お薦めの音楽家たち

東京交響楽団&ジョナサン・ノット、ユベール・スダーン~お薦めの現役アーティストたち

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このページでは、2024~26年に予定されている東京交響楽団のコンサートのなかから、ブログ読者のみなさんに「特にお薦め!」したい公演をピックアップしてご紹介していきます。

 

東京交響楽団は、週末にコンサートを組むことが多いのも特徴。

このページを参考に、素敵な週末をお過ごしください。

 

2025-26シーズンの速報が出ましたので、記事を大幅に更新しました!(2024-10-13)

目次(押すとジャンプします)

東京交響楽団

 

公式サイト:https://tokyosymphony.jp/

 

東京交響楽団は、当ブログが現在、いちばん推しているオーケストラ

高度なアンサンブルを誇るいっぽうで、音楽へのひたむきさが失われない

ステージ上の楽団員の表情がほがらかなのも印象的で、ステージマナーも素晴らしいです。

また、チケットの価格が3000円台~なのも良心的。

 

1946年創設の東宝交響楽団が歴史のはじまりで、1951年に東京交響楽団に改称。

アルヴィド・ヤンソンス(マリス・ヤンソンスのお父さん)が名演を刻んだ時代があったり、

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そのほかにも、大巨匠オイゲン・ヨッフム(Eugen Jochum, 1902-1987)が客演していたりします。

 

現在は、第3代音楽監督ジョナサン・ノットの指揮のもと、刺激的なコンサートを展開しています。

 

ふたりの名指揮者 ノットとスダーン

 

音楽監督:ジョナサン・ノット

 

ジョナサン・ノットは、1962年イギリス生まれ。

現在、東京交響楽団の第3代音楽監督をつとめている指揮者です。

2025-2026年シーズンで退任が発表されましたので、2025年末の登場が音楽監督としての最後の登場になるはずです。

 

東京交響楽団に黄金時代をもたらしているノットは、以前、フランスの「アンサンブル・アンテルコンテンポラン」という現代音楽に特化した楽団の音楽監督をしていた時期もあり、刺激的なプログラミングを組む指揮者です。

 

“ Take a risk ! リスクをとれ! ”が東京交響楽団との合言葉だそうで、挑戦に満ちたコンサートは、日本の音楽界におおきな刺激をあたえています。

刺激的なコンサートに行ってみたいときは、まず最初に、ジョナサン・ノット&東京交響楽団のコンサートを検討してみてください。

 

桂冠指揮者:ユベール・スダーン

 

ユベール・スダーンは、1946年、オランダ生まれの指揮者。

ジョナサン・ノットの前の、東京交響楽団の第2代音楽監督をつとめた指揮者です。

 

東京交響楽団を現在の地位におしあげたのが、ユベール・スダーン氏です。

現在は、東京交響楽団の桂冠指揮者として、年に数回、指揮台に登場します。

 

モーツァルトなどの古典派の作品に定評のある指揮者ですが、私はロマン派以降の彼の指揮も好きです。

チャイコフスキーのマンフレッド交響曲や、レーガーの「ベックリンによる4つの音詩」などは、これ以上の演奏は世界のどこを探してもないだろうというくらい、凄い演奏でした。

 

東京交響楽団のおすすめ演奏会

 

東京交響楽団のおこなうコンサートのなかから、とくにお薦めのものをピックアップしてご紹介していきます。

 

11/9・10(東京・神奈川)
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
「デュリュフレ」

11/9(土)18:00
@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/14917/

11/10(日)14:00
@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/14939/

ラヴェル:
スペイン狂詩曲

ジャレル:
クラリネット協奏曲(日本初演)
clarinet, マルティン・フレスト

デュリュフレ:
レクイエム op.9

Mezzo Soprano, 中島郁子
Baritone, 青山貴
Chorus, 東響コーラス

お薦めPOINT♪ 

■ジョナサン・ノットの指揮で、ちょっとめずらしい、フランスの作曲家モーリス・デュリュフレ(Maurice Duruflé,  1902 – 1986)の傑作「レクイエム」がプログラムされています。

1947年発表の作品で、フォーレの「レクイエム」の後継といった流れのなかにある名作です。

ノットと東京交響楽団の、色彩的な特色がみごとに発揮されれば、とてもうつくしい体験を得ることができるかもしれません。

■真ん中には、スウェーデンの名手マルティン・フレストをソリストに、新作初演がふくまれています。

 

