ・ソナタがえらばれた、このリサイタルもお薦め。

 

 

■10/18(愛知)
フランクフルト放送交響楽団、ブルース・リウ、アルティノグリュ「皇帝、展覧会の絵」

■10/19(埼玉)
フランクフルト放送交響楽団、ブルース・リウ、アルティノグリュ「皇帝、展覧会の絵」

海外のオーケストラを体験してみたい方には、フランクフルト放送交響楽団の、このプログラムの日がお薦めです。

ショパンコンクールを制したブルース・リウが独奏を弾くベートーヴェン「皇帝」も期待されますし、後半は、だれもが耳にしたことがあるムソルグスキー(ラヴェル):組曲「展覧会の絵」という名曲ざんまい。

 

 

■10/18・19(宮城)
準メルクル(指揮)仙台フィル「メンデルスゾーン・プログラム」

東北では、仙台フィルと準メルクルのコンサートがおすすめ。

メンデルスゾーンの名曲、交響曲第4番「イタリア」&交響曲第3番「スコットランド」という、プログラムも好いです。

メンデルスゾーンの作品は、非常に旋律線が美しいので、仮に初めて聴く作品だったとしても、きっと魅了されるはずです。

➡「シリーズ:交響曲100の物語」で作品解説しています

メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調Op90《イタリア》~小さな試聴室

メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調「スコットランド」【交響曲100の物語】~小さな試聴室

 

今月の一押し(のはずでした)を聴こう!

 

■10/4(愛知)
マリア・ジョアン・ピリス ピアノ・リサイタル

まだ愛知公演しか発表になっていませんが、関東などでも公演があるはず。

ピリスの健康上の理由で、一連の来日公演の中止が発表されました

 

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)

 

一度は引退したピアノの女王のひとり、マリア・ジョアン・ピリス。

マネージメントに失望しての引退だったそうで、現在は、弾きたいときに、弾きたいところで、弾きたい曲を弾くというスタンスで活動を再開中。

 

前回の来日の際に耳にしたシューベルトのピアノ・ソナタには、生涯忘れられないほどの感銘を受けました。

圧倒するのではなく、深く、静かに、聴き手の心に語りかけるピアニスト。

(追記)

待望の再来日が予定されていましたが、健康上の問題で全公演キャンセルが発表されました

一日も早い回復を、切に祈っています。

 

帰ってきた、もうひとりのピアノの女王~マリア・ジョアン・ピリスの日本公演2022

 

 

超有名曲を聴こう!

 

■10/3(東京)
高関健(指揮)東京シティ・フィル「スメタナ:わが祖国」

生誕200年のスメタナ(Bedřich Smetana、1824-1884)。

代表作である「わが祖国」の第2曲こそ、あの交響詩「モルダウ」です。

誠実な高関健さん&東京シティ・フィルの演奏に期待。

 

 

■10/6(東京)
川口成彦フォルテピアノ・リサイタル「ベートーヴェン・プログラム」

現在の日本のフォルテピアノ人気をけん引している川口成彦さんのリサイタル。

「悲愴」「月光」「ワルトシュタイン」「熱情」という、ベートーヴェンの人気ピアノ・ソナタが並んだプログラム。

ベートーヴェンの時代の響きをフォルテピアノで追及、ピアノという楽器の歴史も感じられるであろうリサイタル。

川口成彦さんのフォルテピアノでショパンを聴く~フォルテピアノ・リサイタル

 

 

■10/18(愛知)
フランクフルト放送交響楽団、ブルース・リウ、アルティノグリュ「皇帝、展覧会の絵」

10/19(埼玉)
フランクフルト放送交響楽団、ブルース・リウ、アルティノグリュ「皇帝、展覧会の絵」

 

ドイツを代表する楽団のひとつ、フランクフルト放送交響楽団の来日公演。

さまざまなプログラムのなかで、特にお薦めなのがベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」とムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」が並べられたプログラム。

名曲がならんでいて、初心者には特にお薦めです。

ショパンコンクールを制したブルース・リウが出演するコンサートなので、完売が早いかもしれませんのでご注意を。

 

■10/26(神奈川)
パイプオルガンで聴くブルグミュラー「ブルクミュラー没後150年」

ピアノのおけいこで必ずお世話になる「ブルグミュラー」

ドイツに生まれ、フランスで活躍したロマン派の作曲家ヨハン・ブルクミュラー(Johann Burgmüller, 1806-1874)。

今年が没後150年の記念年。

彼の作品をパイプオルガン(!)で聴こうという、どうなるのか全く予想できないコンサート。

プログラムには、「トロイメライ」で有名なシューマン「子どもの情景」なども入っています。

 

 

 

97歳の最長老指揮者を聴こう!

