コンサートに行こう!お薦め演奏会

2022年7月・8月・9月のおすすめコンサート【 クラシック初心者向け 】~随時更新~

 

2022年はまだまだコロナ禍の影響で、コンサート予定の発表がゆっくりです。
随時更新していきますので、ときおりご覧になってください。

こちらでは7~9月をご紹介していきます。
1~3月4~6月10~12月はそれぞれ別ページに記載しています。

 

クラシックの公演チケットは、基本、前売りで買うもの

クラシックのコンサートは前売りで買いましょう。
残席があれば当日券も出ますが、それでも残っているのはたいてい一番高い席だったりします。

クラシックのコンサート初心者がいきなり一番高い席を買うのは、お金に余裕がある方をのぞいて余りお薦めできません。
初めのうちほど、まずは手ごろな価格で、なるべく早めに前売り券を手に入れておきましょう。

最近はコロナの影響でチケットの前売りのタイミングがバラバラなのですが、だいたい3~6か月前くらいにはチケットの発売が開始されます
半年先というとずいぶん先に思えるかもしれませんが、人気の公演はそれでもすぐに完売してしまいます。

 

2022年の現状

コロナ禍ということで、とくに海外からのアーティストたちの動きが流動的です。
コロナ前とくらべて、公演数はまだ極度に減っているというのが正直な印象です。

日本はクラシックの輸入大国で、たいていの著名な演奏家・オーケストラが次々と公演に訪れますが、まだしばらくはそういうわけにはいかないようです。

 

詳細はそれぞれの公式HPでお願いいたします

コロナ禍の影響で、公演の有無をふくめ、コンサートの日時、チケット発売日、曲目の変更、出演者の変更などなど、急な変更が日々たくさん発生しているのが現状です。

こちらのページはあくまで大まかな地図として役立てていただいて、詳細は各公式サイト・各プレイガイドで必ず確認をお願いします

個人で集めている情報ですので、記載ミスなどもあるかもしれません。
その際にはどうぞご容赦ください。

 

曲目ではなく、演奏者で選ぶ

初めてコンサートに行くとなると『モルダウ』や『運命』といった聴いたことがある曲目で選びたくなりますが、そうではなくて、まずは誰が演奏するのかで選びましょう。

分かりやすく言えば、美味しいものが食べたければ、メニューより前に、美味しいお店を探すことが大切なのと同じです。

 

とはいっても、初心者であればあるほど、演奏者や指揮者の名前なんて知らないと思います。
そこで、このブログではわたしが主観的に、自分でもチケットを買いたいと思う、お薦めのコンサート情報を厳選して掲載しています。
是非、このブログを参考に、コンサートを選んでみてください。

 

そのほか、初心者の方向けに「コンサート当日に気をつけたいこと」や「チケットの買い方」を別ページにまとめましたので、そちらもあわせてご覧ください。

 

2022年 7月のお薦めコンサート

=今月迷ったらコレ

 

アンドレアス・オッテンザマー
&東京交響楽団

7月2日(土)14:00@東京オペラシティ
公演詳細ページ
7月3日(日)14:00@ミューザ川崎
公演詳細ページ
モーツァルト:交響曲第35番ニ長調k385『ハフナー』(予習ページ
メンデルスゾーン:無言歌集から(クラリネットと弦楽合奏版)
ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
ブラームス(ベリオ編曲):クラリネット・ソナタへ短調(オーケストラ版)

ウィーン・フィルで長くクラリネット奏者として活躍していたエルンスト・オッテンザマーの息子さんで、現在ベルリン・フィルハーモニーのクラリネット奏者、さらにはソリストとして活躍しているアンドレアス・オッテンザマーの登場です。
メンデルスゾーンの無言歌集は、オッテンザマー自身の編曲によるものらしいです。
どれもクラリネットにちなむ曲、もしくはクラリネットが活躍する曲が選ばれているので、まさに「クラリネット特集」という興味深いプログラムになっています。

 

 

 

