コンサートに行こう!お薦め演奏会

2022年10月のおすすめコンサート【 クラシック初心者向け 】~随時更新~

 

※ブックマークいただいている方へ※
ページのボリュームが大きくなってきましたので、月ごとに分割しました。
このページでは2022年10月公演についてまとめています。

 

今年はコロナ禍とウクライナ情勢の影響で、コンサート予定の発表がゆっくりです。
随時更新していきますので、ときおりご覧になってください。

こちらでは10月のお薦めコンサートをご紹介していきます。

ほかの月については、「コンサートに行こう!お薦め演奏会」ページからどうぞ。

 

Contents

クラシックの公演チケットは、基本、前売りで買うもの

 

クラシックのコンサートは前売りで買いましょう。
残席があれば当日券も出ますが、それでも残っているのはたいてい一番高い席だったりします。

クラシックのコンサート初心者がいきなり一番高い席を買うのは、お金に余裕がある方をのぞいて余りお薦めできません。
初めのうちほど、まずは手ごろな価格で、なるべく早めに前売り券を手に入れておきましょう。

最近はコロナの影響でチケットの前売りのタイミングがバラバラなのですが、だいたい3~6か月前くらいにはチケットの発売が開始されます
半年先というとずいぶん先に思えるかもしれませんが、人気の公演はそれでもすぐに完売してしまいます。

そういうクラシックの世界の常識のようなものがあるので、こちらのページではなるべく先の情報まで載せています。

 

曲目ではなく、演奏者で選ぶ

初めてコンサートに行くとなると『モルダウ』や『運命』といった聴いたことがある曲目で選びたくなりますが、そうではなくて、“ 誰が演奏するのか ”を基準に選びましょう。

分かりやすく言えば、美味しいものが食べたければ、メニューより前に、美味しいお店を探すことが大切なのと同じです。

 

とはいっても、初心者であればあるほど、演奏者や指揮者の名前なんて知らないと思います。

そこで、このブログでは、クラシック・コンサートが大好きな私が主観的に、自分でもチケットを買いたいと思う、お薦めのコンサート情報だけを厳選して掲載しています。

是非、このブログを参考に、コンサートを選んでみてください。

 

2022年の現状

コロナ禍ということで、とくに海外からのアーティストたちの動きが流動的です。
コロナ前とくらべて、公演数はまだ減っているというのが正直な印象です。

日本はクラシックの輸入大国で、たいていの著名な演奏家・オーケストラが次々と公演に訪れますが、まだそういうわけにはいかないようです。

 

詳細はそれぞれの公式HPでお願いいたします

コロナ禍とウクライナ情勢の影響で、公演の有無をふくめ、コンサートの日時、チケット発売日、曲目の変更、出演者の変更などなど、急な変更が日々たくさん発生しているのが現状です。

個人で情報を集めているブログですので、どうしても限界があって、情報をすべては追い切れませんし、きっと記載ミスなどもあると思います。

その際にはどうぞご容赦ください。

こちらのページはあくまで大まかな地図として役立てていただいて、詳細は、各公式サイト・各プレイガイドで必ず確認をお願いします

 

初心者の方向けに、チケットの買い方やコンサートの選び方をまとめましたので、そちらもあわせてご覧ください。

コンサートの選び方&チケットの買い方【初めてのクラシック・コンサート】

 

さらに、チケットを手に入れて、初めてコンサートに行こうとなったときの色々な疑問や不安をまとめたページも作っていますので、是非、参考にしていただけたらと思います。

コンサート当日の不安を解消!【初めてのクラシック・コンサート】

 

※コンサート紹介のところに引用している演奏家の写真は、Amazonの商品ページにリンクしてあります。

 

 

 

2022年 10月のお薦めコンサート

=今月迷ったらコレ

🔰=有名曲が入っているプログラム

 

★ジョナサン・ノット指揮
東京交響楽団(東京、神奈川)

 

10月8日(土)11:00@ミューザ川崎
〈モーツァルト・マチネ〉
公演詳細ページ
シェーンベルク:弦楽四重奏のための協奏曲
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調k365
(p、坂本彩、坂本リサ)

10月9日(日)14:00@東京オペラシティ
公演詳細ページ
ストラヴィンスキー:ダンス・コンチェルタンテ
シェーンベルク:弦楽四重奏のための協奏曲
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調k365
(p、坂本彩、坂本リサ)