 

12/7・8
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
「運命」

12/7(土)18:00
@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/14918/

12/8(日)14:00
@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/14923/

シェーンベルク:
ヴァイオリン協奏曲 op.36
Violin, アヴァ・バハリ

ベートーヴェン:
交響曲 第5番 ハ短調 op.67「運命」
( ♫ 鑑賞ガイド )

お薦めPOINT♪ 

何といっても、ジョナサン・ノットの「運命」が聴けるというのがポイント。

2023年のおわりに素晴らしいベートーヴェンを聴かせたコンビなので、期待値はとても高いです。

■前半にシェーンベルクのヴァイオリン協奏曲を置くあたりは、近現代を得意とするノットらしい変化球。

 

 

12/13・15(東京・神奈川)
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
「ばらの騎士」

12/13(金)17:00
@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/14990/

12/15(土)14:00
@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/15030/

R.シュトラウス:
「ばらの騎士」
(演奏会形式・日本語字幕付)

※声楽陣については公式サイトをご覧ください。

お薦めPOINT♪ 

ジョナサン・ノットの演奏会形式によるR・シュトラウスのオペラ・シリーズ、ついに、「ばらの騎士」が登場です。

■ノット&東京交響楽団による演奏会形式のシュトラウスは、ほかに代えがたい魅力を放っているのは事実ですが、これまで聴いた「サロメ」「エレクトラ」の出来栄えは、これより前におこなったモーツァルトのオペラ・シリーズに遠くおよんでいない印象をもっています。

彼らのコンサートでの、オーケストラ伴奏歌曲などでの精緻な表現をしっているだけに、毎回、もどかしい思いを抱いています。

■ただ、1万円台で「ばらの騎士」全曲を聴けて、しかも、もしかしたらたいへんな名演奏になるかもしれない可能性をもつコンビの演奏と考えると、やはり無視はできない、お薦めしないわけにはいかないコンサートです。

そろそろ特大ホームランを期待したい公演です。

 

 

12/28・29
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
「第九」

12/28(土)18:30
@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/14972/

12/29(日)14:00
@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/14973/

ベートーヴェン:
交響曲 第9番 ニ短調 op.125 「合唱付」
♫ 鑑賞ガイド

お薦めPOINT♪ 

■上記「ばらの騎士」と同様、やはり無視できないのが、このジョナサン・ノット&東京交響楽団による「第九」

■このコンビによる最初の年の「第九」の完成度はとても高かったものの、コロナ禍でさまざまな制約を受けた、それ以降の「第九」は彼らの試行錯誤を感じる公演の連続でした。

■2023年の「第九」公演を聴けなかったので、現在の第九がどのような進化をとげているのかわかりませんが、2023年11月に聴いたベートーヴェンの「田園」の充実度を考えると、やはり、これは期待せずにいられない公演です。

 

久々の快音、ジョナサン・ノット&東響、オピッツのベートーヴェン・プログラム

 

東京交響楽団2025年のおすすめ公演をピックアップ!

 

4/5・6
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
ブルックナー8番

 

4/5(土)18:00
@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52716/

4/6(日)14:00
@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52956/

ブルックナー:
交響曲第8番ハ短調

お薦めPOINT♪ 

■ジョナサン・ノットのラスト・シーズンの開幕は、意外なことに再演です。

すでにレコーディングも済んでいるブルックナー:交響曲第8番ハ短調

ジョナサン・ノットと東京交響楽団の初レコーディングがこのアルバムだったので、それを意識しての選曲かもしれません

♪ブルックナー:交響曲第8番(ジョナサン・ノット&東京交響楽団、2016年7月16日サントリーホールLive録音)

 

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)

 

■2024年が生誕200年の記念年だったブルックナー(Anton Bruckner, 1824-1896)の交響曲第8番は、演奏時間が80分前後の大作。

大作曲家ブルックナーの代表作であると同時に、星の数ほどあるクラシック音楽の金字塔のひとつ。

ノット&東京交響楽団の黄金コンビが、そのラストシーズンをどうスタートさせるのか、大注目のコンサートです。

 

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5/17・18
下野竜也(指揮)
東京交響楽団
スメタナ:わが祖国

 