ジョナサン・ノット指揮
東京交響楽団

7月16日(土)18:00@サントリーホール
公演詳細ページ
7月17日(日)17:00@りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館
公演詳細ページ
ラヴェル:海原の小舟
ベルク:7つの初期の歌
(S、ユリア・クライター)

マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調

絶好調のジョナサン・ノットと東京交響楽団のコンビの公演です。
このコンビはマーラーを積極的に取り上げていますが、ノットの攻撃的なアプローチが私にはやや平面的に聴こえてしまって、★をつけるかどうかはちょっと迷いました。
スイス・ロマンド管弦楽団とのマーラー6番もそうだったので、オーケストラによるものではなく、ノットの方向性なんだと思います。それでも期待したい気持ちにさせられるのが、このコンビの凄いところなんです。
これまでの上を行くマーラー演奏を期待したいです。

 

 

 

ユベール・スダーン指揮
オーケストラ・アンサンブル金沢

7月9日(土) 14 : 00@石川県立音楽堂
公演詳細ページ
フォーレ:劇付随音楽「ペレアスとメリザンド」組曲
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調(p, 三浦謙司)
シューマン(マーラー編): 交響曲 第2番 ハ長調

スダーンはまちがいなく、現代の名指揮者のひとりです。
シューマンは彼が得意としている曲目のひとつなので、期待の大きな公演です。
1曲目のフォーレも、間違いなく聴きものになるはずです。

 

 

ユベール・スダーン指揮
大阪フィルハーモニー

7月22日(金)19:00@フェスティバルホール
公演詳細ページ
7月23日(土)15:00@フェスティバルホール
公演詳細ページ
シューマン(マーラー編):「マンフレッド」序曲
シューマン(マーラー編):交響曲 第1番 変ロ長調「春」
ブラームス(シェーンベルク編):ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調(オーケストラ版)

ユベール・スダーンの登場で、もちろん、得意とするシューマンの交響曲が安定の素晴らしさだと思いますが、いちばん注目したいのは後半のブラームス。
スダーンという指揮者は、非常にデモーニッシュな底力を持つ指揮者。
このシェーンベルク編曲によるオーケストラ版のピアノ四重奏曲第1番で、そうした彼の魅力が全開となれば、たいへんな名演奏になるはずです。2022年のいろいろなコンサートのなかでも、特に期待される公演のひとつです。

 

 

大友直人 指揮
京都市交響楽団

7月16日(土)14:30@京都コンサートホール
公演詳細ページ
7月17日(日) 14:30@京都コンサートホール
公演詳細ページ
シベリウス:交響曲 第6番 ニ短調 作品104
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲 第2番 「ロンドン交響曲」

曲目が面白くて、シベリウスの透明度の高い交響曲も期待されますし、後半のヴォーン・ウィリアムズの交響曲は日本での演奏機会がそれほど多くないので貴重です。
イギリス音楽を熱心に取り上げている大友直人さんの指揮にも期待。

 

 

ドミトリー・シトコヴェツキー&
山形交響楽団

公演詳細ページ
7月9日(土)19:00@山形テルサホール
7月10日(日)15:00@山形テルサホール
シューマン:歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲
オネゲル:交響詩 「夏の牧歌」
ドヴォルザーク:チェコ組曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調

ヴァイオリニストのシトコヴェツキーが、ブラームスのヴァイオリン協奏曲を弾き振りするという珍しいコンサート。
弾き振りというのは、ソロのヴァイオリンも弾くし、オーケストラの指揮もするということ。

この大曲を弾き振りするというのは、あまり見た覚えがありません。
それ以外のプログラミングも意欲的。

 

 

 

高関健 指揮
東京シティ・フィル

7/9(土)15:00@ティアラこうとう(江東公会堂)
公演詳細ページ
バルトーク:舞踏組曲
モーツァルト:フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313
(Fl、竹山 愛)
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調

近年、存在感がいっそう大きくなっている高関健さんの指揮。
モーツァルトとブラームスというドイツ・オーストリア系の名曲プログラムの前に、ハンガリーの作曲家バルトークの野趣あふれる作品が置かれているのが、何とも期待を抱かされるプログラムの妙です。

