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「本格的なコンサートに行ってみたい!」
という方向けに、お薦めの“純”クラシック・コンサートをご紹介しています。
ハズレも多い、クラシックのコンサート。
自分の体験などをもとに、何の忖度もなく、お薦め公演を選んでいます。
このページは随時更新。どうぞ、ときおりご覧になってください。
こちらでは2025年の9月をご紹介。
そのほかの月は、『コンサートに行こう!お薦めの演奏会』ページから移動をおねがいします。
更新情報
6/20
■9/2~ムーティの「シモン・ボッカネグラ」に【追記】を加筆
■9/25河村尚子リサイタル東京公演を追加
6/15
■9/25~(宮城・東京・愛知)西村尚也 トリオ・リサイタル「バッハ:ゴールドベルク変奏曲」追加
4/9
■9/11~上岡敏之(指揮)「さまよえるオランダ人」を追加
【日付順】おすすめクラシック・コンサート
■9/2~15(東京)
リッカルド・ムーティ(指揮)イタリア・オペラ・アカデミー「ヴェルディ:シモン・ボッカネグラ」
イタリアの巨匠リッカルド・ムーティ(Riccardo Muti, 1941 ナポリ – )が、2025年も二度来日します。
春のオーケストラ公演での「ローマの松」も圧巻でしたが、秋の来日は待望のオペラ公演です。
こちらも若手音楽家の育成を兼ねたもので、クラシック音楽の伝統を後世に伝えようというマエストロの姿勢と行動力には、まったく脱帽です。
来日時には御年84歳。
ただただ、ありがとうございます。
今回の演目はヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」。
ムーティはもちろん実演では取り上げている作品ですが、たしか珍しくレコーディングはまだなかったはず。
その点でも貴重な公演です。
【追記】
6月に入って詳細が発表になりました。
なんと会場が、昨年のレビューでも触れた、800席と狭いのに音響がなぜかデッドという、東京音大のホールになってしまいました。
ムーティの現在の音楽と水と油の会場が設定されてしまったことに、心からがっかりしています。。
この公演をお聴きになる場合は、NHKホールと同様、なるべく前の席で聴くほうが違和感は少ないと思います。
また、価格はおさえめのサイドバルコニー席は、同じ列のひとがちょっとでも前傾姿勢になると、何も見えなくなります。
ご注意ください。
♪春の公演のレビュー➡リッカルド・ムーティ&東京春祭2025「ローマの松」
■9/11~15(東京)
上岡敏之(指揮)読売日本交響楽団、二期会「さまよえるオランダ人」
当ブログ一押しの指揮者、上岡敏之さんがワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」を指揮する公演。
『上岡敏之×東京二期会プロジェクト』と題されたシリーズの第2回です。
東京文化会館で¥6000スタートの価格、なんといってもドイツの歌劇場で名声を重ねてきた上岡敏之さんのワーグナーを日本で初めて体験できるという点でおすすめの公演です。
♪上岡敏之さんの最新盤「モーツァルト:三大交響曲」
上記公演は実演を聴きました。
レビュー➡「上岡敏之(指揮)新日本フィルのモーツァルト三大交響曲~モーツァルトは完璧すぎて…」
■9/20(神奈川)9/25(東京)
河村尚子ピアノリサイタル「ある視点Vol.2」
9/25東京公演:https://www.japanarts.co.jp/concert/p2146/
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310、ラヴェル:組曲「クープランの墓」、ナディア・ブーランジェ:新たな人生に向かって、ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」という、じつにプログラムが魅力的な公演。
“ In Memoriam… ”というリサイタルの副題が示すとおり、どの作品も追悼や追憶と関連する作品ばかりが集められています。
( Apple Music ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)
■9/21(神奈川)
ケント・ナガノ(指揮)読売日本交響楽団「シューベルト:グレイト」
■9/25(東京)
ケント・ナガノ(指揮)読売日本交響楽団「マーラー・夜の歌」
日系アメリカ人3世の指揮者、ケント・ナガノがめずらしく日本のオーケストラに登場です。
知性的で、精緻な抒情を誇る名指揮者だと思います。
古典的な作品をあつめた一夜と、得意のマーラーの難曲が演奏される一夜と、対照的な2プログラムが組まれています。
若々しいケント・ナガノも、もう73歳。
その年輪が、彼の音楽にどんな奥行きをあたえるのかも注目されます。
♪意外と少ないケント・ナガノのマーラー録音
■9/25~(宮城・東京・愛知)
西村尚也 トリオ・リサイタル「バッハ:ゴールドベルク変奏曲」
9/25宮城公演(石巻山城町教会):https://www.ishinomaki-yamashirocho.org/
9/26東京公演:https://hakujuhall.jp/concerts/event/4216
9/28愛知公演(昼):https://munetsuguhall.com/performance/general/entry-4098.html
9/28愛知公演(夜):https://munetsuguhall.com/performance/general/entry-4099.html
2年前に「実はドイツでコンサートマスター~西村尚也さんを聴く」という記事でご紹介して、たいへんなアクセスをいただいた西村尚也さんがリサイタルを行います。
今回は、N響の首席チェロ奏者の辻本玲さん、前回レビューした公演でも名手ぶりを披露していた、ヨーロッパ室内管弦楽団の首席ヴィオラ奏者のニムロード・グェズとのトリオ公演。
ただ、何といっても、この公演をおすすめするのは、西村尚也さんを聴いてみていただきたいからです。
ルクレール:2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.3, No.3
コダーイ:弦楽三重奏曲のための間奏曲
ギデオン・クライン:弦楽三重奏曲
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988(弦楽トリオ版)
という、手の込んだプログラムになっていますが、それでもお薦めしたい公演です。
いまの日本はコンサートであふれかえっていますが、特に今年はエンターテインメント性重視の傾向が顕著です。
それにともなってか、注目の室内楽の公演数がはっきりと減ったように感じます。
なかなかハードルの高い演目かもしれませんが、じっくりと耳をかたむけたい公演。
おすすめです。
■9/27・28(東京・神奈川)
ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「バッハ:マタイ受難曲」
9/27(土)
18:00@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52749/
9/28(日)
14:00@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52768/
予想していなかったプログラム!
