「そろそろ本格的なコンサートに行ってみたい!」
というクラシック初心者向けに、お薦めの本格的なコンサートを厳選してご紹介しています。
クラシック音楽のコンサートはもともと発売時期もいろいろで、昨今はウクライナ情勢などもあり、情報公開がゆっくりです。
なので、このページは随時更新をしています。
どうぞ、ときおりご覧になってください。
こちらでは2024年の1月をご紹介しています。
そのほかの月はそれぞれ別ページに記載していますので、『コンサートに行こう!お薦めの演奏会』のページから移動をおねがいします。
Contents
- 1 曲目ではなく、演奏者で選ぶ
- 2 主観で選んでいます
- 3 初心者の方へのアドバイス
- 4 お願い
- 5 1月のおすすめコンサート
- 6 1/8~ セバスティアン・ヴァイグレ指揮 読売日本交響楽団 piano,藤田真央(東京)
- 7 1/11 小林研一郎 指揮 プラハ交響楽団(東京・福島)
- 8 1/13 山下一史 指揮 千葉交響楽団 ニューイヤーコンサート2024(千葉)
- 9 1/19~ トゥガン・ソヒエフ指揮 NHK交響楽団(東京)
- 10 1/19~ 沖澤のどか指揮 吉野 直子(ハープ) 京都市交響楽団(京都)
- 11 1/19 鈴木雅明 指揮 バッハ・コレギウム・ジャパン(東京)
- 12 1/20~・1/26~ カーチュン・ウォン指揮 日本フィルハーモニー交響楽団(神奈川・東京)
- 13 1/27 高関健 指揮 東京シティ・フィル(東京)
- 14 1/27 クァルテット・インテグラ (東京)
- 15 1/21 🔰ハンスイェルク・シェレンベルガー &マルギット=アナ・シュース 岡山フィルハーモニック(岡山)
- 16 1/27~ ハンスイェルク・シェレンベルガー &マルギット=アナ・シュース(東京・静岡・京都・岡山)
- 17 1/27 小林研一郎 指揮 群馬交響楽団(群馬)
- 18 1/27~ マティアス・バーメルト指揮 札幌交響楽団(北海道・東京)
- 19 ※どういうわけか関東のコンサートが渋滞する1月最後の土曜日
曲目ではなく、演奏者で選ぶ
初めてコンサートに行くとなると『モルダウ』や『運命』といった聴いたことがある曲目で選びたくなりますが、そうではなくて、まずは誰が演奏するのかで選びましょう。
わかりやすく例えると、美味しいものが食べたければ、メニューより前に、美味しいお店を探すことが大切なのと同じです。
とはいっても、初心者であればあるほど、演奏者や指揮者の名前なんて知らないと思います。
そこで、このブログでは、クラシック音楽が大好きな私が、あくまで主観的に、自分でもチケットを買いたいと思う、お薦めのコンサート情報を厳選して掲載していきます。
場所もクラシック・コンサートが集中する東京、関東、首都圏にこだわらず、北海道、東北、中部、近畿、関西、四国、中国、九州、沖縄まで、自分がそこに住んでいたら「行ってみたい!」と思う、とにかく気になるものを素直にピックアップしています。
主観で選んでいます
判断基準は、あくまでも、自分がこれまで実際に聴いたときの体験などの「主観」にもとづいています。
その分、しがらみや忖度はありません。
クラシックをふだん聴かない方は名前も知らない演奏家が並んでいるかもしれませんが、「クラシック音楽と向き合ってみたい!」という方に、多少なり参考になったらうれしいです。
初心者の方へのアドバイス
とくに重要なことは、
- いきなり高いチケットを買わない
- 当日券ではなく、前売りで買う
の2点です。
クラシック・コンサート初心者がいきなり高い席を買うのはお薦めしません。
理由は簡単で、クラシックのコンサートはハズレが多いからです。
「高いお金を出したのにハズレだった」としたら、二度と行きたくならないのが人情。
ですので、初めのうちほど、まずは手ごろな価格でチケットを手に入れてましょう。
具体的には、オーケストラ公演であれば、はじめのうちはP席(オーケストラの裏側)がお薦めです。
また、「前売り」については、一般的には、だいたい3~6か月前くらいにチケットの発売が開始されます。
半年先というとずいぶん先に思えるかもしれませんが、人気の公演はそれでも完売してしまいますし、最後に残るのはたいてい高い席です。