10月15日(土)18:00@サントリーホール
公演詳細ページ
10月16日(日)14:00@ミューザ川崎
公演詳細ページ
ラヴェル:道化師の朝の歌
ラヴェル:歌曲集『シェエラザード』
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調op43

10月22日(土)14:00@ミューザ川崎
公演詳細ページ
10月23日(日)14:00@サントリーホール
公演詳細ページ
シェーンベルク:5つの管弦楽曲op16
ウェーベルン:パッサカリア
ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調

POINT♪

Noteにも投稿させてもらっていますが、ジョナサン・ノットの指揮する東京交響楽団のコンサートは、現在どれもがお薦めで、迷ったら、まずはこのコンビを聴きに行ってください

そして、10月公演のプログラムは、どれもちょっと重量級。

親しみやすい音楽を聴いてみたいという人より、「本格的なクラシックコンサートを体験してみたい!」という方にこそお薦め。

 

でも、こうした果敢なプログラミングも、このコンビの特徴のひとつです。

クラシックを聴きはじめたばかりの人には、どの曲目もなじみがないと思いますが、これだけ挑戦的なプログラミングをされても「わくわくさせられる」ところに、このコンビの好調さを感じます。

 

いちばん耳にやさしいのは、モーツァルトの2台ピアノの協奏曲がメインの日。
前半のシェーンベルクの『弦楽四重奏のための協奏曲』というのは、ヘンデルの合奏協奏曲の編曲ものなので、実際には聴きやすい音楽です。

あとの2プログラムは、今シーズンでも特に真っ向勝負といっていい意気込みのプログラミングで、娯楽としてでなく、「芸術」としてコンサート体験をしたい人にお薦めです。

 

 

 

 

🔰広上淳一 指揮
京都市交響楽団(大阪、愛知)

 

10/1(土)14:00@ザ・シンフォニーホール(大阪)
公演詳細ページ
10/2(日)14:30@愛知県芸術劇場コンサートホール
公演詳細ページ

ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調
(piano, アレクサンドラ・ドヴガン)
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
R.シュトラウス:交響詩「死と変容」

お薦めPOINT♪

 京都市交響楽団の常任指揮者をながく務めていた、日本を代表する指揮者、広上淳一さんによるコンサート。

プログラムがとてもよくて、冒頭になじみの深いウィリアム・テル、そして、ショパンの恋の果実であるピアノ協奏曲がまんなかに置かれて、後半にはR・シュトラウスの傑作の交響詩が2作ならべられています。

全体的に聴きどころが多いのに、あまり重すぎないように上手にバランスがとられていて、あとはもう、演奏次第です。

 

 

 

サイモン・ラトル指揮
ロンドン交響楽団(京都、大阪、神奈川、北海道、東京、福岡)

 

9月30日(金)19:00@京都コンサートホール
10月1日(土)16:00@フェニーチェ堺(大阪)
10月2日(日)14:00@ミューザ川崎
10月3日(月)19:00@札幌コンサートホールkitara
10月5日(水)19:00@サントリーホール
10月6日(木)19:00@サントリーホール
10月7日(金)19:00@東京芸術劇場
10月9日(日)15:00@北九州ソレイユホール
公演詳細ページ

お薦めPOINT♪

現代を代表する指揮者のひとり、サー・サイモン・ラトル率いるイギリスの名門ロンドン交響楽団の来日公演。
10日間で8公演という強行スケジュールに驚きます。

演目も多彩というか、ベルリオーズ、ドビュッシー、ラヴェルのあとにブルックナーというプログラムまであり、ビュッフェ形式のような、いろいろなものを一度に聴きたいという方にはお薦めです。

ラトルはまもなくこのオーケストラの音楽監督の任期が終わるので、このコンビでの来日はこれが最後とのこと。

 

 

 

鈴木秀美 指揮
神戸市室内管弦楽団(兵庫)

 

10/1(土)15:00@神戸文化ホール
公演詳細ページ
モーツァルト:交響曲第34番ハ長調
ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調
(piano、川口成彦)
メンデルスゾーン:交響曲第4番《イタリア》

お薦めPOINT♪

フルサイズのオーケストラより小さめの編成になる「室内管弦楽団」による、クラシックの名曲を集めた公演。

指揮は、古楽のチェリストとしても有名で、この楽団の音楽監督でもある鈴木秀美さん。

2曲目のショパンが、川口成彦さんによるフォルテピアノで演奏されるのが注目ポイント。
フォルテピアノというのは、チェンバロと現代ピアノのあいだの楽器で、この公演では1820年製のもの、つまり、ショパンが10歳のころに作られた楽器が使用されるようです。
大きなコンサートホールにいるショパンとはちがう、サロンで弾いていたショパンに出会えるかもしれません。