これがあるとないでは見え方がまったく違う、ほんとうに素晴らしいプログラミング。
高関健さんのアイディアなんでしょうか。

さらに、チケットの料金体系を見て驚いたんですが、S席でも¥3500(!)。
しかも30歳以下まではさらに割引があるようです。

 

 

高関健 指揮
群馬交響楽団

7/23(土)16:00@高崎芸術劇場
公演詳細ページ
7/24(日)15:00@太田市民会館
公演詳細ページ
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調
(piano、清水和音)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』

群馬交響楽団を長年率いていた、名誉指揮者の高関健さんによるオール・ロシア・プログラム。
スリリングなストラヴィンスキーを期待したい公演です。

 

 

フェスタ・サマー・ミューザ川崎2022
7/23(土)~8/11(木祝)
公演詳細ページ

神奈川県川崎市にあるミューザ川崎ホールをメイン会場に、毎夏おこなわれている音楽祭。
さまざまなオーケストラ、演奏家が音楽祭期間中、ほぼ毎日コンサートを行います。

以下、7月に行われる公演のなかからいくつか注目の公演をピックアップしてみます。

ジョナサン・ノット指揮
東京交響楽団

7/23(土)15:00@ミューザ川崎
公演詳細ページ
クルターク、シェーンフィールド、ドビュッシー、ストラヴィンスキー、ラヴェルの作品

絶好調の東京交響楽団と音楽監督ジョナサン・ノットによるオープニング・コンサート。
ラヴェルの《ラ・ヴァルス》をメインに、20世紀の多種多様な色彩的作品が披露されます。

 

 

大植英次 指揮
神奈川フィルハーモニー

7/28(木)15:00@ミューザ川崎
公演詳細ページ
バーンスタイン作品、ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」組曲など

20世紀の巨匠レナード・バーンスタインの弟子だった大植英次さんが、師バーンスタインの作品とストラヴィンスキーの人気曲《火の鳥》を取り上げます。

 

 

井上道義 指揮
読売日本交響楽団

7/29(金)19:00@ミューザ川崎
公演詳細ページ
ハイドン:交響曲第45番『告別』
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調

2024年末に引退すると表明している井上道義さんによる、“別れ”をテーマにしたであろうプログラム。

 

 

超絶技巧のロシアン・ピアニズム
ラシュコフスキー&小川典子によるピアノ・デュオ

7月31日(日) 17:00@ミューザ川崎
公演詳細ページ
ボロディン:歌劇『イーゴリ公』~だったん人の踊り
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』
ラフマニノフ:交響的舞曲

オーケストラで演奏されることも多いバレエにまつわる名曲を、2台ピアノで楽しもうという好企画。
名曲ぞろいなので、オーケストラが好きな人にも、ピアノが好きな人にもお薦めの公演。

 

 

小林研一郎 指揮
関西フィルによる
小林研一郎の「夏休み・名曲招待席」

7/24(日)14:00@ザ・シンフォニーホール
公演詳細ページ
シベリウス:交響詩「フィンランディア」
グリーグ:組曲「ペール・ギュント」より
スメタナ:交響詩 「モルダウ」
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 より 第1楽章(☆)
ラヴェル:ボレロ ほか

“炎のマエストロ”、小林研一郎さんによる名曲コンサート。
まさにこれでもかというほどの名曲が並んでいます。
初めてのコンサートとしても入りやすいですし、コアなクラシック・ファンにとってはコバケン(小林研一郎さんの愛称)がどう名曲を描くか興味が尽きない、たのしい公演になりそうです。

 

 

 

準メルクル指揮
広島交響楽団

7月8日(金)18:45@広島文化学園HBGホール
公演詳細ページ
メンデルスゾーン:序曲「静かな海と楽しい航海」
細川俊夫:ヴァイオリン協奏曲「ゲネシス」(広島初演)
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」

 

