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このページでは、2024年に予定されている東京交響楽団のコンサートのなかから、ブログ読者のみなさんに「特にお薦め!」したい公演をピックアップしてご紹介していきます。
随時更新中です。
東京交響楽団は、週末にコンサートを組むことが多いのも特徴。
このページを参考に、素敵な週末をお過ごしください。
目次(押すとジャンプします)
- 東京交響楽団
- ふたりの名指揮者 ノットとスダーン
- 東京交響楽団のおすすめ演奏会2024
- 3/20(神奈川)鈴木秀美 指揮東京交響楽団
- 5/11&12(神奈川・東京)ノット&東京交響楽団マーラー「大地の歌」
- 5/17&18(東京・神奈川)ノット&東京交響楽団「イタリアのハロルド」と「寄港地」
- 6/8(神奈川)スダーン&東京交響楽団ベートーヴェン・プロ
- 7/20・21(東京・新潟)ジョナサンノット(指揮)東京交響楽団「ブルックナー7番」
- 11/9・10(東京・神奈川)ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「デュリュフレ」
- 12/7・8ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「運命」
- 12/13・15(東京・神奈川)ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「ばらの騎士」
- 12/28・29ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「第九」
- 東京交響楽団 ♪ 過去の公演レビュー
東京交響楽団
公式サイト
https://tokyosymphony.jp/pc/top?guid=on
東京交響楽団は、当ブログが現在、いちばん推しているオーケストラ。
高度なアンサンブルを誇るいっぽうで、音楽へのひたむきさが失われない
ステージ上の楽団員の表情がほがらかなのも印象的で、ステージマナーも素晴らしいです。
また、チケットの価格が3000円台~なのも良心的。
1946年創設の東宝交響楽団が歴史のはじまりで、1951年に東京交響楽団に改称。
アルヴィド・ヤンソンス(マリス・ヤンソンスのお父さん)が名演を刻んだ時代があったり、
そのほかにも、大巨匠オイゲン・ヨッフム(Eugen Jochum, 1902-1987)が客演していたりします。
現在は、第3代音楽監督ジョナサン・ノットの指揮のもと、刺激的なコンサートを展開しています。
ふたりの名指揮者 ノットとスダーン
音楽監督:ジョナサン・ノット
ジョナサン・ノットは、1962年イギリス生まれ。
現在、東京交響楽団の第3代音楽監督をつとめている指揮者です。
例年、5月、7月、10月~12月あたりに指揮台にあがります。
東京交響楽団に黄金時代をもたらしているノットは、以前、フランスの「アンサンブル・アンテルコンテンポラン」という現代音楽に特化した楽団の音楽監督をしていた時期もあり、刺激的なプログラミングを組む指揮者です。
“ Take a risk ! リスクをとれ! ”が東京交響楽団との合言葉だそうで、挑戦に満ちたコンサートは、日本の音楽界におおきな刺激をあたえています。
刺激的なコンサートに行ってみたいときは、まず最初に、ジョナサン・ノット&東京交響楽団のコンサートを検討してみてください。
桂冠指揮者:ユベール・スダーン
ユベール・スダーンは、1946年、オランダ生まれの指揮者。
ジョナサン・ノットの前の、東京交響楽団の第2代音楽監督をつとめた指揮者です。
東京交響楽団を現在の地位におしあげたのが、ユベール・スダーン氏です。
現在は、東京交響楽団の桂冠指揮者として、年に数回、指揮台に登場します。
モーツァルトなどの古典派の作品に定評のある指揮者ですが、私はロマン派以降の彼の指揮も好きです。
チャイコフスキーのマンフレッド交響曲や、レーガーの「ベックリンによる4つの音詩」などは、これ以上の演奏は世界のどこを探してもないだろうというくらい、凄い演奏でした。
東京交響楽団のおすすめ演奏会2024
東京交響楽団のおこなうコンサートのなかから、とくにお薦めのものをピックアップしてご紹介していきます。
3/20(神奈川)
鈴木秀美 指揮
東京交響楽団
3月20日(水祝)11:00@ミューザ川崎
(公演詳細ページ)
【オール・モーツァルト・プログラム】
交響曲第34番ハ長調K.338
ヴァイオリンとオーケストラのためのアダージォ ホ長調K.261
Vn=グレブ・ニキティン
交響曲第29番イ長調K.201
( ♫ 鑑賞ガイド )
お薦めPOINT♪
