コンサートに行こう!お薦め演奏会

2023年9月のおすすめコンサート【 クラシック初心者向け 】~随時更新~

 

クラシック音楽のコンサートはもともと発売時期もいろいろですし、昨今はコロナ禍とウクライナ情勢で、情報公開がとてもゆっくりになっています。

なので、このページは随時更新をしていきます。

どうぞ、ときおりご覧になってください。

 

 

初心者に体験していただきたい、本格的なクラシック・コンサートを選んでご紹介しています。

こちらでは2023年の9月をご紹介。

そのほかの月はそれぞれ別ページに記載していますので、『コンサートに行こう!お薦めの演奏会』のページから移動をおねがいします。

 

曲目ではなく、演奏者で選ぶのがクラシック・コンサート

 

初めてコンサートに行くとなると『モルダウ』や『運命』といった聴いたことがある曲目で選びたくなりますが、そうではなくて、まずは誰が演奏するのかで選びましょう

わかりやすく例えると、美味しいものが食べたければ、メニューより前に、美味しいお店を探すことが大切なのと同じです。

 

とはいっても、初心者であればあるほど、演奏者や指揮者の名前なんて知らないと思います。

そこで、このブログでは、クラシック音楽が大好きな私が、あくまで主観的に、自分でもチケットを買いたいと思う、お薦めのコンサート情報を厳選して掲載しています。

 

場所もクラシック・コンサートが集中する東京、関東、首都圏にこだわらず、北海道、東北、中部、近畿、関西、四国、中国、九州、沖縄まで、自分がそこに住んでいたら「行ってみたい!」という、とにかく気になるものを素直にピックアップしています。

 

主観で選んでいます

 

判断基準は、あくまでも、自分がこれまで実際に聴いたときの体験などの「主観」にもとづいています。

その分、しがらみや忖度はありません。

クラシックをふだん聴かない方は名前も知らないような演奏家がずらっと並んでいるかもしれませんが、「クラシック音楽と向き合ってみたい!」という方に、多少なり参考になればうれしいです。

 

初心者の方へのアドバイス

 

とくに重要なことは、

  1. いきなり高いチケットを買わない
  2. 当日券ではなく、前売りで買う

の2点です。

 

クラシック・コンサート初心者がいきなり高い席を買うのはお薦めしません。

理由は簡単で、クラシックのコンサートはハズレも多いからです。

 

私は結構コンサートに通っている方だと思いますが、いまだに予想を裏切られて、「つまらなかった…」とがっかりして帰ってくることがあります。

クラシック初心者の方が、そうした「つまらない」コンサートに当たってしまい、「クラシックって、こんなもんか」と思われてしまうのが嫌で、少しでも当たりをひく確率が上がればと、このページを作っています。

 

また、「前売り」については、一般的には、だいたい3~6か月前くらいにチケットの発売が開始されます。

半年先というとずいぶん先に思えるかもしれませんが、人気の公演はそれでも完売してしまいますし、最後に残るのはたいてい高い席です。

 

「高いお金を出したのにハズレだった」としたら、二度と行きたくならないのが人情です。

ですので、初めのうちほど、まずは手ごろな価格で、なるべく早めに前売り券を手に入れておきましょう。

 

こうした話を、「コンサートの選び方&チケットの買い方【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。

さらには、チケットを手に入れたあと初心者の方が気になるであろう、「クラシックコンサートに行くときの服装」のことなどは、「コンサート当日の不安を解消!服は何を着る?持ち物は?【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。

 

お願い

 

コロナ禍とウクライナ情勢の影響で、公演の有無をふくめ、コンサートの日時、チケット発売日、曲目の変更、出演者の変更などなど、急な変更が日々いろいろ発生しているのが現状で、個人ではとても追い切れないものがあります。

ですので、こちらのページはあくまで大まかな地図としてお役立ていただいて、詳細は各公式サイト・各プレイガイドで必ず確認をお願いします

 

個人で集めている情報ですので、記載ミスなどもあるかもしれません。

その際にはどうぞご容赦ください。

 

9月のおすすめコンサート

コンサートはだいたいの日付順で掲載しています。

🔰=「曲目もスタンダードで入門に最適」マーク

=「今月、とくにコレに期待」マーク

演奏家の写真=関連のあるAmazon商品ページにリンク、著作権上問題のないものを使用しています。

 

また、このブログではオンライン配信のものも多くご紹介しています。

オンライン配信の聴き方については、「クラシック音楽をオンライン(サブスク定額制)で楽しむ~音楽好きが実際に使ってみました~」のページにまとめています。

 