クリスティアン・アルミンク指揮
広島交響楽団

7月27日(水)18:30@呉信用金庫ホール
公演詳細ページ
モーツァルト:アダージョとフーガハ短調
モーツァルト:交響曲第38番ニ長調『プラハ』
プロコフィエフ:バレエ『ロメオとジュリエット』組曲(抜粋)

音楽総監督の下野竜也さんがリードしていると思われる、刺激的で挑戦的なプログラムが際立っている広島交響楽団。
かなり強気のプログラミングばかりで、意気込みが伝わってきます。

ドイツの実力派指揮者、準メルクルが登場する回も、前半には現代音楽の広島初演が組み込まれています。
ただ、この公演をお薦めしたい理由は後半のR・シュトラウス作品。
シュトラウスの交響詩は、準メルクルがとても得意としているレパートリーなので、期待が大きいです。

刺激的なプログラムを避けたい方には、首席客演指揮者クリスティアン・アルミンクの登場する回がお薦め。
特に後半、プロコフィエフのバレエ音楽『ロメオとジュリエット』抜粋が期待されます。

 

 

井上道義 指揮
仙台フィルハーモニー

7/15(金)19:00@日立システムズホール仙台
7/16(土)15:00@日立システムズホール仙台
公演詳細ページ
コープランド:クワイエット・シティ
コープランド:バレエ組曲『ビリー・ザ・キッド』
グローフェ:組曲『グランド・キャニオン』

アメリカ音楽を集めたプログラム。
何といっても、グローフェの組曲『グランド・キャニオン』が演奏されるのが珍しいです。
音楽の教科書に載っていたり、アメリカ音楽の代表的な作品として録音も一時期たくさん出ていたものの、最近はあまりコンサートでお目にかかれません。
良い意味でシンプルで、わかりやすくオーケストラを効果的に使った、お薦めの楽曲です。

 

 

 

第1回秋田・潟上国際音楽祭
夏公演7/8(金)~10(日)

今年から始まるという秋田県で初めてのクラシックの音楽祭公式HP)。
秋田県潟上市出身のピアニスト、千田桂大さんが創設とのこと。
夏に4公演、秋にも4公演がラインナップされています。

朴葵姫(パク・キュヒ)
ギター・リサイタル
7/8(金)19:00@アトリオン音楽ホール
公演詳細ページ
ヴィラ=ロボス:ショーロス第1番
マーラー:アダージェット ほか

夏公演から1つお薦めを選ぶと、こちらの朴葵姫(パク・キュヒ)さんのギター・リサイタル。
今ほど有名になる前に実演を聴いたことがありますが、この人の音はとても柔らかくてしなやか。
とてもしっとりとした、抒情的な音楽を奏でられるギタリストです。

 

 

ユナイテッド・ユーロ・ブラス・クインテット
公演詳細ページ

7/26(火)18:30@エリザベト音楽大学セシリアホール(広島)
7/27(水)19:00@ザ・フェニックスホール(大阪)
7/29(金)19:00@Hakuju Hall(東京)
7/30(土)15:00@彩の国さいたま芸術劇場(埼玉)
エヴァルド:金管五重奏曲第3番
アーノルド:金管五重奏曲第1番
レノン&マッカートニー:ビートルズ・メドレー ほか

ドイツにラインホルト・フリードリッヒという、たいへんなトランペットの名手がいらっしゃいます。
2003年に、名指揮者クラウディオ・アッバードが世界中から名手を集めてルツェルン祝祭管弦楽団を結成しなおしたときに、その首席トランペットとして選ばれたのも彼でした。

その彼がリーダーとなって組織しているのが、この金管五重奏団。
プログラム最後にあるビートルズ・メドレー以外は、金管アンサンブルがよほど好きな方以外は耳にしたことがない曲目ばかりだと思いますが、おいしい料理を食べたいならメニュー表よりおいしいお店を探すことが大切。
きっと超一流の音楽を体験できるはずです。

 

 

 

 

2022年 8月のお薦めコンサート

=今月迷ったらコレ

 