 

 

🔰鈴木秀美 指揮
オーケストラ・リベラ・クラシカ(東京)

 

10月7日(金)昼公演14:30
10月7日(金)夜公演19:30
@三鷹市芸術文化センター風のホール
公演詳細ページ
ハイドン:交響曲第104番《ロンドン》
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》

お薦めPOINT♪

オーケストラ・リベラ・クラシカは、日本における古楽のパイオニアのひとりであるチェリスト、鈴木秀美さんが結成した古楽オーケストラ。

今年が結成20周年の記念年ということで、フル編成での公演になるそうです。

専門とする古典派の巨人、ハイドンとベートーヴェンの傑作が並ぶプログラミングで、その意気込みがうかがえます。

クラシック・コンサートでは珍しく、昼と夜の一日2回公演とのことです。

 

 

吉井瑞穂
オーボエ・リサイタル(東京)

10月2日(日) 14:00@三鷹市芸術文化センター 風のホール
公演詳細ページ
シューマン:アダージョとアレグロ op.70
シューマン:3つのロマンス op.94
ヒンデミット:オーボエ・ソナタ
レシェティツキ:ベートーヴェンの主題による変奏曲
ハース:オーボエとピアノのための組曲 op.17
岡 純子(ピアノ)

お薦めPOINT♪

世界的なオーボエ奏者、吉井瑞穂さんのリサイタルです。

アッバード、アーノンクール、ブーレーズといった、巨匠たちが指揮するオーケストラで首席オーボエを吹いていらしたのが吉井瑞穂さん。

このリサイタルでは、冒頭からシューマンのオーボエの名曲が置かれていて、また、締めくくりには第2次大戦で強制収容所で亡くなったパヴェル・ハースの作品が置かれています。

ハース作品ついては、いまの時代を強く意識したプログラミングだと思われますので、強いメッセージを受け取りたい、期待の公演です。

 

 

川口成彦
フォルテピアノ・リサイタル(埼玉・愛知)

10/7(金)19:00@川口総合文化センター・リリア(埼玉)
公演詳細ページ
10/9(日)14:00@宗次ホール(愛知)
公演詳細ページ
〈オール・ショパン・プログラム〉
練習曲op.10から≪革命≫、 ≪別れの曲≫
4つのマズルカ op.33
スケルツォ 第2番 op.31
ラルゲット (『ピアノ協奏曲第2番』より)
ワルツ第7番 嬰ハ短調 op.64-2
舟歌 嬰ヘ長調 op.60 ほか

お薦めPOINT♪

オール・ショパン・プログラムというのはよくあるのですが、それをチェンバロとピアノのあいだの楽器である、フォルテピアノで弾くというリサイタル。

チケットの価格もおさえめで、普段のグランドピアノで聴くショパンとはちがう響きのショパンを聴いてみようという方にお薦めのリサイタル。

 

 

小林研一郎 指揮
武蔵野合唱団 特別演奏会(東京)

10/14(金)19:00@杉並公会堂
公演詳細ページ
モーツァルト:レクイエム
髙田三郎:混声合唱組曲『水のいのち』

お薦めPOINT♪

日本有数のアマチュア合唱団、武蔵野合唱団を、この合唱団と結びつきの強い小林研一郎が指揮する特別公演。

曲目が魅力的で、ピアノ伴奏によるモーツァルトの『レクイエム』、さらには後半に、髙田三郎の名曲『水のいのち』が歌われます。

『水のいのち』は、合唱がお好きな方にはお馴染みの名曲ですが、そうでない方は意外とご存知ないかもしれません。

私は日本人が書いた最も美しい合唱曲のひとつだと思っています。

小林研一郎さんがどのような合唱を紡ぎだすのか、注目の公演です。

 

 

ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
NHK交響楽団(東京)

 

10/15(土)18:00@NHKホール
公演詳細ページ
10/16(日)14:00@NHKホール
公演詳細ページ
マーラー:交響曲第9番ニ長調

お薦めPOINT♪

スウェーデンの名指揮者ブロムシュテットは1927年生まれなので、来日時、95歳(!)ということになります。

自然体の音楽、清潔で透明な響きをオーケストラから引き出す人。

今回の来日では、合計3種類のプログラムが用意されていますが、いちばんお薦めなのは、大作曲家マーラーが自身の死と向き合いながら書いた、彼が最後に完成させた交響曲のコンサート。

