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「本格的なコンサートに行ってみたい!」
という方向けに、お薦めの“純”クラシック・コンサートをご紹介しています。
ハズレも多い、クラシックのコンサート。
自分の体験などをもとに、何の忖度もなく、お薦め公演を選んでいます。
このページは随時更新。どうぞ、ときおりご覧になってください。
こちらでは2024年の12月をご紹介。
そのほかの月は、『コンサートに行こう!お薦めの演奏会』ページから移動をおねがいします。
目次(押すとジャンプします)
更新情報
7/23
いろいろと情報を追加・更新しました
7/5
12/22~大植英次(指揮)神奈川フィル「第九」公演を追加
6/22
12/30井上道義(指揮)読売日本交響楽団を追加
5/28
12/10~アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ、ファウスト(violin)を追加
【日付順】おすすめクラシック・コンサート
さっそく、お薦めコンサートの一覧です!
■12/5・6(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)NHK交響楽団「展覧会の絵」
充実の新時代を迎えているルイージ&N響による名曲プログラム。
■12/6(東京)
鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン「ブルックナー&ベートーヴェン」
ベートーヴェンの第九の前に、ブルックナーの宗教曲を配したコンサート。
■12/7・8(東京・神奈川)
ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「シェーンベルク&ベートーヴェン」
ノット&東響の「運命」が聴ける注目の公演。
■12/13・15(東京・神奈川)
ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「R・シュトラウス:ばらの騎士」
ノット&東響のコンサート形式オペラ、今年はついに「ばらの騎士」。
■12/10~14(東京・高崎)
ジョヴァンニ・アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ、イザベル・ファウスト(violin)
名ヴァイオリニストのファウストととも、古楽系の果敢な指揮者アントニーニが来日。
■12/13・14(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)NHK交響楽団「ファウスト交響曲」
名曲だけど実演で聴く機会の少ないリスト「ファウスト交響曲」をルイージ指揮で聴ける貴重な機会。
➡リスト:「ファウスト交響曲」解説&お気に入り名盤【交響曲100の物語】
■12/14(静岡)
高関健(指揮)富士山静岡交響楽団「スメタナ&第九」
注目公演の多い高関健&富士山静岡交響楽団、生誕200年のスメタナを添えての「第九」公演。
■12/14(埼玉)
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)ドイツ・カンマーフィル「パリ、未完成、ジュピター」
ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルのツアーでは、このプログラムが一押し。
■12/15(大阪)
広上淳一(指揮)大阪フィル「第九」公演
大阪フィルは年末にスダーンとの「第九」公演もありますが、こちらは躍動的な広上淳一さんとの公演。
■12/21(東京)
川口成彦フォルテピアノ・リサイタル
当ブログ一押しの川口成彦さんによる、年末の寒さに聴くフォルテピアノは格別のはず。
■12/22・23(神奈川)
大植英次(指揮)神奈川フィル「第九」公演
大植英次さんによる、エネルギッシュな第九に期待の公演。
■12/26(北海道)
ユベール・スダーン(指揮)札幌交響楽団「グリーグ:ペールギュント」
名匠スダーンの指揮で、実はなかなか実演で聴けない名曲「ペールギュント」を。
■12/18~24(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)NHK交響楽団「第九」
恒例「N響の第九」に、首席指揮者ルイージがついに登場。
■12/28・29(東京)
ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「第九」
2026年で任期満了のジョナサン・ノット、「第九」を毎年末聴けるのもあと数回。。
■12/29・30(大阪)
ユベール・スダーン(指揮)大阪フィル「第九」
大阪フィルの第九、今年は名匠ユベール・スダーンが登場という注目回。
■12/30(東京)
井上道義(指揮)読売日本交響楽団「田園、ショスタコ:祝典序曲ほか」
井上道義さんのラスト・オブ・ラスト、「引退」公演。当初発表の曲目から変更。
【TPO別】おすすめクラシック・コンサート
年末の「第九」どれを聴く?