フェスタ・サマー・ミューザ川崎2022
7/23(土)~8/11(木祝)
公演詳細ページ

この音楽祭は、ジャズの要素が多いのも特徴のひとつで、今年は昨年亡くなったチック・コリアに関連したコンサートも企画されているようです。
8月中に行われるクラシックの公演で注目したいのは大阪フィルハーモニーの公演。
※7月に行われる公演については、7月の欄でご紹介しています。

尾高忠明 指揮
大阪フィルハーモニー交響楽団

8/5(金)19:00@ミューザ川崎
公演詳細ページ
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
(Piano、イリヤ・ラシュコフスキー)
エルガー:交響曲第1番

日本を代表する指揮者のひとり、尾高忠明さんは日本人指揮者としては珍しくイギリス音楽を得意にしている方。
イギリスでは屈指の名曲として扱われているものの、日本ではそこまで人気があるわけではない、エルガーの交響曲第1番が披露されます。
威風堂々より、もっと奥のエルガーの世界を感じたい人にお薦め。

 

 

準・メルクル指揮
京都市交響楽団

8月26日(金)19:00@京都コンサートホール
公演詳細ページ
サン・サーンス:交響詩「死の舞踏」 
フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」
ベルリオーズ:幻想交響曲

ドイツ出身の実力派指揮者、準・メルクルによる、フランスの名曲がずらりと揃ったプログラム。
8月はクラシックのコンサートが少ない月のひとつなので、こうした実力派のコンサートを聴けるのはうれしいかぎりです。

 

 

小菅優(ピアノ&指揮)
神戸市室内管弦楽団

8月27日(土)15:00@東灘区文化センター うはらホール
公演詳細ページ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番ハ長調 KV415(ピアノと弦楽合奏版)
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲イ短調 MWV02

日本を代表するピアニスト、小菅優さんの弾き振り。
チケットが最高でも¥2500というのも初心者にお薦めしたいところ。
25歳以下は¥1000で、小中高校生については、公演後にアフタートークとして小菅優さんが直接語る機会が設けられるそうです。

 

 

ダン・タイ・ソン
ピアノ・リサイタル
ヒラサオフィスHP)

8/28(日)14:00@ヤマハホール
公演詳細ページ
8/30(火)19:00@紀尾井ホール
(公演詳細ページ)
9/1(木)19:00@兵庫県立芸術文化センター
公演詳細ページ

ダン・タイ・ソンはベトナム出身、1980年にショパン国際コンクールでアジア人として初めて優勝したピアニスト。
このときは、審査員だったピアニストのアルゲリッチがイーヴォ・ポゴレリチの落選に抗議して審査員を降りるなど、コンクールというものの限界が浮き彫りになったときでもありました。
それも今は昔。
数年前にダン・タイ・ソンがシューベルトのピアノソナタを録音したものを聴いて、とても素敵なピアニストになっているんだなと、今とても注目しているところです。
3月に予定されていた来日公演の振替公演です。

 

 

 

セイジ・オザワ 松本フェスティバル
8/13~9/9
公演詳細ページ

日本を代表する音楽祭というと、やはりこのセイジ・オザワ・松本フェスティバルということになります。
日本が世界に誇る名指揮者の小澤征爾さんを総監督に開催される音楽祭で、1992年に始まりました。
期間中には、オーケストラ公演や室内楽公演など、長野県の松本市を中心にさまざまなコンサートが行われます。

シャルル・デュトワ指揮
サイトウ・キネン・オーケストラ

8/26(金)@キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)
8/28(日)@キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)
武満徹:セレモニアル
(笙:宮田まゆみ)

ドビュッシー:管弦楽のための映像
ストラヴィンスキー:春の祭典

小澤征爾さんご本人の登場があるのかどうかは現時点では不明ですが、シャルル・デュトワによるオーケストラ・コンサートが発表されています。

シャルル・デュトワはスイス出身の名指揮者で、フランス音楽を中心に、色彩的なオーケストラ作品の権威です。
この音楽祭の最初の年に初演された武満徹の『セレモニアル』が冒頭に演奏されて、音楽祭の30周年を記念します。