■東京交響楽団の名コンサート・マスターであるグレブ・ニキティンがソリストとして登場するのが特にお薦めポイント。
■ミューザ川崎にて、休日のお昼前におこなわれる「モーツァルト・マチネ」のシリーズ。
休憩なし、60分くらいのショート・コンサートです。
■古楽のパイオニアである鈴木秀美さんは、指揮者としては、これが東京交響楽団との初共演になるそうです。
5/11&12(神奈川・東京)
ノット&東京交響楽団
マーラー「大地の歌」
5月11日(土)14:00
@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/pc/concerts/detail?p_id=guIH0x9IZE4%3D
5月12日(日)14:00
@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/pc/concerts/detail?p_id=z4%2FOaWhtivI%3D&month=05
武満徹:
鳥は星形の庭に降りる
ベルク:
演奏会用アリア「ぶどう酒」
マーラー:
大地の歌
ソプラノ:髙橋絵理
メゾソプラノ:ドロティア・ラング
テノール:ベンヤミン・ブルンス
ジョナサン・ノット指揮
東京交響楽団
お薦めPOINT♪
■ジョナサン・ノットはマーラー(Gustav Mahler, 1860-1911)の作品を得意にしていて、東京交響楽団とも毎年のように取り上げています。
■オーケストラ伴奏による声楽作品が非常に秀逸なのもこのコンビの特徴のひとつ。
■ベルク作品はもちろん、マーラーの「大地の歌」は、とても期待されます。
■ノットは、これまでに2回、マーラー「大地の歌」をレコーディングしています。
最新のものは、ヨナス・カウフマンの独唱、ウィーン・フィル(!)との共演。
( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)
それより前、バンベルク交響楽団との「マーラー交響曲全集」のときにもレコーディングしています。
( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)
5/17&18(東京・神奈川)
ノット&東京交響楽団
「イタリアのハロルド」と「寄港地」
5/17(金)19:00
@東京オペラシティ
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/pc/concerts/detail?p_id=boQl30EpVBQ%3D&month=05
5/18(土)14:00
@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/pc/concerts/detail?p_id=by3I53hoylI%3D&month=05
ベルリオーズ:
交響曲「イタリアのハロルド」
( ♫ 鑑賞ガイド:交響曲100イタリアのハロルド)
青木篤子(Viola solo, 東響首席)
酒井健治:
ヴィオラ協奏曲「ヒストリア」
サオ・スレーズ・ラリヴィエール(Viola solo)
イベール:
交響組曲「寄港地」
ジョナサン・ノット指揮
東京交響楽団
お薦めPOINT♪
■いかにもジョナサン・ノットらしい、多彩なプログラム。
ヴィオラ独奏がクローズアップされる珍しい選曲です。
■おしまいに置かれたイベールの「寄港地」は、フランス音楽が好きな人、吹奏楽が好きな人にはおなじみの名曲。
■このコンビの色彩的な特徴がよく反映される、華やかなプログラムになるのではないでしょうか。
6/8(神奈川)
スダーン&東京交響楽団
ベートーヴェン・プロ
6月08日(土)14:00
@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/pc/concerts/detail?p_id=sweX%2FGGWTGs%3D&month=06
ベートーヴェン:
交響曲第6番ヘ長調op.68「田園」
ベートーヴェン:
交響曲第4番変ロ長調op.60
ユベール・スダーン指揮
東京交響楽団
お薦めPOINT♪
■現在の東京交響楽団の位置づけを築いた名匠スダーンによる、注目のベートーヴェン。
■ベートーヴェンの代表作、交響曲第6番「田園」をスダーンの指揮で聴くことができます。
■ちょっと面白いのが「曲順」。
ふつう、有名な「田園」のほうをメインディッシュにするはずですが、第4番を後半に置いています。
■名指揮者の名に恥じないスダーンですが、古典派作品をあまりにアンサンブル重視で指揮してしまうときもあるので、今回は、どちらになるか。
■プログラム的には、「純クラシック」をたのしみたい方におすすめです。