日本の師走の風物詩、ベートーヴェンの「第九」演奏会。
実は、今年2024年は第九初演からちょうど200年の記念年。
この特別な一年を、まさに「第九」でしめくくってはいかがでしょうか。
■12/6(東京)
鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン「ブルックナー&ベートーヴェン」
初演200周年のベートーヴェン第九の前に、生誕200年ブルックナーの宗教曲を配したコンサート。
古楽アプローチによる「第九」公演。
■12/14(静岡)
高関健(指揮)富士山静岡交響楽団「スメタナ&第九」
生誕200年のスメタナを添えての「第九」公演です。
高関健さんと富士山静岡交響楽団は、まさに昇竜の勢いが感じられるコンビ。
合唱団に県民が参加というのも、作品のもつ「祝祭」的な側面にふさわしいかもしれません。
■12/18~24(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)NHK交響楽団「第九」
新しい首席指揮者であるファビオ・ルイージと注目公演が連発しているNHK交響楽団。
恒例「N響の第九」に、ついに彼が登場します。
ただ、ホールがひたすらに広いNHKホールというのは相変わらず難点。
NHKホールにかぎっては、安い席はあきらめて、とにかく前の方の席で聴くようにしてください。
あるいは、今年もサントリーホールが1公演だけあるので、チケットの値段はちょっと上がるものの、そちらを狙うか。
■12/22・23(神奈川)
大植英次(指揮)神奈川フィル「第九」公演
アメリカのミネソタ管弦楽団で活躍した大植英次さんが神奈川フィルの第九に登場。
アカデミックなアプローチが流行するなか、ストレートで、エネルギッシュな音楽をつくる大植英次さんに期待したい公演。
■12/28・29(東京)
ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「第九」
一回一回の演奏会にかける意気込み、演奏のレベルの高さ、それでいて、良心的なチケット価格の設定などなど、当ブログ一押しのジョナサン・ノット&東京交響楽団。
この楽団と一時代を築いたジョナサン・ノットは、2026年で任期満了。
となると、毎年恒例となっていた「ノットの第九」も、あと残すところ数回ということに。
毎年異なるアプローチを試みているようなノット&東響の「第九」、今年はどうなるか。
■12/15(大阪)
広上淳一(指揮)大阪フィル「第九」公演
■12/29・30(大阪)
ユベール・スダーン(指揮)大阪フィル「第九」
大阪フィルの第九、今年は広上淳一さんの公演もあれば、名匠ユベール・スダーンが登場する注目公演もあります。
スダーンはオランダ出身、モーツァルテウム管弦楽団と一時代を築き、さらに、日本の東京交響楽団の水準をぐっと押し上げた名指揮者です。
近年は、様々な日本の楽団との共演が増えている印象。
大阪フィルとスダーンの「第九」という、とても興味深い組み合わせの公演。
年末のデートで行くなら
■12/21(東京)
川口成彦フォルテピアノ・リサイタル
当ブログ一押しの川口成彦さんによるフォルテピアノのリサイタル。
オーケストラ公演というのは、わかりやすい反面、「当たりハズレ」がおおきいものです。
それに比べると、少し敷居が高くなるものの、室内楽の公演はぐっと「当たり」の確率が高くなります。
ピアノ音楽が好きなひとなら、川口成彦さんのリサイタルは、選曲も演奏も、満たされるところが多いと思います。
やっぱり名曲が聴きたい
■12/5・6(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)NHK交響楽団「展覧会の絵」
充実の新時代を迎えているルイージ&N響による名曲プログラム。
ルイージの指揮で「展覧会の絵」という、誰もが聴きたいプログラムですが、サントリーホール定期公演ですので会員席でほぼほぼ完売してしまうと思います。。
N響というのは、どうにもお薦めしにくい楽団です…
■12/14(埼玉)
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)ドイツ・カンマーフィル「パリ、未完成、ジュピター」
ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルのツアー。
招聘元ジャパンアーツのサイト:https://www.japanarts.co.jp/concert/p2097/
ブレハッチのピアノやハーンのヴァイオリンが伴う公演が人気のようですが、当ブログでお薦めしたいのは所沢公演。
小気味よいアンサンブルと、通常と異なる小さな工夫が特徴のコンビなので、「パリ、未完成、ジュピター」という名曲がずらっと並んだプログラムが、いちばん面白いと思います。
■12/26(北海道)
ユベール・スダーン(指揮)札幌交響楽団「グリーグ:ペールギュント」
名匠スダーンの指揮で、実はなかなか実演で聴けない名曲「ペールギュント」がプログラムされています。
学校の教科書にまで載っていたりする楽曲ですが、全曲はもちろんのこと、組曲も意外とコンサートでとりあげられません。
実力派スダーンの指揮でこの名曲を体験できるのは、とっても貴重な機会です。
年末も本格派
■12/10~14(東京・高崎)
ジョヴァンニ・アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ、イザベル・ファウスト(violin)