とても深刻な作品ですが、この作品と出会って人生や価値観が変わる人だってたくさんいるであろう、名曲中の名曲です。

ただし、会場がNHKホールなのが注意。
通常、クラシック音楽のホールは大ホールでも2000人規模ですが、NHKホールは3500人規模の広すぎるホール。

NHKホールのコンサートにかぎっては、安い席はあきらめて、なるべくオーケストラに近い、とにかく前の席を手に入れてください。

 

 

マティアス・バーメルト指揮
札幌交響楽団(北海道)

 

10/22(土)17:00@札幌コンサートホールKitara
10/23(日)13:00@札幌コンサートホールKitara
公演詳細ページ

メンデルスゾーン:序曲『静かな海と楽しい航海』
C・P・E・バッハ:チェロ協奏曲イ長調
ハイドン:ミサ曲 ハ長調『戦時のミサ』(予習ページ

お薦めPOINT♪

この社会情勢が激変した年に、こうしてタイミングが重なったのはおそらく偶然とはいえ、ハイドンの『戦時のミサ』を生演奏で聴くことができるのは、とても意義深いことです。

今は『1812年』や『フィンランディア』などの闘争的な音楽より、こうした平和への強い祈りの音楽が響くべきときに思えます。

札幌交響楽団の音楽監督で、スイスの名指揮者であるバーメルトによる期待の公演です。

 

 

🔰準・メルクル指揮
東京都交響楽団(東京)

 

10月24日(月)19:00@東京文化会館
公演詳細ページ
細川俊夫:オーケストラのための《渦》(2019)
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 op.19(Vn, 五明佳廉)
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲《展覧会の絵》

お薦めPOINT♪

実力派の指揮者、今年63歳の準・メルクルの登場です。

後半にはクラシックを代表する名曲、ムソルグスキーの『展覧会の絵』がプログラミングされています。

彼の圧倒的な表現力がうまく都響とマッチすれば、素晴らしい一夜になるはずです。

 

 

ベルチャ弦楽四重奏団(兵庫、茨城、東京)

 

10/8(土)@兵庫県立芸術文化センター
公演詳細ページ
ハイドン:弦楽四重奏曲 作品20の2
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第8番 作品110
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番《ラズモフスキー第1番》

10/9(日)@水戸芸術館
公演詳細ページ
ハイドン:弦楽四重奏曲 作品20の2
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第8番 作品110
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 作品10

10/10(月・祝)15:00@トッパンホール(東京)
公演詳細ページ
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番《ラズモフスキー第1番》
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番《死と乙女》

お薦めPOINT♪

弦楽四重奏というのは、クラシック音楽のもっとも凝縮された形態で、ベートーヴェンを筆頭に、天才たちがその才能のエッセンスを詰め込んできた特別なジャンル。

そうした高度な音楽だからなのか、なかなか良い演奏に出会えないのもこのジャンルの難しいところ。

ルーマニア出身のヴァイオリニスト、コリーナ・ベルチャを中心に1994年に結成されたベルチャ弦楽四重奏団は、現在、世界を代表する名カルテットのひとつ。
プログラムはいくつか用意されているようで、どれも非常に期待されます。

 

 

 

シギスヴァルト・クイケン
無伴奏リサイタル(東京)

 

10/7(金)19:00@浜離宮朝日ホール
公演詳細ページ
J・S・バッハ
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007

無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004

お薦めPOINT♪

古楽のパイオニア、そして、バロック・ヴァイオリンの大家である、御年78歳のシギスヴァルト・クイケンが単身で来日、リサイタルを行います。

前半と後半で楽器を持ちかえて、バッハの無伴奏チェロと無伴奏ヴァイオリンのための傑作が披露されます。

今年2022年は、彼が結成した古楽オーケストラ、「ラ・プティット・バンド」の結成50周年の記念年で、日本での公演も予定されていたはずですが、どうもそちらは流れてしまったのかもしれません。
いつか公演が実現されることを切望しています。

 

新・福岡古楽音楽祭2022
「古楽のごちそうバロック仕立て」

 

10/14(金)~16(日)@アクロス福岡
公演詳細ページ

お薦めPOINT♪

上のコンサートでもご紹介しているバロックの大家、シギスヴァルト・クイケンを中心に開催予定という、大注目の福岡の古楽音楽祭です。

レクチャーやマスタークラスなどのほかに、一般に向けての公演も予定されているようで、クイケンが厳選したプログラムが披露されるということです。

 