こうした話を、「コンサートの選び方&チケットの買い方【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。
さらには、チケットを手に入れたあと初心者の方が気になるであろう、「クラシックコンサートに行くときの服装」のことなどは、「コンサート当日の不安を解消!服は何を着る?持ち物は?【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。
お願い
ウクライナ情勢などの影響で、コンサートの日時、チケット発売日、曲目や出演者の変更などなど、いろいろな変更が日々発生しているのが現状で、個人ではとても追い切れないものがあります。
ですので、こちらのページはあくまで大まかな地図としてお役立ていただいて、詳細は各公式サイト・各プレイガイドで必ず確認をお願いします。
個人で集めている情報ですので、記載ミスなどもあるかもしれません。その際にはどうぞご容赦ください。
1月のおすすめコンサート
コンサートはだいたいの日付順で掲載しています。
🔰=「曲目もスタンダード!入門に最適」マーク
★=「今月、とくにコレに期待!」マーク
1/8~
セバスティアン・ヴァイグレ指揮
読売日本交響楽団
piano,藤田真央(東京)
1/8(月祝)14:00@横浜みなとみらいホール
(公演詳細ページ)
1/10(水)19:00@サントリーホール
(公演詳細ページ)
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調
(piano)藤田真央
シューマン:交響曲第1番変ロ長調「春」
( ♫ 鑑賞ガイド )
お薦めPOINT♪
■変ロ長調の傑作を2つならべた、爽やかなプログラムです。
ブラームスの大作であるピアノ協奏曲第2番と、彼の大恩人である先輩作曲家シューマンの「春」を組み合わせたプログラミングが素敵です。
■ピアノ独奏に、人気の藤田真央さんが登場。チケットが取りにくい可能性が高いので、行こうと決めたら早めにチケット入手を。
■指揮は、この楽団の常任指揮者をつとめるセバスティアン・ヴァイグレ。曲目・指揮者・ソリストの三拍子がそろった、新年早々たのしみな公演です。
1/11
小林研一郎 指揮
プラハ交響楽団(東京・福島)
1月11日(木) 19:00@サントリーホール
(公演詳細ページ)
1月13日(土)14:00@いわきアリオス
(公演詳細ページ)
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
お薦めPOINT♪
■2024年に創立90周年をむかえるチェコのオーケストラ、プラハ交響楽団の日本ツアー。
そのなかの2公演を、御年83歳の小林研一郎さんが指揮します。
■コバケンさんが指揮するのは、スメタナの連作交響詩「わが祖国」。
この全6曲の交響詩からなる作品の第2曲が、有名な「モルダウ」です。
■「わが祖国」はコバケンさんの十八番。
当たりハズレのあるコバケンさんですが、当たりが出たら忘れられない公演になるはずです。
1/13
山下一史 指揮
千葉交響楽団
ニューイヤーコンサート2024(千葉)
1月13日(土)14:00@市川市文化会館大ホール
(公演詳細ページ)
J.シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」序曲
J.シュトラウスII:ポルカ・マズルカ「女性賛美」
ヨーゼフ・シュトラウス:
ポルカ「おしゃべりなかわいい口」
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「芸術家の挨拶」
J.シュトラウスII:ワルツ「春の声」 ☆
J.シュトラウスII:喜歌劇「ジプシー男爵」入場行進曲
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「憂いもなく」
J.シュトラウスII:ワルツ「美しく青きドナウ」ほか
(S)中畑 有美子 ☆
お薦めPOINT♪
■この山下一史さん&千葉交響楽団のニューイヤーコンサートは、日本のさまざまなニューイヤーコンサートのなかでも、特筆すべき水準のものです。
■特に、このコンビによるヨーゼフ・シュトラウスのポルカは、いずれの作品も出色の出来栄え。