名ヴァイオリニストのファウストととも、古楽系の果敢な指揮者アントニーニがイル・ジャルディーノ・アルモニコを率いて来日。
おなじ古楽系といっても、日本の鈴木雅明さんらが正統派だとすれば、彼らは大胆な革新派。
YouTubeでも公開されていますが、アントニーニは現在、ハイドンの交響曲全曲の収録を実行中。
ハイドンの交響曲が演奏される日は特にお薦めです。
■12/13・14(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)NHK交響楽団「ファウスト交響曲」
名曲だけど実演で聴く機会の少ないリスト「ファウスト交響曲」が演奏されます。
しかも、N響にあたらしい時代をもたらしているファビオ・ルイージの指揮ですから、なおさら貴重な機会です。
年末だろうと、本格派をたのしみたいひとにお薦め。
ただし、会場がいつも通りNHKホールなので、前の方の席でお楽しみください。
➡リスト:「ファウスト交響曲」解説&お気に入り名盤【交響曲100の物語】
ほんとうに特別なコンサート
■12/30(東京)
井上道義(指揮)読売日本交響楽団「田園、ショスタコ:祝典序曲ほか」
長年活躍されてきた指揮者、井上道義さんのラスト・オブ・ラスト、「引退」公演です。
当初発表されていた曲目から変更があったものの、選曲的には誰にでもおすすめできる名曲コンサート。
でも、このコンサートは、井上道義さんを長く聴き続けてきたひとたち、彼に特別な思いのあるひとたちのためのコンサートと言ったほうがいいかもしれません。
ひとりの音楽家のラスト・パフォーマンスを体験する、ほんとうに特別なコンサートです。
お願い
個人で集めている情報ですので、記載ミスなどもあるかもしれません。
その際にはどうぞご容赦ください。
こちらのページはあくまで大まかな地図としてお役立ていただいて、詳細は各公式サイト・各プレイガイドで必ず確認をお願いします。
初心者向け:コンサートの選び方
曲目より、演奏者で選ぶ
■初めてコンサートに行くとなると『モルダウ』や『運命』といった聴いたことがある曲目で選びたくなりますが、そうではなくて、まずは誰が演奏するのかで選びましょう。
わかりやすく例えると、美味しいものが食べたければ、メニューより前に、美味しいお店を探すことが大切なのと同じです。
■とはいっても、初心者であればあるほど、演奏者や指揮者の名前なんて知らないと思います。
そこで、このブログでは、クラシック音楽が大好きな私が、あくまで主観的に、自分でもチケットを買いたいと思う、お薦めのコンサート情報を厳選して掲載していきます。
場所もクラシック・コンサートが集中する東京、関東、首都圏にこだわらず、北海道、東北、中部、近畿、関西、四国、中国、九州、沖縄まで、自分がそこに住んでいたら「行ってみたい!」と思う、とにかく気になるものを素直にピックアップしています。
判断基準は、あくまでも、自分がこれまで実際に聴いたときの体験などの「主観」。
その分、しがらみや忖度はありません。
クラシックをふだん聴かない方は名前も知らない演奏家が並んでいるかもしれませんが、「クラシック音楽と向き合ってみたい!」という方に、多少なり参考になったらうれしいです。
高いチケットは買わないで
とくに重要なことは、
- いきなり高いチケットを買わない
- 当日券ではなく、前売りで買う
の2点です。
■クラシック・コンサート初心者がいきなり高い席を買うのはお薦めしません。
理由は簡単で、クラシックのコンサートはハズレが多いからです。
「高いお金を出したのにハズレだった」としたら、二度と行きたくならないのが人情。
ですので、初めのうちほど、まずは手ごろな価格でチケットを手に入れてましょう。
具体的には、オーケストラ公演であれば、はじめのうちはP席(オーケストラの裏側)がお薦めです。
■また、「前売り」については、一般的には、だいたい3~6か月前くらいにチケットの発売が開始されます。
半年先というとずいぶん先に思えるかもしれませんが、人気の公演はそれでも完売してしまいますし、最後に残るのはたいてい高い席です。
■こうした話を、「コンサートの選び方&チケットの買い方【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。
■さらには、チケットを手に入れたあと初心者の方が気になるであろう、「クラシックコンサートに行くときの服装」のことなどは、「コンサート当日の不安を解消!服は何を着る?持ち物は?【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。
♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。
現状、Apple Music アップル・ミュージックがいちばんおすすめのサブスクになっています。
➡【2024年】クラシック音楽サブスクはApple Music Classicalがいちばんお薦め
Amazon Musicアマゾン・ミュージックも配信されている音源の量が多くお薦めできます。
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■オンライン配信の聴き方全般
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♪実際に聴きに行ったコンサートのなかから、特に印象深かったもの
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