 

高関健 指揮
愛知室内管弦楽団
&ラトヴィア放送合唱団(愛知)

 

10月14日(金)18:45@三井住友海上しらかわホール
公演詳細ページ
シベリウス:交響曲第5番変ホ長調
ヴァスクス:主よ、平和を与えたまえ
ヴァスクス:わが主よ、わが神よ
ヴァスクス:沈黙の果実

お薦めPOINT♪

創立20周年で意欲的なプログラミングの多い愛知室内管弦楽団(公式HP)と、日本を代表する指揮者のおひとり、高関健さんの共演。

この公演では、ラトヴィアの現代作曲家ヴァスクスの合唱作品がラトヴィア放送合唱団との共演で取り上げられます。
現代音楽とは言っても、いわゆる「癒し」系というか、聴きやすいほうの現代音楽ですので、初心者でも親しみやすいはずです。

前半にシベリウスの祝祭的傑作を配した、抒情的なプログラミングも秀逸。

 

 

ラルス・フォークト(指揮&ピアノ)
新日本フィルハーモニー(東京)
※出演者変更

10/14(金)14:00@すみだトリフォニー
10/15(土)14:00@すみだトリフォニー
公演詳細ページ
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調
ブラームス:交響曲第2番ニ長調

お薦めPOINT♪

こちらは新日本フィルハーモニーが展開している「すみだクラシックへの扉」というシリーズで、金曜日の公演は日中の14時開演です。

有名な協奏曲が2曲並んでいる、豪華というか、ちょっと珍しいプログラム。

この公演をお薦めする理由は、ピアニストのラルス・フォークトが登場するからなのですが、彼については、下の公演でまとめてご紹介します。

ラルス・フォークト(指揮&ピアノ)
オーケストラ・アンサンブル金沢(石川)
※出演者変更

10月20日(木)19 : 00@石川県立音楽堂コンサートホール
公演詳細ページ
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調
モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調K. 543

お薦めPOINT♪

1970年ドイツ生まれの実力派ピアニストで、指揮者でもあるラルス・フォークトが登場。

近年ではめずらしいくらい腰の据わった音楽をする人で、ベートーヴェンとモーツァルトという古典派のプログラムは彼にうってつけのもの。

自身が癌との闘病生活にあることを公表していて、彼の言葉によれば、いつまでピアノを弾けるかもわからないとのこと。

治療が成功することを切に願わずにいられません。

一回一回の公演が、ほんとうに大切な音楽のひとときです。

 

(追記)
ラルス・フォークト氏が9月5日に急逝されたというニュースが届きました。

享年51歳とのことです。

私はもう10年以上前からCDやラジオ放送で彼の演奏を聴いて、とても好きになっていたピアニストでした。

いつか実演を聴きに行こうとずっと思っていたのに、優先順位を間違えたのでしょう、ついに機会を逸してしまいました。

ピアノを“ 詩 ”のように奏でられる、現代の稀少な音楽家のひとりでした。

とっても、とっても、かなしいです。

 

 

 

🔰小林研一郎 指揮
日本フィルハーモニー
「名曲コンサート」(東京)

 

10/16(日)14:00@サントリーホール
公演詳細ページ
バッハ:主よ人の望みの喜びよ
トッカータとフーガ ニ短調
などオルガン独奏曲を3曲
(org、大平健介)
エルガー:愛の挨拶
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
マスネ:タイスの瞑想曲
(Vn、千住真理子)
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》 ハ短調 op.67

お薦めPOINT♪

何というか、詰め合わせギフトのようなプログラミング。

脈略がないというか、普段ならお薦めしない類のコンサートなんですが、小林研一郎さんが指揮者となると、もしかしたらもしかするかもと期待せずにいられません。

「メニューよりもお店で選びましょう」とこのブログでよく書いていますが、そうは言っても、やっぱり聴きなれた曲目でないとハードルが高いという方にお薦めしたい、まさに文字通りの「名曲コンサート」。

 

 

クラウス・マケラ指揮
パリ管弦楽団(東京、愛知、岡山、大阪)

 

