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日本のクラシック音楽をけん引した「世界のオザワ」こと、指揮者の小澤征爾(おざわ・せいじ、1935-2024)さん。
このシリーズでは、小澤征爾さんの録音で50人の作曲家にふれながら、クラシック音楽の歴史を旅します。
この機会に「クラシック音楽を聴いてみよう」という方向け、クラシック入門シリーズです。
シリーズ一覧はこちらのページで確認できます。
目次(押すとジャンプします)
アレクサンドル・ボロディン(Alexander Borodin, 1833-1887)
ボロディン
前回にひきつづき、「ロシア五人組」のひとり、アレクサンドル・ボロディン(Alexander Borodin, 1833-1887)をご紹介します。
彼もまた本業は作曲家ではなく、有機化学の研究でたいへんな功績を残した「科学者」でした。
音楽を本格的に勉強し始めたのは、なんと30歳になってから。
「中央アジアの草原にて」や「弦楽四重奏曲」、交響曲第2番、歌劇「イーゴリ公」などの名作を生み出しました。
53歳のとき、謝肉祭のダンスパーティー中に動脈瘤の破裂で急死したため、未完成で残された作品をリムスキー=コルサコフなどの友人たちが補筆完成させています。
小澤征爾さんで聴くボロディン
ポロヴェツ人(ダッタン人)の踊り
おそらく、ボロディンの作品のなかでいちばん有名な作品と思われる、「ポロヴェツ人(ダッタン人)の踊り」をお届けします。
まだ30代の小澤征爾さんがシカゴ交響楽団を指揮したレコーディング。
ジャケット写真がとても印象的。
始まって3分ほどのところでオーボエが奏でる旋律がたいへん有名で、ジャズに編曲されたり、ジャンルを超えて愛される名曲になっています。
( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)
小澤征爾さんは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とのヴァルトビューネ・コンサートでもこの作品を指揮していて、その映像が残っています。
しばらく再発売されていませんが、とってもお薦めの映像です。
➡ベルリン・フィル・ヴァルトビューネ・コンサート5選~森の中のピクニック・コンサート
オンライン配信の聴き方
♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。
現状、Apple Music アップル・ミュージックがいちばんおすすめのサブスクです。
➡Apple Music Classical日本版が解禁!クラシック音楽に特化~弱点もちょっとあります
➡AppleMusicでクラシック音楽のサブスクを~スマホは音の図書館
Amazon Musicアマゾン・ミュージックも配信されている音源の量が多く、お薦めできます。
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■オンライン配信の聴き方全般については、「クラシック音楽をオンライン(サブスク定額制)で楽しむ~音楽好きが実際に使ってみました~」のページでご紹介しています。
♪お薦めのクラシックコンサートを「コンサートに行こう!お薦め演奏会」のページでご紹介しています。
♪印象深かったコンサートについては、「コンサートレビュー♫私の音楽日記」でレビューをつづっています。
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