サイトウ・キネン・オーケストラというのは、小澤征爾さんの師匠でもある斎藤秀雄さんの名前を冠したオーケストラで、この音楽祭のために編成される特別なオーケストラです。

 

 

小林研一郎 指揮
大阪フィルハーモニー
「三大交響曲の夕べ」

8/11(木・祝)17:00@フェスティバルホール
公演詳細ページ
シューベルト:交響曲第7番ロ短調「未完成」
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調「運命」
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調「新世界から」

交響曲の人気曲を3曲ずらりと並べたコンサート。
こうしたメインディッシュばかりが並ぶコンサートはハズレが多いので普段はお薦めしないのですが、この公演については指揮が小林研一郎さんですから、お薦めするしかありません。
特に、両端の「未完成」と「新世界から」は聴きものになるのではないかと期待されます。

 

 

 

 

2022年 9月のお薦めコンサート

=今月迷ったらコレ

 

トレヴァー・ピノック指揮
紀尾井ホール室内管弦楽団

9月23日(金・祝)18:00@紀尾井ホール
公演詳細ページ
9月23日(土)14:00@紀尾井ホール
公演詳細ページ
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調
(piano, アレクサンドラ・ドヴガン)

シューベルト:交響曲第5番変ロ長調

プログラミングのきれいさに目を奪われます。
2022年から紀尾井ホール室内管弦楽団の首席指揮者となる、バロックの名匠ピノックが登場。

バロック音楽で著名な彼が、ここではロマン派の音楽を指揮するというのも魅力的。
ピノックがひとりでプログラミングをしているのかわかりませんが、全体的に、ロマンティックで叙情的な作品が選ばれていて、そのプログラミングだけでも期待を抱かせるものがあります。
ピノックは今年76歳になります。

 

 

大野和士 指揮
東京都交響楽団

9月3日(土)14:00@東京芸術劇場
公演詳細ページ
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
Vn, アリーナ・イブラギモヴァ

ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73

ロシアの女性ヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァがブラームスのヴァイオリン協奏曲を弾きます。
イブラギモヴァは私が特にお薦めしたいヴァイオリニスト。

彼女の音楽性はおおらかですが、実際にはかなり繊細なバランスのうえに成り立っているようで、CDではその見事さがどういうわけか今ひとつ捉えられていません。
生演奏で体験するべきヴァイオリニストです。

 

 

アリーナ・イブラギモヴァ
無伴奏の夕べ

9/8(木)19:00@王子ホール
詳細未発表

9/10(土)@兵庫県立芸術文化センター
詳細未発表

 

 

ルーシー・ホルシュ&トーマス・ダンフォード
デュオコンサート
公演詳細ページ

9月8日(木)19:00@浜離宮朝日ホール
9月9日(金)19:00@京都コンサートホール
ダウランド:流れよわが涙(リュートソロ)
ヴィヴァルディ:リコーダーソナタ ト長調RV806
クープラン:恋のうぐいす
マレ:スペインのフォリア ほか

以前、こちらの記事でご紹介したことのある、オランダのリコーダー奏者ルーシー・ホルシュの来日公演。
学校でおなじみの楽器ですが、この楽器で世界的な活躍をみせるのはごく限られた人たちだけです。
リコーダーの名曲が選ばれていて、お薦めの公演。

 

 

 

 

ファビオ・ルイージ指揮
NHK交響楽団
首席指揮者就任記念

9/16(金)19:30@NHKホール
9/17(土)14:00@NHKホール
公式ホームページ
R・シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』
R・シュトラウス:オーボエ協奏曲
(Ob、エヴァ・スタイナー)
R・シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』組曲

1959年イタリア出身の指揮者ファビオ・ルイージが、この9月からNHK交響楽団の首席指揮者に就任します。
今月は全3種類のプログラムが用意されていますが、クラシック入門という視点で特にお薦めなのは、このR・シュトラウスの人気作品を集めた一夜。
このシリーズは、休憩なしの60~80分のプログラムになっていて、料金も少し抑えられています。