それだけを目当てに聴きに行ってもいいくらいです。
■ただ一点、ご注意いただきたい点があります。
以前のレビューにも書きましたが、アンコールで突然、マスコット、千葉ロッテマリーンズのダンサーが舞台に登場、球団の応援歌がさく裂します。
シュトラウスのワルツやポルカの余韻は瞬時にかき消され、純クラシック好きは、やるせない気分になります。
どうにかなりませんでしょうか、千葉交響楽団さん。。
あの特殊なアンコールがなくなったら毎年通いたい、非常に秀逸なニューイヤーコンサートです。
1/19~
トゥガン・ソヒエフ指揮
NHK交響楽団(東京)
1/19(金)19:30@NHKホール
(公演詳細ページ)
1/20(土)14:00@NHKホール
(公演詳細ページ)
リャードフ:交響詩「キキモラ」
プロコフィエフ(ソヒエフ編):バレエ組曲「ロメオとジュリエット」
お薦めPOINT♪
■1月のN響定期の恒例となっている、ロシアの名指揮者トゥガン・ソヒエフの登場。昨今の政治情勢に翻弄され、ロシアのボリショイ劇場とフランスのトゥールーズ・キャピトル管弦楽団の2つの音楽監督のポストを同時に辞任して話題となりました。
■ソヒエフはたいへんな実力派指揮者ですから、上記以外の公演もふくめ、用意された3プログラムすべてがお薦めです。
ただ、サントリーホール公演(ベートーヴェンの「英雄」など)は一般発売のころにはほぼ残席がないでしょうし、フランス音楽のプログラム(ラヴェル:マ・メール・ロワなど)を広すぎるNHKホールで楽しむのは簡単ではありません。
ですので、プロコフィエフのバレエ音楽「ロメオとジュリエット」をメインに据えた、こちらの公演をお薦めします。
■この公演は、途中休憩なしの60~80分ほどのショート・コンサートのシリーズ。そのぶん、料金もおさえめで初心者向きです。
■NHKホールはクラシックのコンサートをするにはあまりに広すぎるホールです。
このホールでクラシックを聴くときは、安い席をあきらめて、なるべく前の席で聴いてください。
1/19~
沖澤のどか指揮
吉野 直子(ハープ)
京都市交響楽団(京都)
1/19(金)19:30@京都コンサートホール
(公演詳細ページ)
《フライデー・ナイト・スペシャル》
休憩なし・約1時間プログラム
ドビュッシー:ハープと弦楽のための舞曲「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」
オネゲル:交響曲 第5番 「三つのレ」
イベール:寄港地
1/20(土)14:30@京都コンサートホール
(公演詳細ページ)
オネゲル:交響曲 第5番 「三つのレ」
タイユフェール:ハープと管弦楽のための小協奏曲
イベール:寄港地
ラヴェル:ボレロ( ♫ 鑑賞ガイド )
お薦めPOINT♪
■日本を代表する女性指揮者になりつつある沖澤のどかさん率いる京都市交響楽団の注目公演。
■ソリストには、世界的ハープ奏者の吉野直子さんが登場するという豪華さです。
■プログラムが非常に魅力的。フランス音楽の名作が魅力的にならべられています。
特に「寄港地」は、吹奏楽コンクールなどでも編曲版がよく演奏される親しみやすい作品です。
■土曜日の公演ではラヴェル:ボレロが演奏されますので、こちらもたいへん魅力的です。
1/19
鈴木雅明 指揮
バッハ・コレギウム・ジャパン(東京)
1/19(金)19:00@東京オペラシティ
(公演詳細ページ)
シュッツ:
《主にあって逝く死者は幸せだ》SWV391
ブラームス:
ドイツ・レクイエム op.45
お薦めPOINT♪
■バッハ・コレギウム・ジャパンは、1990年に設立、今や世界を代表する古楽オーケストラのひとつになっています。
■その名前の通り、バッハの作品で名高い楽団ですが、今回、はじめてブラームスをとりあげます。
どのようなブラームスが聴かれるのか、注目の公演です。
1/20~・1/26~
カーチュン・ウォン指揮
日本フィルハーモニー交響楽団(神奈川・東京)
1月20日 (土)17:00@横浜みなとみらいホール
(公演詳細ページ)
1月21日 (日)14:00@サントリーホール
(公演詳細ページ)
伊福部昭:舞踊曲《サロメ》より「7つのヴェールの踊り」
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