ラストシーズンをむかえるノット&東響が、クラシック音楽史の最上の傑作とされる、バッハのマタイ受難曲を取りあげます。
ジョナサン・ノットのお父さんは、イギリスのウースター大聖堂の司祭。
自身、ボーイソプラノとして声楽で活躍していたこともあり、声楽曲、教会音楽の分野は、一般に抱かれている印象以上に、ノットにとって近しい存在なのかもしれません。
バッハの「マタイ受難曲」は、演奏に2時間半から3時間前後を要する大作。
この作品は、できれば実演で「体験」してみてほしい傑作で、仮にその大きさを受け止めきれないにしても、ほかの音楽作品とはまったくちがう、まったく特別なものにつつまれる、ほんとうに特別な音楽です。
そのほか準備中( ..)φ
お願い
個人で集めている情報ですので、記載ミスなどもあるかもしれません。
その際にはどうぞご容赦ください。
こちらのページはあくまで大まかな地図としてお役立ていただいて、詳細は各公式サイト・各プレイガイドで必ず確認をお願いします。
初心者向け:コンサートの選び方
曲目より、演奏者で選ぶ
■初めてコンサートに行くとなると『モルダウ』や『運命』といった聴いたことがある曲目で選びたくなりますが、そうではなくて、まずは誰が演奏するのかで選びましょう。
わかりやすく例えると、美味しいものが食べたければ、メニューより前に、美味しいお店を探すことが大切なのと同じです。
■とはいっても、初心者であればあるほど、演奏者や指揮者の名前なんて知らないと思います。
そこで、このブログでは、クラシック音楽が大好きな私が、あくまで主観的に、自分でもチケットを買いたいと思う、お薦めのコンサート情報を厳選して掲載していきます。
場所もクラシック・コンサートが集中する東京、関東、首都圏にこだわらず、北海道、東北、中部、近畿、関西、四国、中国、九州、沖縄まで、自分がそこに住んでいたら「行ってみたい!」と思う、とにかく気になるものを素直にピックアップしています。
判断基準は、あくまでも、自分がこれまで実際に聴いたときの体験などの「主観」。
その分、しがらみや忖度はありません。
クラシックをふだん聴かない方は名前も知らない演奏家が並んでいるかもしれませんが、「クラシック音楽と向き合ってみたい!」という方に、多少なり参考になったらうれしいです。
高いチケットは買わないで
とくに重要なことは、
- いきなり高いチケットを買わない
- 当日券ではなく、前売りで買う
の2点です。
■クラシック・コンサート初心者がいきなり高い席を買うのはお薦めしません。
理由は簡単で、クラシックのコンサートはハズレが多いからです。
「高いお金を出したのにハズレだった」としたら、二度と行きたくならないのが人情。
ですので、初めのうちほど、まずは手ごろな価格でチケットを手に入れてましょう。
具体的には、オーケストラ公演であれば、はじめのうちはP席(オーケストラの裏側)がお薦めです。
■また、「前売り」については、一般的には、だいたい3~6か月前くらいにチケットの発売が開始されます。
半年先というとずいぶん先に思えるかもしれませんが、人気の公演はそれでも完売してしまいますし、最後に残るのはたいてい高い席です。
■こうした話を、「コンサートの選び方&チケットの買い方【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。
■さらには、チケットを手に入れたあと初心者の方が気になるであろう、「クラシックコンサートに行くときの服装」のことなどは、「コンサート当日の不安を解消!服は何を着る?持ち物は?【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。
♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。
現状、Apple Music アップル・ミュージックがいちばんおすすめのサブスクになっています。
■【2025年】クラシック音楽サブスクはApple Music Classicalがいちばんお薦め
Amazon Musicアマゾン・ミュージックも配信されている音源の量が多くお薦めできます。
■Amazonでクラシック音楽のサブスクを~スマホは音の図書館
■オンライン配信の聴き方全般
➡「クラシック音楽をオンライン(サブスク定額制)で楽しむ~音楽好きが実際に使ってみました~」
♪実際に聴きに行ったコンサートのこと
➡「コンサートレビュー♫私の音楽日記」
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