10/15(土)16:00@東京芸術劇場
10/17(月)19:00@サントリーホール
10/18(火)19:00@サントリーホール
10/20(木)18:45@愛知県芸術劇場
10/21(金)19:00@岡山シンフォニーホール
10/23(日)14:00@フェスティバルホール(大阪)
公演詳細ページ
ドビュッシー:交響詩『海』
ラヴェル:ボレロ or ピアノ協奏曲(piano, アリス紗良オット)
ストラヴィンスキー:『春の祭典』or『火の鳥』全曲

お薦めPOINT♪

フランスが世界に誇る名門、パリ管弦楽団の来日公演。

そして、今回の話題は、何といっても指揮者のクラウス・マケラでしょう。

1996年生まれということで、まだ20代。

ですが、すでにオスロ・フィルハーモニーの首席指揮者、パリ管弦楽団の音楽監督として2つの名門の首席ポストを務めていて、さらに最近、2027年からオランダの名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者になることが発表されました。

まさにヨーロッパを席巻しているといっていい活躍ぶりで、現在、いちばんフレッシュな指揮者の注目公演ということになります。

ただ、そうしたこともあってか、チケット額はサイモン・ラトル&ロンドン交響楽団よりも高く設定されています。

 

プログラムにはどれがメインディッシュかわからないくらい名曲が並んでいて、お薦めなのは間違いありません。

指揮者・オーケストラ・曲目・ソリストのすべてがお薦めなので、ネックはとにかく、この高額のチケット代金。

円安や燃料費の高騰など、さまざまな影響が出ているのでしょうか。

もしそうしたチケットの問題がなければ、たくさんの★をつけたいお薦めの公演です。

 

 

 

🔰大友直人 指揮
九州交響楽団(福岡)

 

10月29日(土)15:00@FFGホール(福岡)
公演詳細ページ
サティ(ドビュッシー編):ジムノペディ 第1番・第3番
イベール:フルート協奏曲
ドビュッシー(H. ビュッセル編):小組曲
ラヴェル:組曲『マ・メール・ロワ』

お薦めPOINT♪

日本を代表する指揮者のひとり、大友直人さんの指揮によるフランス音楽の名曲が並んだコンサート。

ホールが700席弱の小(中)ホールなので、それにふさわしい、しっとりとした名曲が選ばれています。
ホールの大きさに見合ったプログラミングといい、センスの良い、お薦めの公演。

 

 

 

第1回秋田・潟上国際音楽祭
秋公演10/25(火)~11/15(火)

 

今年から始まるという秋田県で初めてのクラシックの音楽祭公式HP)。
秋田県潟上市出身のピアニスト、千田桂大さんが創設とのこと。
夏に4公演、秋にも4公演がラインナップされています。

2台のピアノによる交響曲の夕べ
10/25(火)19:00@アトリオン音楽ホール
公演詳細ページ
ベートーヴェン:交響曲第2番(2台ピアノ版)
​ブラームス:交響曲第2番(2台ピアノ版) 他

お薦めPOINT♪

秋公演から1つお薦めを選ぶと、2台ピアノでオーケストラ作品を弾くこちらの公演。

演奏は音楽祭を創設したピアニストの千田桂大(ちだ けいた)さんと、ドイツのピアニスト、レインハルト・ジーハファー。

寡聞にしてどちらのピアニストの演奏も聴いたことがないのですが、企画がおもしろいですし、何といっても創設者自らの出演ですから、音楽祭の今後を占う意味でも注目の公演です。

 

 

サー・アンドラーシュ・シフ
ピアノ・リサイタル(大阪、北海道、東京、埼玉)

 

10/27(木)19:00@住友生命いずみホール(大阪)
公演詳細ページ
10/29(土)15:00@札幌コンサートホールKitara(北海道)
公演詳細ページ
11/1(火)@東京オペラシティ
11/4(金)@東京オペラシティ
公演詳細ページ
11/3(木・祝)15:00@所沢ミューズ(埼玉)
公演詳細ページ

お薦めPOINT♪

アンドラーシュ・シフはハンガリー出身、2022年の暮れに69歳になるピアノの名手。

もともと著名なピアニストでしたが、10年ほど前ベートーヴェンのピアノ・ソナタを集中的にとりあげた頃から、ピアノ界の巨匠として、いっそうの称賛をあつめるようになりました。

バッハやベートーヴェンといった、ドイツ・オーストリア系のピアノ音楽の大家です。

 

今回はどうも、曲目は当日発表。

シフがトークを交えながらのコンサートになるようです。

 

 

 

♪ほかの月については、「コンサートに行こう!お薦め演奏会」ページから移動をおねがいします。

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