一点、注意が必要なのは、ホールがNHKホールであること。
紅白歌合戦で有名なこの会場は、とにかく広すぎて(通常クラシック・コンサートで使われるホールは2000人規模ですが、NHKホールは3500人以上入れます)、クラシック・コンサートに不向き。
ですので、このホールのコンサートに行く場合は、安い席をあきらめて、とにかくオーケストラに少しでも近い、前の席を買わなければいけません。

 

 

 

サイモン・ラトル指揮
ロンドン交響楽団

9/30(金)19:00@京都コンサートホール
ブルックナー:交響曲第7番 ほか
10月のページに他の日程とあわせてご紹介しています。

 

 

ヴェッセリーナ・カサロヴァ
メゾソプラノ・リサイタル

9/10(土)14:00@サントリーホール
公演詳細ページ
9/14(水)19:00@紀尾井ホール
公演詳細ページ

ブルガリア出身の世界的メゾ・ソプラノ歌手、ヴェッセリーナ・カサロヴァが15年ぶりに日本でリサイタルを行います。
サントリーホールの公演ではオペラ・アリアの名曲をあつめて、紀尾井ホールの公演ではシューベルトなどの歌曲をあつめてのプログラムと、2種類のプログラムが組まれるそうです。

ここまで有名な歌手となると、どうしてもチケットが1万円前後スタートになってしまいますが、リサイタルは15年ぶりですから貴重な公演であるのは間違いありません。
歌手は器楽奏者とちがって、生身の音楽家。
大活躍していた歌手が、数年後には舞台を去っているということもよくあります。
気になる方は、聴けるうちに聴いておきたい名歌手です。

 

 

 

ダン・タイ・ソン
ピアノ・リサイタル
ヒラサオフィスHP)

9/1(木)19:00@兵庫県立芸術文化センター
公演詳細ページ

ダン・タイ・ソンによるショパンを中心としたプログラム。
8月のところに他公演とあわせてご紹介しています。

 

 

小菅優(ピアノ)
&東京交響楽団

モーツァルト・マチネ

9月3日(土)11:00@ミューザ川崎
公演詳細ページ
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 K.415
メンデルスゾーン:ピアノと弦楽のための協奏曲 イ短調

午前11時から始まるショート・プログラムのシリーズです。
日本を代表するピアニストの小菅優さんが弾き振りします。

 

 

小林研一郎 指揮
東京フィル
〈コバケンの名曲アラカルト〉

9/2(金)14:00@オーチャードホール
公演詳細ページ
9/4(日)14:00@東京オペラシティ
公演詳細ページ
グリンカ/歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲
(Vn、荒井里桜)
ドヴォルザーク/スラブ舞曲第10番
スメタナ/連作交響詩『わが祖国』~「シャールカ」「モルダウ」

東京フィルがシリーズで行っている、指揮者のトーク付きの名曲コンサート。
チケットの値段が低めに抑えられていて、クラシック入門のためにという趣旨を感じます。

このコンサートでは、“炎のマエストロ”こと小林研一郎さんが指揮をします。
名曲『モルダウ』の前に、音による壮絶なドラマを体験できる『シャールカ』が置かれているのがお薦めポイント。
連作交響詩『わが祖国』は『モルダウ』しか聴いたことがないという人には、是非とも出会ってほしい名曲です。

 

 

小林研一郎 指揮
日本フィルハーモニー

9/16(金)19:00@埼玉会館大ホール
公演詳細ページ
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調
(piano、河村尚子)
チャイコフスキー:交響曲第4番へ短調

小林研一郎さんの指揮による、注目の公演。
前半のソリストに、日本を代表するピアニストのひとり河村尚子さんを迎えているのもお薦めのポイント。
後半は小林研一郎さんが得意とするチャイコフスキーの交響曲なので、前半も後半も聴きどころというのが楽しみなコンサート。

ブラームスのピアノ協奏曲第1番は、オーケストラがピアノと同等に活躍することで“ ピアノ付きの交響曲 ”とも言われる名曲。
そして、チャイコフスキーの交響曲は熱狂的なフィナーレをもつ、ドラマティックな大曲です。