高関健 指揮
東京シティ・フィル(東京)

9/1(金)19:00@東京オペラシティ
(公演詳細ページ)
リゲティ:ルーマニア協奏曲
リゲティ:ヴァイオリン協奏曲
(Vn)荒井英治
バルトーク:管弦楽のための協奏曲

お薦めPOINT♪

誠実な音楽が聴かれる指揮者、高関健さんと、新鮮な演奏がたのしめる東京シティ・フィル公式HP)のコンビ(2022年公演レビュー)によるコンサート。

ここでは、かなり攻めたプログラムが組まれていて、前半にはハンガリー系オーストリア人のジェルジュ・リゲティ(1923-2006)の作品がふたつ、後半にはハンガリーの大作曲家バルトーク(1881-1945)の最高傑作のひとつ「管弦楽のための協奏曲」が組まれています。

ハンガリーの近現代の響きを体験するプログラムです。

荒々しい野性味と、いっぽうで、相反するような精緻な表現がもとめられるプログラムで、演奏者にとっても、高いものが要求される作品が並んでいます。

初心者にはリゲティ作品は親しみづらいかもしれませんが、バルトーク作品は聴きやすいと思います。

ちょっと背伸びをして、近現代のクラシック作品に触れてみたい方にお薦めの公演。

 

 

🔰ユベール・スダーン指揮
愛知室内オーケストラ(愛知)

9/8(金)18:45@三井住友海上しらかわホール
(公演詳細ページ)
【オール・メンデルスゾーン・プログラム】
序曲「フィンガルの洞窟」
劇音楽「真夏の夜の夢」抜粋( 鑑賞ガイド )
交響曲第1番

お薦めPOINT♪

2023年はメンデルスゾーンの当たり年のようで、この愛知室内オーケストラ公式HPのほか、京都市交響楽団や九州交響楽団、そして、尾高忠明さんが大阪フィルとメンデルスゾーン・チクルスを行うなど、注目公演が目白押しです。

何を聴きに行っても、かならず1曲はうならされる、オランダの名指揮者ユベール・スダーンも、オール・メンデルスゾーン・プログラムを組んでいます。

真ん中には、パパパパーンのファンファーレで始まる有名な“ 結婚行進曲 ”を含む「真夏の夜の夢」抜粋が置かれているので、初心者にも親しみやすいプログラムです。

一転、後半には、演奏頻度が低いのでなかなか実演に出会えない、メンデルスゾーン若き日の意欲作、交響曲第1番が置かれていて、こちらも興味が尽きません。

指揮者、オーケストラ、そして、曲目のどれもがお薦めの公演

ユベール・スダーンが東京交響楽団と録音したブルックナー:交響曲第7番Amazon。その大変な実力に見合うだけの録音に、なぜか、あまり恵まれていないのが惜しまれます。今からでも、いろいろなライヴがレコーディング&リリースされますように)

 

 

マティアス・バーメルト指揮
札幌交響楽団(北海道)

9/9(土)17:00@札幌コンサートホールKitara
9/10(日)13:00@札幌コンサートホールKitara
公演詳細ページ
ラヴェル:組曲「クープランの墓」
ファリャ:スペインの庭の夜
(piano)リーズ・ドゥ・ラサール
フランク:交響曲ニ短調

お薦めPOINT♪

スイスの名指揮者で、札幌交響楽団(公式HP)の音楽監督であるマティアス・バーメルトが登場。

ラヴェルが第一次大戦で戦死した友人たちへ捧げた「クープランの墓」をプログラムしているのは、いまの社会情勢を意識してのことでしょうか。

ファリャ:「スペインの庭の夜」には、フランスのピアニスト、リーズ・ドゥ・ラサールが登場します。

何年も前に彼女の生演奏を聴きましたが、技術的な冴えもさることながら、抒情的な表現の美しさが印象的なピアニストです。

メインは、ベルギーが生んだ偉大な作曲家フランク(1822-1890)の代表作、交響曲ニ短調です。

フランス、スペイン、ベルギーという3つの国の作曲家の作品が並んでいますが、いずれも、フランス的音色が感じられる作品なので、色彩的なオーケストラ音楽を体験してみたい方にお薦めです。

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます。私が以前、実演で聴いたときにいちばん印象的だった、プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」の6つの小品

 

 

★🔰マティアス・バーメルト指揮
札幌交響楽団
オペラ名序曲集(北海道)

9/16(土)14:00@札幌コンサートホールKitara
公演詳細ページ
ロッシーニ:「どろぼうかささぎ」序曲
レズニチェク:「ドンナ・ディアナ」序曲
モーツァルト:「劇場支配人」序曲
フロトウ:「マルタ」序曲
ウェーバー:「オベロン」序曲
エロール:「ザンパ」序曲
ボワエルデュー:「バグダッドの太守」序曲
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲

お薦めPOINT♪

これは楽しそう!

