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日本のクラシック音楽をけん引した「世界のオザワ」こと、指揮者の小澤征爾(おざわ・せいじ、1935-2024)さん。
このシリーズでは、小澤征爾さんの録音で50人の作曲家にふれながら、クラシック音楽の歴史を旅します。
この機会に「クラシック音楽を聴いてみよう」という方向け、クラシック入門シリーズです。
シリーズ一覧はこちらのページで確認できます。
目次(押すとジャンプします)
リヒャルト・シュトラウス(Richard Georg Strauss、1864 – 1949)
R・シュトラウス
ドイツに生まれたリヒャルト・シュトラウス(Richard Georg Strauss、1864 – 1949)は、マーラー(Gustav Mahler, 1860-1911)とほぼ同時代の作曲家です。
生前は「指揮者」として大活躍した点も共通しています。
マーラーより長生きだったR・シュトラウスには、指揮者としてのレコーディングも残っています。
♪R・シュトラウスが指揮したモーツァルト:交響曲第40&41番
( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)
オーケストラで描けないものはない
活動の初期には、「ドン・ファン」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」などの交響詩の名作を連発。
それ以降は、「サロメ」や「ばらの騎士」といったオペラの傑作を生み出しました。
20代の若き日から80代の晩年にいたるまで、非常に長い期間にわたって傑作をかきつづけた大作曲家でした。
また、“ シュトラウス ”というと、ワルツで有名なシュトラウス・ファミリーが連想されますが、特に血縁関係はありません。
オーケストラの扱いの名人で、本人は「オーケストラで描けないものはない」と豪語していました。
その言葉のとおり、アルプス登山を描いた「アルプス交響曲」、さらには、自身の家族を描いた「家庭交響曲」という傑作まで残しています。
小澤征爾さんで聴くR・シュトラウス
「ツァラトゥストラはこう語った」
まずは、おそらくR・シュトラウスの作品のなかで、もっとも広く知られているであろう、交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」の冒頭、導入部(日の出)をお届けします。
「そんなむずかしい題名の曲知らないよ」と思う人もいるかもしれませんが、だまされたつもりで聴いてみてください。
聴いたことがあるひとの方が多いと思います。
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「アルプス交響曲」
もうひとつ、「アルプス交響曲」をご紹介します。
これは、小澤征爾さんの数ある録音のなかでも特に傑作として有名なレコーディングです。
アルプス登山の一日を描いた音楽で、演奏に約50分かかりますので、まずは“ 日の出 ”の場面、90秒ほどの音楽をどうぞ。
アルプスが目の前に姿をあらわす場面で、この旋律は、やがて“ 頂上にて ”の場面でも感動的に姿を見せます。
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オンライン配信の聴き方
♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。
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■Apple Music Classical日本版が解禁!クラシック音楽に特化~弱点もちょっとあります
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♪お薦めのクラシックコンサートを「コンサートに行こう!お薦め演奏会」のページでご紹介しています。
判断基準はあくまで主観。これまでに実際に聴いた体験などを参考に選んでいます。
♪実際に聴きに行ったコンサートのなかから、特に印象深かったものについては、「コンサートレビュー♫私の音楽日記」でレビューをつづっています。コンサート選びの参考になればうれしいです。
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