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日本のクラシック音楽をけん引した「世界のオザワ」こと、指揮者の小澤征爾(おざわ・せいじ、1935-2024)さん。
このシリーズでは、小澤征爾さんの録音で50人の作曲家にふれながら、クラシック音楽の歴史を旅します。
この機会に「クラシック音楽を聴いてみよう」という方向け、クラシック入門シリーズです。
シリーズ一覧はこちらのページで確認できます。
目次(押すとジャンプします)
ヨハン・シュトラウスⅡ世(Johann Strauss II、1825-1899)
ヨハン・シュトラウスⅡ世
子どもには優しかったものの、大人に対しては気難しく、なかなか心をひらかなかったと伝わるブラームス。
➡小澤征爾さんで知る&聴く大作曲家50人【14】ブラームス~クラシック入門
そんな彼が、例外的に親しく交流していたといわれるのが、“ ワルツ王 ”と呼ばれるヨハン・シュトラウスⅡ世(Johann Strauss II、1825-1899)です。
とりわけ「美しく青きドナウ」はオーストリア第2の国歌とまで言われる名曲。
ブラームスは「残念なことだ、この旋律はブラームスの作品ではない」と書き残しています。
シュトラウス・ファミリー
19世紀、音楽の都ウィーンで流行した三拍子のダンス音楽が「ウィンナ・ワルツ」。
そのワルツの「父」とされるのが、ヨハン・シュトラウスⅠ世(1804-1849)。
今回テーマにしているのが、その息子であるヨハン・シュトラウスⅡ世(1825-1899)です。
この親子、当初は確執がありましたが、最終的には和解。
父ヨハン・シュトラウスⅠ世が亡くなると、父の仕事もまとめて引き受け、ヨハン・シュトラウスⅡ世は大忙しとなります。
そこで、さらに兄弟たちに助けをもとめ、次男のヨーゼフ・シュトラウス(1827-1870)、末弟のエドゥアルド・シュトラウス(1835-1916)も音楽の世界に飛び込み、「シュトラウス・ファミリー」による、ワルツの黄金時代がきずかれることになりました。
➡ヨーゼフ・シュトラウスの作品を年代順に~路面清掃車も発案した作曲家【オーケストラ入門】
小澤征爾さんで聴くヨハン・シュトラウスⅡ世
美しく青きドナウ
オーストリアでは、毎年の元旦に、名門ウィーン・フィルがシュトラウス・ファミリーの作品をあつめた「ニューイヤーコンサート」を開催し、その模様は全世界へテレビ中継されます。
➡ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサートの指揮者たち~小さな試聴室
小澤征爾さんは、2002年にそのニューイヤーコンサートに、日本人としては初めて出演しました。
ここでは、そのときの「美しく青きドナウ」をお届けします。
( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)
オンライン配信の聴き方
♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。
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■Apple Music Classical日本版が解禁!クラシック音楽に特化~弱点もちょっとあります
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判断基準はあくまで主観。これまでに実際に聴いた体験などを参考に選んでいます。
♪実際に聴きに行ったコンサートのなかから、特に印象深かったものについては、「コンサートレビュー♫私の音楽日記」でレビューをつづっています。コンサート選びの参考になればうれしいです。
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