オペラの名序曲がずらっと並べられています。

しかも、ほかでもない首席指揮者のマティアス・バーメルト自らが、こうしたポピュラーコンサートを指揮するのが、札幌交響楽団の強みのひとつだと思います。

クラシック初心者、オーケストラ入門にお薦めのコンサートです。

 

 

尾高忠明 指揮
広島交響楽団(広島)

9/15(金)18:45@広島文化学園HBGホール
(公演詳細ページ)
J・C・バッハ:シンフォニア変ロ長調op18-2
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調k207
(Vn)中野りな
ウォルトン:交響曲第1番変ロ短調

お薦めPOINT♪

広島交響楽団(公式HP)による、なかなか凝ったプログラミング。

B音(変ロ音)をテーマにしているのでしょうか。

いちばんのお薦めポイントは、イギリスの大作曲家ウィリアム・ウォルトン(1902-1983)の代表作、交響曲第1番変ロ短調が演奏されることです。

指揮は、イギリスで活躍された尾高忠明さん。

その指揮者と曲目の組み合わせの妙に、期待がふくらみます。

 

 

小林研一郎 指揮
仲道郁代(piano)
日本フィルハーモニー(埼玉・東京)

9/22(金)19:00@ソニックシティ
公演詳細ページ
9/23(土)15:00@杉並公会堂
公演詳細ページ
9/24(日)14:00@東京芸術劇場
公演詳細ページ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(piano)仲道郁代
ブラームス:交響曲第1番ハ短調

お薦めPOINT♪

2023年1月のハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団の来日公演でも披露された、小林研一郎さんの指揮&仲道郁代さんのピアノによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」が聴きものです。

1月の公演を聴きましたが、通常聴かれるような、力強い「皇帝」ではなくて、このコンビが描き出すのは、もっと静かで、可憐ささえ感じさせられる「皇帝」です。

オーケストラが変わるので、何かしらの変化があるかもしれませんが、あの静かなるベートーヴェンに連なるものを聴けるとするならば、ピアノに興味のある方、「皇帝」が好きな方に、是非ともお薦めしたい、まさに一聴の価値のある「皇帝」です。

 

 

ジェイムズ・バーンズ作曲&指揮
オオサカ・シオン・ウィンドオーケストラ
バーンズ交響曲全曲演奏会(大阪)

9/16(土)14:00@ザ・シンフォニーホール
公演詳細ページ
J・バーンズ:交響曲第6番・第1番(改訂版 世界初演)・第2番

9/24(日)14:00@ザ・シンフォニーホール
公演詳細ページ
J・バーンズ:交響曲第4番「イエローストーン・ポートレート」
〃:交響曲第5番「フェニックス」

10/2(月)19:00@ザ・シンフォニーホール
公演詳細ページ
J・バーンズ:交響曲第8番・交響的葬送曲(交響曲第7番)

10/8(日)14:00@ザ・シンフォニーホール
公演詳細ページ
J・バーンズ:交響曲第9番・第3番

お薦めPOINT♪

ジェイムズ・バーンズはアメリカ出身、「アルヴァマー序曲」など、吹奏楽の世界で著名な作曲家です。

来日のころには御年74歳。

そのバーンズが、これまでに作曲した交響曲(全9曲)をオオサカ・シオン(旧 大阪市音楽団、公式HP)と自作自演するという、驚きの企画。

これは、吹奏楽のコンサートのなかでも、今シーズンのハイライトになると思います。

作曲者自身の指揮で、全曲を連続で聴ける機会というのは、まさに一期一会の、二度と実現できないかもしれない規模の企画。

いちばん人気のある「交響曲第3番」は、チクルスのいちばん最後に置かれていて、ここが、いちばんのクライマックスになるはずです。

吹奏楽ファンは見逃せない、大注目のコンサートです。

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)

 

 

 

♫ほかの月については、「コンサートに行こう!お薦め演奏会」ページからおねがいします。

 

 

 

♫クラシック音楽にまつわるTシャツ・トートバッグなどをリリースしています。

 

 

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