7/20・21(東京・新潟)
ジョナサンノット(指揮)
東京交響楽団
「ブルックナー7番」
7/20(土)18:00
@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/pc/concerts/detail?p_id=2DVtumNrmVY%3D&month=07
7/21(日)17:00
@りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/pc/concerts/detail?p_id=c9cmq0yBSa8%3D&month=07
ラヴェル:
クープランの墓(管弦楽版)
ブルックナー:
交響曲 第7番 ホ長調 WAB 107
お薦めPOINT♪
■生誕200年のアントン・ブルックナー(Anton Bruckner, 1824-1896)。
代表作のひとつ「交響曲第7番ホ長調」をジョナサン・ノットが指揮します。
■東京交響楽団は、ブルックナーの記念年にあまり熱心ではないようで、この他には、9月に秋山和慶さんが「ロマンティック」を指揮するくらい。
ジョナサン・ノットについては、これが今シーズン唯一のブルックナー公演のようです。
■これまで実演で聴いたノットのブルックナーでは、「第2番」のしっとりとした感触がすばらしかったです。
あの路線での演奏になれば、旋律のうつくしい第7番ですので、素敵な公演になるはずです。
↓第2番の公演レビューについては下記をごらんください。
11/9・10(東京・神奈川)
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
「デュリュフレ」
11/9(土)18:00
@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/14917/
11/10(日)14:00
@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/14939/
ラヴェル:
スペイン狂詩曲
ジャレル:
クラリネット協奏曲(日本初演)
clarinet, マルティン・フレスト
デュリュフレ:
レクイエム op.9
Mezzo Soprano, 中島郁子
Baritone, 青山貴
Chorus, 東響コーラス
お薦めPOINT♪
■ジョナサン・ノットの指揮で、ちょっとめずらしい、フランスの作曲家モーリス・デュリュフレ(Maurice Duruflé, 1902 – 1986)の傑作「レクイエム」がプログラムされています。
1947年発表の作品で、フォーレの「レクイエム」の後継といった流れのなかにある名作です。
■ノットと東京交響楽団の、色彩的な特色がみごとに発揮されれば、とてもうつくしい体験を得ることができるかもしれません。
■真ん中には、スウェーデンの名手マルティン・フレストをソリストに、新作初演がふくまれています。
12/7・8
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
「運命」
12/7(土)18:00
@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/14918/
12/8(日)14:00
@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/14923/
シェーンベルク:
ヴァイオリン協奏曲 op.36
Violin, アヴァ・バハリ
ベートーヴェン:
交響曲 第5番 ハ短調 op.67「運命」
( ♫ 鑑賞ガイド )
お薦めPOINT♪
■何といっても、ジョナサン・ノットの「運命」が聴けるというのがポイント。
2023年のおわりに素晴らしいベートーヴェンを聴かせたコンビなので、期待値はとても高いです。
■前半にシェーンベルクのヴァイオリン協奏曲を置くあたりは、近現代を得意とするノットらしい変化球。
12/13・15(東京・神奈川)
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
「ばらの騎士」
12/13(金)17:00
@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/14990/
12/15(土)14:00
@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/15030/
R.シュトラウス:
「ばらの騎士」
(演奏会形式・日本語字幕付)
※声楽陣については公式サイトをご覧ください。
お薦めPOINT♪
