コンサートに行こう!お薦め演奏会

2024年2月のおすすめコンサート【クラシック初心者向け】~随時更新~

 

そろそろ本格的なコンサートに行ってみたい!
というクラシック初心者向けに、お薦めの本格的なコンサートを厳選してご紹介しています。

 

クラシック音楽のコンサートはもともと発売時期もいろいろで、昨今はウクライナ情勢などもあり、情報公開がゆっくりです。

なので、このページは随時更新をしています。どうぞ、ときおりご覧になってください。

 

 

こちらでは2024年の2月をご紹介しています。

そのほかの月はそれぞれ別ページに記載していますので、『コンサートに行こう!お薦めの演奏会』のページから移動をおねがいします。

 

曲目ではなく、演奏者で選ぶ

 

初めてコンサートに行くとなると『モルダウ』や『運命』といった聴いたことがある曲目で選びたくなりますが、そうではなくて、まずは誰が演奏するのかで選びましょう

わかりやすく例えると、美味しいものが食べたければ、メニューより前に、美味しいお店を探すことが大切なのと同じです。

 

とはいっても、初心者であればあるほど、演奏者や指揮者の名前なんて知らないと思います。

そこで、このブログでは、クラシック音楽が大好きな私が、あくまで主観的に、自分でもチケットを買いたいと思う、お薦めのコンサート情報を厳選して掲載していきます。

 

場所もクラシック・コンサートが集中する東京、関東、首都圏にこだわらず、北海道、東北、中部、近畿、関西、四国、中国、九州、沖縄まで、自分がそこに住んでいたら「行ってみたい!」と思う、とにかく気になるものを素直にピックアップしています。

 

主観で選んでいます

 

判断基準は、あくまでも、自分がこれまで実際に聴いたときの体験などの「主観」にもとづいています。

その分、しがらみや忖度はありません。

クラシックをふだん聴かない方は名前も知らない演奏家が並んでいるかもしれませんが、「クラシック音楽と向き合ってみたい!」という方に、多少なり参考になったらうれしいです。

 

初心者の方へのアドバイス

 

とくに重要なことは、

  1. いきなり高いチケットを買わない
  2. 当日券ではなく、前売りで買う

の2点です。

 

クラシック・コンサート初心者がいきなり高い席を買うのはお薦めしません。

理由は簡単で、クラシックのコンサートはハズレが多いからです。

「高いお金を出したのにハズレだった」としたら、二度と行きたくならないのが人情。

 

ですので、初めのうちほど、まずは手ごろな価格でチケットを手に入れてましょう。

具体的には、オーケストラ公演であれば、はじめのうちはP席(オーケストラの裏側)がお薦めです。

 

また、「前売り」については、一般的には、だいたい3~6か月前くらいにチケットの発売が開始されます。

半年先というとずいぶん先に思えるかもしれませんが、人気の公演はそれでも完売してしまいますし、最後に残るのはたいてい高い席です。

 

こうした話を、「コンサートの選び方&チケットの買い方【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。

さらには、チケットを手に入れたあと初心者の方が気になるであろう、「クラシックコンサートに行くときの服装」のことなどは、「コンサート当日の不安を解消!服は何を着る?持ち物は?【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。

 

お願い

 

ウクライナ情勢などの影響で、コンサートの日時、チケット発売日、曲目や出演者の変更などなど、いろいろな変更が日々発生しているのが現状で、個人ではとても追い切れないものがあります。

ですので、こちらのページはあくまで大まかな地図としてお役立ていただいて、詳細は各公式サイト・各プレイガイドで必ず確認をお願いします

個人で集めている情報ですので、記載ミスなどもあるかもしれません。その際にはどうぞご容赦ください。

 

2月のおすすめコンサート

 

コンサートはだいたいの日付順で掲載しています。

🔰=「曲目もスタンダード!入門に最適」マーク

=「今月、とくにコレに期待!」マーク

 

 

1/27~2/4
ハンスイェルク・シェレンベルガー
&マルギット=アナ・シュース(東京・静岡・京都・岡山)

1月27日(土)15:00@東京文化会館小ホール
公演詳細ページ
2月2日(金)19:00@アクトシティ浜松
公演詳細ページ
2月3日(土)14:00@京都コンサートホール
公演詳細ページ
2月4日(日)14:00@岡山芸術創造劇場ハレノワ
公演詳細ページ

C.P.E.バッハ:ソナタ ト短調 Wq.135
J.S.バッハ:パルティータ ト短調 BWV1013
サン=サーンス:ソナタ ニ長調 Op.166
ブリテン:『オウィディウスによる6つのメタモルフォーゼ』 Op.49
ほか

お薦めPOINT♪

ベルリン・フィルの顔として、長らくこの名門楽団の首席オーボエ奏者をつとめたシェレンベルガー。彼もすでに75歳。

近年は指揮者としての仕事が目立ちますが、この公演は、彼の管楽器奏者としての魅力をあじわえるリサイタルです。

マルギット=アナ・シュースはシェレンベルガーの奥さんで、こちらもベルリン・フィルでのハープ奏者を経て、現在はソリストとして活躍されているハーピスト。

■全国ツアーのようで、私が見つけられた上記以外にも公演があるかもしれません。興味のある方は、お近くのホールなどを調べてみてください。

 

