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日本のクラシック音楽をけん引した「世界のオザワ」こと、指揮者の小澤征爾(おざわ・せいじ、1935-2024)さん。
このシリーズでは、小澤征爾さんの録音で50人の作曲家にふれながら、クラシック音楽の歴史を旅します。
この機会に「クラシック音楽を聴いてみよう」という方向け、クラシック入門シリーズです。
シリーズ一覧はこちらのページで確認できます。
アントン・ブルックナー(Anton Bruckner, 1824-1896)
ブルックナー
今年2024年が生誕200年の記念年であるのが、オーストリアの大作曲家アントン・ブルックナー(Anton Bruckner, 1824-1896)。
特に「交響曲」の分野に傑作をのこし、ブラームスとはちがった方法で、ベートーヴェンの9つの交響曲につづく作品を生みだしました。
敬虔なカトリック教徒であり、超一流のオルガニストでもあった彼の音楽は、どの作品も深い信仰心に根差したものです。
音の大河小説
長大な作品が多く、本場ヨーロッパでさえ、その評価が高まるのには時間がかかりました。
彼の作品をあじわうには、時間をわすれて音楽に身をゆだねることが必要かもしれません。
また、彼の作品には、彼独特のパターンがはっきりとあるのも特徴です。
第1楽章が弦楽器のトレモロではじまる「ブルックナー開始」、2+3の構成による「ブルックナー・リズム」、楽想が変化するときにオーケストラが完全に演奏を休止する「ブルックナー休止」などなど。
そうしたブルックナー独特の表現語法をいかせる指揮者たちは、特に「ブルックナー指揮者」と呼ばれます。
日本では、朝比奈隆(1908-2001)さんが、まさに「ブルックナー指揮者」でした。
小澤征爾さんで聴くブルックナー
交響曲第7番
2003年、小澤征爾さんのブルックナー初録音。
サイトウ・キネン・オーケストラとの、ブルックナー:「交響曲第7番ホ長調」から第3楽章を。
ブルックナー作品のなかでは比較的みじかい楽章ですが、ブルックナー独特の宇宙的な広がり、壮大な躍動感を感じられる音楽です。
中間部には、とっても優しい音楽があらわれます。
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