 

■10/10~26(東京)
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)NHK交響楽団「シューベルト、ブラームスなど」

 

1927年アメリカ生まれのスウェーデン人指揮者、ヘルベルト・ブロムシュテットが来日予定です。

来日時には御年97歳!

 

 

今回もNHK交響楽団への登場で、3種類のプログラムが用意されています。

北欧の渋い作品が集められたサントリーホールでのプログラムはマニア向けですが、それ以外の、オネゲル:交響曲第3番「礼拝」&ブラームス:交響曲 第4番のプログラム、シューベルトの「未完成」&「グレイト」のプログラムは比較的オーソドックス。

 

ただ、会場がNHKホールなのが相変わらず難点で、広すぎて、クラシックに向かない会場。

NHKホールで聴く場合だけは、安い席はあきらめて、とにかく前の席を手に入れるしかありません。

 

さらに、ブロムシュテットはご高齢のため、キャンセルの可能性は十分あります。

指揮者変更での払い戻しは基本ないので、「それでもいい!」という方向けです。

 

実力派指揮者たちを聴こう!

 

■10/3(東京)
高関健(指揮)東京シティ・フィル「スメタナ:わが祖国」

派手な存在感はないものの、実直に良い仕事を重ねていらっしゃるのが、今年69歳の高関健さん。

あまりに誠実な指揮で「真面目過ぎる」というところは確かにあるかもしれませんが、でも、高関健さんが他の指揮者たちと違うのは、そこにしっかりとした「熱」があるところ

丁寧だけれども、無難には終わらない。

そこが魅力です。

 

 

■10/6(東京)
鈴木秀美(指揮)オーケストラ・リベラ・クラシカ「第九」

古楽の世界のパイオニア、鈴木秀美さんが率いるオーケストラ・リベラ・クラシカによる「第九」演奏会。

ベートーヴェンの第九は、今年2024年が初演からちょうど200年の記念年。

ベートーヴェンが活躍した当時の響きをしのびながら聴く、古楽器と小編成の合唱による「第九」は、記念年だからこその感慨があるかもしれません。

 

 

■10/19・20(北海道)
上岡敏之(指揮)札幌交響楽団「ブルックナー:9番&テ・デウム」

■10/25・26(東京)
上岡敏之(指揮)新日本フィル「モーツァルト:後期3大交響曲」

 

当ブログ一押しの指揮者、今年64歳になる上岡敏之さんによる公演。

上岡敏之さんがお薦めなのは、日本人指揮者にはめずらしい「強い個性」があるところ。

この人にしかできない音楽というのがあって、それを、ドイツの歌劇場でキャリアを重ねた職人芸がしっかりと支えます。

日本屈指の個性派指揮者です。

 

上岡敏之さん(指揮)日本で最も個性的な指揮者~お薦めの現役クラシック・アーティストたち

 

 

■10/11(広島)
準メルクル(指揮)広島交響楽団「ブルックナー9番」

■10/18・19(宮城)
準メルクル(指揮)仙台フィル「メンデルスゾーン・プログラム」

 

今年65歳の実力派指揮者、準メルクルが日本のオーケストラに客演します。

若いころのNHK交響楽団との演奏は非常に鮮烈でした。

今回は、広島交響楽団と生誕200年のブルックナー、仙台フィルとメンデルスゾーンの「イタリア」&「スコットランド」という、いずれも期待のプログラム。

 

「威風堂々」より奥のほうにある英国音楽を聴こう!