■ジョナサン・ノットの演奏会形式によるR・シュトラウスのオペラ・シリーズ、ついに、「ばらの騎士」が登場です。
■ノット&東京交響楽団による演奏会形式のシュトラウスは、ほかに代えがたい魅力を放っているのは事実ですが、これまで聴いた「サロメ」「エレクトラ」の出来栄えは、これより前におこなったモーツァルトのオペラ・シリーズに遠くおよんでいない印象をもっています。
彼らのコンサートでの、オーケストラ伴奏歌曲などでの精緻な表現をしっているだけに、毎回、もどかしい思いを抱いています。
■ただ、1万円台で「ばらの騎士」全曲を聴けて、しかも、もしかしたらたいへんな名演奏になるかもしれない可能性をもつコンビの演奏と考えると、やはり無視はできない、お薦めしないわけにはいかないコンサートです。
そろそろ特大ホームランを期待したい公演です。
12/28・29
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
「第九」
12/28(土)18:30
@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/14972/
12/29(日)14:00
@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/14973/
ベートーヴェン:
交響曲 第9番 ニ短調 op.125 「合唱付」
( ♫ 鑑賞ガイド )
お薦めPOINT♪
■上記「ばらの騎士」と同様、やはり無視できないのが、このジョナサン・ノット&東京交響楽団による「第九」。
■このコンビによる最初の年の「第九」の完成度はとても高かったものの、コロナ禍でさまざまな制約を受けた、それ以降の「第九」は彼らの試行錯誤を感じる公演の連続でした。
■2023年の「第九」公演を聴けなかったので、現在の第九がどのような進化をとげているのかわかりませんが、2023年11月に聴いたベートーヴェンの「田園」の充実度を考えると、やはり、これは期待せずにいられない公演です。
➡久々の快音、ジョナサン・ノット&東響、オピッツのベートーヴェン・プログラム
東京交響楽団 ♪ 過去の公演レビュー
これまでに聴いた公演のレビューをまとめてご紹介していきます。
参考になればうれしいです。
ノット&東京交響楽団に脱帽したレビュー
東京交響楽団とジョナサン・ノットの熱狂~日本にも世界最高水準の演奏を実現するコンビがいる
2024年シーズン
noteに「ソロカーテンコールが消えたジョナサン・ノット&東京交響楽団」投稿しました
2023年シーズン
スダーン&東京交響楽団のシューマンとブラームス~2023年12月定期演奏会
久々の快音、ジョナサン・ノット&東響、オピッツのベートーヴェン・プログラム
ジョナサン・ノット&東京交響楽団の出色の伴奏~エルガー:ヴァイオリン協奏曲を聴いて
リスクを取る!ジョナサン・ノット指揮のマーラー:6番「悲劇的」を聴いて~東京交響楽団演奏会
2022年シーズン
ジョナサン・ノット&東京交響楽団の“第九”公演2022を聴いて~その「挑戦」と「修正」
ユベール・スダーン&東京交響楽団のシューマン「ライン」を聴いて~スダーンを聴く楽しみ
ジョナサン・ノット&東京交響楽団の美しいブルックナー第2番、ウェーベルン、シェーンベルクを聴いて
やっぱり凄い、ジョナサン・ノットと東京交響楽団~壮絶を極めたショスタコーヴィチの4番
ジョナサン・ノット指揮のマーラー:交響曲第5番を聴いて~東京交響楽団定期演奏会
ジョナサン・ノットが指揮する東京交響楽団のドビュッシーとブラームスを聴く
とつぜん目覚めた音楽、いまコバケンが面白い~東京交響楽団とのドヴォルザーク:『新世界から』を聴いて
2021年シーズン
ジョナサン・ノットと東京交響楽団の「第九」2021、そしてスイス・ロマンドとの「第九」
オンライン配信の聴き方
♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。
現状、Apple Music アップル・ミュージックがいちばんおすすめのサブスクです。
➡【2024年】クラシック音楽サブスクはApple Music Classicalがいちばんお薦め
Amazon Musicアマゾン・ミュージックも配信されている音源の量が多く、お薦めできます。
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♪お薦めのクラシックコンサート
➡「コンサートに行こう!お薦め演奏会」
♪実際に聴きに行ったコンサートの感想・レビュー
➡「コンサートレビュー♫私の音楽日記」
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