 

2/3・4・6
高関健 指揮
富士山静岡交響楽団(静岡・東京)

2月3日(土)14:00@静岡市清水文化会館マリナート
2月4日(日)14:00@三島市民文化会館
2月6日(火)19:00@東京オペラシティ
公演詳細ページ
ブルックナー:
交響曲 第8番 ハ短調(ハース校訂原典版)

お薦めPOINT♪

■誠実なる指揮者高関健さんとのコンビで好調ぶりがうかがえる富士山静岡交響楽団。

■ブルックナーの大曲、交響曲第8番という王道プログラムで、東京公演も行われます。

■高関健さんと富士山静岡交響楽団のブルックナーは、第7番がYouTubeで公開されています。

 

 

2/8
広上淳一 指揮
札幌交響楽団(北海道)

2/8(木)19:00@札幌文化劇場hitaru
公演詳細ページ
伊福部昭:土俗的三連画
モーツァルト
:ピアノ協奏曲第20番ニ短調
(piano)伊藤恵
ベートーヴェン:
交響曲第6番「田園」( ♫ 鑑賞ガイド

お薦めPOINT♪

プログラミングがおもしろいコンサートです。

モーツァルトとベートーヴェンの名曲の前に、伊福部昭(1914-2006)さんの作品が置かれているのがポイント。

■指揮者の広上淳一さんもピアノの伊藤恵さんも正攻法の音楽家の方たちなので、奇をてらわない演奏が聴けるはずです。

 

 

2/15
尾高忠明 指揮
大阪フィルハーモニー(大阪)

2/15 (木) 19:00@ザ・シンフォニーホール
公演詳細ページ
【オール・メンデルスゾーン・プログラム】
序曲「ルイ・ブラス」
交響曲 第2番 変ロ長調「讃歌」
盛田麻央(S1)
隠岐彩夏(S2)
吉田浩之(T)
大阪フィルハーモニー合唱団

お薦めPOINT♪

■「メンデルスゾーン・チクルス~メンデルスゾーンへの旅Ⅳ」ということで、尾高忠明さんと大阪フィルによる全4回のメンデルスゾーン特集の最終回

■メンデルスゾーンの作品のなかでも、声楽が導入されるなど大規模な交響曲第2番「賛歌」がメインディッシュに選ばれています。

メンデルスゾーンの交響曲中、実際には最後から2番目の円熟期の作品で、傑作として名高いものですが、実演で聴く機会はそこまで多くありませんので、貴重な機会になります。

 

 

2/16・17
高関健 指揮
仙台フィルハーモニー(宮城)

2月16日(金)19:00
2月17日(土)15:00
公演詳細ページ
芥川也寸志:
交響管弦楽のための音楽

シベリウス:
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47

(Vn)中野りな
ドヴォルザーク:
交響曲第6番 ニ長調 作品60

お薦めPOINT♪

■冒頭に、このオーケストラと縁のふかい芥川也寸志(1925-1989)さんの「交響管弦楽のための音楽」が置かれているのがポイント。

作曲者の才気みなぎる出世作です。

■メインがドヴォルザークの交響曲第6番という、かなり珍しい選曲になっています。

実演で聴く機会は稀ですので、これを敢えて取り上げる高関健さんの意気込みに期待したいコンサートです。

 

 

2/22・23
エリアフ・インバル指揮
東京都交響楽団(東京)

2/22(木)14:00@東京芸術劇場
公演詳細ページ
2/23(金祝)14:00@東京芸術劇場
公演詳細ページ
マーラー:
交響曲第10番 嬰へ長調
(デリック・クック補筆版)

お薦めPOINT♪

■イスラエル出身の名指揮者エリアフ・インバルは、この公演のころには88歳。

マーラーの演奏で一時代を画した彼が、東京都交響楽団との3回目のマーラー交響曲全曲演奏をスタートさせます。

■チクルスの最初が、マーラー最後の未完の傑作「交響曲第10番」をD・クックが補筆完成させた版からスタートするというのも、非常に興味深いです。

■2/22(木)は平日昼間の公演です。

■インバルについては、私はCDでは何度も感銘を受けているものの、実演でまだ感銘を受けたことがありません。

たいへんな名指揮者であることは疑いようのない方で、何度もコンサートに足を運んでいるのですが、いつか、その真価を体験してみたい方です。

 

 

 

♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。

オンライン配信の聴き方については、「クラシック音楽をオンライン(サブスク定額制)で楽しむ~音楽好きが実際に使ってみました~」のページでご紹介しています。

 

♫ほかの月については、「コンサートに行こう!お薦め演奏会」ページからおねがいします。

 

♫クラシック音楽にまつわるTシャツ・トートバッグなどをリリースしています。

 

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