 

■10/24(東京)
都響&ブラビンズ「(すこしディープな)イギリス名曲選」

「なにが演奏されるかよりも、誰が演奏するか」を重視してください、とブログでよく書いていますが、これはどちらかというと曲目本位です。

もちろん、指揮者のマーティン・ブラビンズはイギリス音楽の定評ある指揮者ですし、都響の演奏なので、「誰が」の面でも不満はありません。

 

エルガー:南国にて、フィンジ:クラリネット協奏曲、ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第9番という、イギリス音楽に惹かれているファンには、とても魅力あふれるプログラム。

「威風堂々」などの向こうにある、ある意味では、もっともっとイギリスらしい(?)音楽に触れてみたい方におすすめです。

 

➡特集「曇り空の下で聴きたい音楽~ジェラルド・フィンジの世界を聴いてみよう

 

 

 

お願い

個人で集めている情報ですので、記載ミスなどもあるかもしれません。

その際にはどうぞご容赦ください。

こちらのページはあくまで大まかな地図としてお役立ていただいて、詳細は各公式サイト・各プレイガイドで必ず確認をお願いします

 

 

初心者向け:コンサートの選び方

 

曲目より、演奏者で選ぶ

 

■初めてコンサートに行くとなると『モルダウ』や『運命』といった聴いたことがある曲目で選びたくなりますが、そうではなくて、まずは誰が演奏するのかで選びましょう

わかりやすく例えると、美味しいものが食べたければ、メニューより前に、美味しいお店を探すことが大切なのと同じです。

 

■とはいっても、初心者であればあるほど、演奏者や指揮者の名前なんて知らないと思います。

そこで、このブログでは、クラシック音楽が大好きな私が、あくまで主観的に、自分でもチケットを買いたいと思う、お薦めのコンサート情報を厳選して掲載していきます。

 

場所もクラシック・コンサートが集中する東京、関東、首都圏にこだわらず、北海道、東北、中部、近畿、関西、四国、中国、九州、沖縄まで、自分がそこに住んでいたら「行ってみたい!」と思う、とにかく気になるものを素直にピックアップしています。

判断基準は、あくまでも、自分がこれまで実際に聴いたときの体験などの「主観」

その分、しがらみや忖度はありません。

クラシックをふだん聴かない方は名前も知らない演奏家が並んでいるかもしれませんが、「クラシック音楽と向き合ってみたい!」という方に、多少なり参考になったらうれしいです。

 

高いチケットは買わないで

 

とくに重要なことは、

  1. いきなり高いチケットを買わない
  2. 当日券ではなく、前売りで買う

の2点です。

 

■クラシック・コンサート初心者がいきなり高い席を買うのはお薦めしません。

理由は簡単で、クラシックのコンサートはハズレが多いからです。

「高いお金を出したのにハズレだった」としたら、二度と行きたくならないのが人情。

 

ですので、初めのうちほど、まずは手ごろな価格でチケットを手に入れてましょう。

具体的には、オーケストラ公演であれば、はじめのうちはP席(オーケストラの裏側)がお薦めです。

 

■また、「前売り」については、一般的には、だいたい3~6か月前くらいにチケットの発売が開始されます。

半年先というとずいぶん先に思えるかもしれませんが、人気の公演はそれでも完売してしまいますし、最後に残るのはたいてい高い席です。

 

■こうした話を、「コンサートの選び方&チケットの買い方【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。

■さらには、チケットを手に入れたあと初心者の方が気になるであろう、「クラシックコンサートに行くときの服装」のことなどは、「コンサート当日の不安を解消!服は何を着る?持ち物は?【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。

 

 

♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。

現状、Apple Music アップル・ミュージックがいちばんおすすめのサブスクになっています。

【2024年】クラシック音楽サブスクはApple Music Classicalがいちばんお薦め

Amazon Musicアマゾン・ミュージックも配信されている音源の量が多くお薦めできます。

Amazonでクラシック音楽のサブスクを~スマホは音の図書館

 

 

■オンライン配信の聴き方全般
➡「クラシック音楽をオンライン(サブスク定額制)で楽しむ~音楽好きが実際に使ってみました~

 

♪実際に聴きに行ったコンサートの感想、レビュー
➡「コンサートレビュー♫私の音楽日記

 

 

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Tシャツトリニティというサイトで公開中(クリックでリンク先へ飛べます)

 

 

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