(piano)上原彩子
ベルリオーズ:幻想交響曲( ♫ 鑑賞ガイド )
1月26日 (金)19:00@サントリーホール
1月27日 (土)14:00@サントリーホール
(公演詳細ページ)
チナリー・ウン:グランド・スパイラル
プーランク:2台のピアノのための協奏曲 ニ短調
コリン・マクフィー:タブー・タブーアン
(piano)児玉麻里&児玉桃
ドビュッシー:交響詩《海》
お薦めPOINT♪
■日本フィルハーモニー交響楽団のあたらしい首席指揮者に就任して、最初のシーズンをむかえている指揮者カーチュン・ウォンの登場です。
シンガポール出身の若手指揮者カーチュン・ウォンは、まちがいなく日本フィルの響きを刷新していて、いま、この楽団を聴くなら彼の指揮する公演がいちばんお薦めです。
■この新コンビは、立体的で色彩的な響きが特色。
1月は彼らにうってつけのフランス音楽の傑作がならびます。
■初心者向けなのはベルリオーズ:幻想交響曲がメインのほう。作曲者自身の失恋体験を題材とした、クラシック音楽でも特に人気の高い作品です。
指揮者のカーチュン・ウォンは、日本人作曲家の作品にも意欲的で、このプログラムでは、映画「ゴジラ」の作曲でも知られる伊福部昭(1914-2006)の作品が冒頭に演奏されます。
■もうひとつのプログラムは、ピアノに児玉姉妹をむかえた豪華なもので、凝ったプログラミングが魅力です。
1/27
高関健 指揮
東京シティ・フィル(東京)
1/27(土)15:00@ティアラこうとう
(公演詳細ページ)
モーツァルト:交響曲第32番ト長調 K.318
カーゲル:ティンパニとオーケストラのための協奏曲
(Timp)目等 貴士
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
お薦めPOINT♪
■誠実な音楽作りが心地よい、高関健さん&東京シティ・フィルのコンサート。
■まず嬉しいのは、冒頭のモーツァルト。
このコンビのモーツァルトは、奇をてらわない、自然な美しさが魅力的。
■メインには、R・シュトラウスの名作交響詩が2つならんでいますが、その前に、珍しいティンパニ協奏曲がはさまれているのが、プログラムに変化をあたえて楽しみです。
1/27
クァルテット・インテグラ
(東京)
1月27日(土) 14:00@第一生命ホール
(公演詳細ページ)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第2番
バルトーク:弦楽四重奏曲第2番
ブラームス:弦楽四重奏曲第2番
お薦めPOINT♪
■ミュンヘン国際音楽コンクールの弦楽四重奏部門で第2位となって話題の日本の若手弦楽四重奏団。
■ベートーヴェン、バルトーク、ブラームスの弦楽四重奏曲を第1番から順にチクルスでとりあげるシリーズの2年目です。
名曲ぞろいのプログラムなので、弦楽四重奏を生演奏で聴いてみたいという方にお薦めの公演。
1/21
🔰ハンスイェルク・シェレンベルガー
&マルギット=アナ・シュース
岡山フィルハーモニック(岡山)
1月21日(日)14:00@岡山シンフォニーホール
(公演詳細ページ)
ラヴェル:道化師の朝の歌
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲(Ob.版)
モーツァルト:交響曲 第31番「パリ」
( ♫ 鑑賞ガイド )
ラヴェル:ボレロ
( ♫ 鑑賞ガイド )
お薦めPOINT♪
■近年は指揮者としての活動が目立つ、オーボエの名手シェレンベルガーが登場。
この公演では、その両方がたのしめる趣向になっています。
■モーツァルトのフルートとハープのための協奏曲を、オーボエとハープでやるという、珍しい曲目が目を引きます。
■メインにはクラシックの人気曲、ラヴェルのボレロまで置かれているので、スタンダートな曲目が並んだ、クラシック初心者にもおすすめのコンサートになりそうです。
オーボエとハープ用に編曲されたモーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲」は、シェレンベルガーとマルギット=アンナ・ジュスのコンビで録音されたものが、すでにオンラインで配信されています。
( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)
1/27~
ハンスイェルク・シェレンベルガー
&マルギット=アナ・シュース(東京・静岡・京都・岡山)
1月27日(土)15:00@東京文化会館小ホール
(公演詳細ページ)
2月2日(金)19:00@アクトシティ浜松
(公演詳細ページ)
2月3日(土)14:00@京都コンサートホール
(公演詳細ページ)
2月4日(日)14:00@岡山芸術創造劇場ハレノワ
(公演詳細ページ)
C.P.E.バッハ:ソナタ ト短調 Wq.135
J.S.バッハ:パルティータ ト短調 BWV1013
サン=サーンス:ソナタ ニ長調 Op.166
ブリテン:『オウィディウスによる6つのメタモルフォーゼ』 Op.49
ほか
お薦めPOINT♪
■ベルリン・フィルの顔として、長らくこの名門楽団の首席オーボエ奏者をつとめたシェレンベルガー。彼もすでに75歳。
近年は指揮者としての仕事が目立ちますが、この公演は、彼の管楽器奏者としての魅力をあじわえるリサイタルです。
■マルギット=アナ・シュースはシェレンベルガーの奥さんで、こちらもベルリン・フィルでのハープ奏者を経て、現在はソリストとして活躍されているハーピスト。
■全国ツアーのようで、私が見つけられた上記以外にも公演があるかもしれません。興味のある方は、お近くのホールなどを調べてみてください。
1/27
小林研一郎 指揮
群馬交響楽団(群馬)
1/27(土)16:00@高崎芸術劇場
(公演詳細ページ)
モーツァルト:ディヴェルティメントニ長調k136
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
(Vn)金川真弓
ブラームス:交響曲第4番ホ短調
お薦めPOINT♪
■群馬交響楽団の桂冠指揮者となっている小林研一郎さんの登場。
■コバケンさんにしては、渋めのプログラムになっているのが魅力の公演。
1/27~
マティアス・バーメルト指揮
札幌交響楽団(北海道・東京)
1/27(土)17:00@札幌コンサートホールKitara
1/28(日)13:00@札幌コンサートホールKitara
(公演詳細ページ)
1/31(水)19:00@サントリーホール
(公演詳細ページ)
ブリテン:セレナード
(テノール)イアン・ボストリッジ
(Hr)アレッシオ・アレグリーニ
ブルックナー:交響曲第6番イ長調
お薦めPOINT♪
■ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976)の「セレナード」では、現代を代表する名テノールであるボストリッジと、こちらも現代を代表するホルン奏者であるアレグリーニが登場。ソリストの豪華さがまず目を引く公演です。
■後半は、2024年が生誕200年の記念年となるブルックナー(Anton Bruckner, 1824-1896)の作品。大自然を思わせる第6番が選ばれています。
■スイスの名指揮者マティアス・バーメルトは御年81歳、2018年から長く札幌交響楽団を率いています。
蜜月をつむいでいる両者による、注目の公演です。
『The Waltz』マティアス・バーメルト&札幌交響楽団(Amazon)
※どういうわけか関東のコンサートが渋滞する1月最後の土曜日
こうして何年かブログでまとめていて気づいたのが、1月の最後の土曜日の午後の時間帯に、やたらと良いコンサートがかぶることです。
諸事情があるのでしょうが、ただでさえ聴衆の獲得に困難をかかえているクラシックで、これは良くないことです。
クラシックのなかで聴衆のとりあいをしている場合ではありませんから。
主催のかたがたには、どうにか毎年のこの状況を解消していただけたらと思います。
♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。
オンライン配信の聴き方については、「クラシック音楽をオンライン(サブスク定額制)で楽しむ~音楽好きが実際に使ってみました~」のページでご紹介しています。
♫ほかの月については、「コンサートに行こう!お薦め演奏会」ページからおねがいします。
♫クラシック音楽にまつわるTシャツ・トートバッグなどをリリースしています。