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日本のクラシック音楽をけん引した「世界のオザワ」こと、指揮者の小澤征爾(おざわ・せいじ、1935-2024)さん。
このシリーズでは、小澤征爾さんの録音で50人の作曲家にふれながら、クラシック音楽の歴史を旅します。
この機会に「クラシック音楽を聴いてみよう」という方向け、クラシック入門シリーズです。
シリーズ一覧はこちらのページで確認できます。
エクトル・ベルリオーズ(Hector Berlioz、1803-1869)
奇才ベルリオーズ
フランスでは、メンデルスゾーンやシューマン、ショパンより少しだけ先輩の、奇才エクトル・ベルリオーズ(Hector Berlioz、1803-1869)が、独自の革新的な音楽を展開します。
当初、医学の道をこころざしてパリにでてきたというベルリオーズ。
解剖学を学んでいるうちに限界を感じ、音楽の道へ舵を切りました。
破天荒な代表作
それからわずか8年後、自身の失恋体験をもとにした「幻想交響曲 op14」を書きあげます。
恋に破れた芸術家が自殺のためにアヘンを飲むものの、死にきれず、悪夢をみるという内容で、夢のなかでは恋人を殺してギロチンに送られ、最後には魔女の夜会にまねかれ狂乱のなかで幕切れをむかえる、という破天荒な音楽。
➡【交響曲100の物語】ベルリオーズ:幻想交響曲Op14~ある芸術家の生涯のエピソード
この作品は彼の代表作となり、以降も、革新的な作風で音楽史におおきな影響をあたえました。
ロマン派の作曲家らしく、「ロメオとジュリエット」、「イタリアのハロルド」、「ファウストの劫罰」など、文学的な題材をもとにした大規模なオーケストラ曲に名曲を多く残しました。
➡【交響曲100】ベルリオーズ:劇的交響曲《ロメオとジュリエット》~その親しみ方
➡【交響曲100】ベルリオーズ:交響曲《イタリアのハロルド》Op16
小澤征爾さんで聴くベルリオーズ
幻想交響曲
小澤征爾さんはベルリオーズを得意としていて、録音も映像もいろいろと残されています。
ここでは、ベルリオーズの代表作であり、小澤征爾さんも複数回レコーディングした「幻想交響曲」から、第4楽章「断頭台への行進」をどうぞ。
「奇蹟のニューヨーク・ライヴ」と銘打たれた、2011年、小澤征爾さんが病いから復帰しての公演。
サイトウ・キネン・オーケストラとカーネギーホールでおこなったライヴ録音です。
( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)
オンライン配信の聴き方
♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。
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■Apple Music Classical日本版が解禁!クラシック音楽に特化~弱点もちょっとあります
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判断基準はあくまで主観。これまでに実際に聴いた体験などを参考に選んでいます。
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