 

 

 

グサヴィエ・ドゥ・メストレ
ハープ・リサイタル

9/17(土)14:00@所沢ミューズ(埼玉)
公演詳細ページ
シューベルト:アヴェ・マリア
チャイコフスキー:花のワルツ
ドビュッシー:アラベスク第1番
ドビュッシー:月の光
スメタナ:モルダウ ほか

グサヴィエ・ドゥ・メストレは、現代を代表するハープ奏者。
一時期は名門ウィーン・フィルのハーピストも務めていた実力者です。

ハープというのは、クラシック音楽を象徴するような楽器であるいっぽうで、意外と単独では聴く機会が少ない楽器だったりもします。
ハープという楽器に興味がある方にお薦めしたい、名手によるリサイタル。

 

 

 

フランコ・チェザリーニ指揮
オオサカ・シオン・ウィンド・オーケストラ
(旧 大阪市音楽団)

9/25(日)14:00@ザ・シンフォニーホール
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チェザリーニ:交響詩『アルプスの詩』など自作自演

とくに吹奏楽の世界で有名なスイスの作曲家フランコ・チェザリーニが、指揮者として自作品を披露します。
作曲家による自作自演が必ずしも最高の演奏とはかぎらないのが音楽の面白いところですが、貴重な機会であることは間違いなく、大きな示唆を与えられることも多いです。
吹奏楽ファンには注目の公演。

 

 

 

井上喜惟 指揮
マーラー祝祭オーケストラ

9月11日(日) 14:00@ミューザ川崎
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メシアン:「忘れられた捧げもの」
マーラー:交響曲第2番「復活」

むかし読んだ『クラシック 悪魔の辞典』という辛口の音楽評論の本で、どうしてこの人がアマチュア・オーケストラを指揮しているのかと絶賛されていた井上喜惟さんの主催するオーケストラ公演。

 

 

 

ワンコインコンサート
松田華音(ピアノ)

9月14日(水)11:30@三重県文化会館
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60分のショート・プログラムを¥500でたのしめるという、三重県文化会館が主催しているシリーズ。
こうした企画をやっているホールは他にもありますが、松田華音さんほどのピアニストを引っ張ってこれるというのは驚きました。
三重県文化会館にはどなたか凄い方が絡んでいるんでしょうか。

松田華音さんはロシアで頭角をあらわしたピアニストで、ドイツ・グラモフォンというクラシックでいちばん有名といってもいいレコーディング会社からソロアルバムを出している実力派。
とっても贅沢な、好企画です。

 

 

 

アンサンブル・ウィーン=ベルリン&
愛知室内管弦楽団

9月27日(火)18:45@三井住友海上しらかわホール
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モーツァルト:ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191
モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
モーツァルト:フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313
モーツァルト:オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットのための協奏交響曲 変ホ長調 K.297b

創設20周年の愛知室内管弦楽団は魅力的なプログラムで新シーズンを迎えていますが、これはアンサンブル・ウィーン=ベルリンとの共演。

アンサンブル・ウィーン=ベルリンは、ベルリン・フィルやウィーン・フィルなどの団員を中心に結成している管楽アンサンブル(世代交代で、当初のメンバーとはメンバーが大きく変わっています)。
今回はオール・モーツァルトで、実に楽しみなプログラムです。

 

 

レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ・指揮)
マーラー・チェンバー・オーケストラ
《モーツァルト・モメンタム1785/1786》

9/30(金)19:00@東京オペラシティ
10/1(土)15:00@東京オペラシティ

詳細未発表

ノルウェー出身の名ピアニスト、アンスネスがヨーロッパの精鋭オーケストラ、マーラー室内管弦楽団とのコンビで、モーツァルトが1785年と1786年に書いた作品をテーマにしたコンサートを開催します。
この2年間は、ピアノ協奏曲第20番から第25番までが書かれているので、そうしたピアノ協奏曲の傑作を軸にしたプログラムになるはずです。

 

 

1~3月4~6月10~12月はそれぞれ別ページに記載しています

 

 

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