5/17(土)14:00
@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52969/

5/18(日)17:00
@りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/53324/

スメタナ:
連作交響詩「わが祖国」全曲

お薦めPOINT♪ 

■N響の正指揮者に就任して、その存在感が増している下野竜也さんが登場。

■2024年が生誕200年だったスメタナ(Bedřich Smetana、1824-1884)の代表作、連作交響詩「わが祖国」全曲が演奏されます。

んー、どうせなら2024年にやってほしかったです。。

有名な交響詩「モルダウ」は、この「わが祖国」の第2曲です。

モルダウ単品でも素晴らしいですが、連作交響詩として全6曲を聴くと、さらに大きく、深い感動をあたえられます。

 

 

ミケーレ・マリオッティ(指揮)
東京交響楽団
ロッシーニの「スターバトマーテル」

6/7(土)14:00
@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52764/

6/8(日)14:00
@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52735/

モーツァルト:
交響曲 第25番 ト短調 K.183

ロッシーニ:
スターバト・マーテル(悲しみの聖母)

お薦めPOINT♪ 

注目株の指揮者ミケーレ・マリオッティが再登場。

■前半には、映画「アマデウス」でもおなじみのモーツァルト:交響曲第25番ト短調がおかれています。

 

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作品解説➡【初心者向け:交響曲100の物語】モーツァルト:交響曲第25番ト短調 K.183

 

■後半は、ロッシーニの宗教音楽の傑作、「スターバト・マーテル(悲しみの聖母)」

指揮者のマリオッティは、ロッシーニとおなじイタリアのペーザロ出身。

きっと特別な思い入れがあるはず。

選曲の面でも、期待値の高い公演です。

 

 

6/14
ミケーレ・マリオッティ(指揮)
東京交響楽団
「ロメオとジュリエット」

 

6/14(土)14:00
@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52972/

チャイコフスキー:
幻想的序曲「ロメオとジュリエット」

チャイコフスキー:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
(violin、ティモシー・チューイ)

プロコフィエフ:
バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より抜粋

お薦めPOINT♪ 

■上記コンサートでもご紹介している、イタリアの俊英ミケーレ・マリオッティが指揮する公演

「ロメオとジュリエット」にテーマをとっている面白いプログラム。

■チャイコフスキーの幻想序曲「ロメオとジュリエット」は、近年、あきらかに斜陽の道を歩んでいる、あまりコンサートでやられなくなっている名曲。

理由のひとつは、昨今のオーケストラの古楽化傾向が、この作品のドラマティックな性格と折り合いがつかないせいでしょう。

イタリアの若きマリオッティが、そうした障壁をふきとばしてくれることを期待したい公演。

 

 

7/5
ユベール・スダーン(指揮)
東京交響楽団
「アルルの女」

 

7/5(土)
14:00@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52981/

ベルリオーズ:
序曲「ローマの謝肉祭」 op.9

ラヴェル:
ピアノ協奏曲 ト長調
(piano, 上原彩子)

ビゼー:
「アルルの女」第1、2組曲

お薦めPOINT♪ 

■東京交響楽団の大恩人、オランダ出身の名匠ユベール・スダーンが登場

■プログラムは、まさに「フランス名曲集」。

初心者でも安心の選曲ですし、季節感という点でも、夏の暑さのなかでも爽やかに響くであろう選曲がされていて、お薦めです。

 

■「アルルの女」は、言わずと知れたビゼーの代表作ですが、意外と、名指揮者たちが実演のステージではとりあげないレパートリー。

スダーンが手堅く指揮しても普通に面白いでしょうが、彼がごくごくまれに発揮する、デモーニッシュな音楽作りが見られたら、場外ホームランのような演奏が聴けるかもしれないコンサートです(可能性は少ないですが)。

 

作品解説➡【オーケストラ入門】ビゼー:劇付随音楽『アルルの女』とその組曲~小さな試聴室

 

 

7/19・20
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
ブリテン:戦争レクイエム

7/19(土)
14:00@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52766/

7/21(月祝)
14:00@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52743/

ブリテン:戦争レクイエム op.66
(字幕付き)

お薦めPOINT♪ 

まさに、時を得た選曲としか言いようのない、ジョナサン・ノット渾身のプログラミング

2025年が「第二次世界大戦の終結から80年の節目」であることと、現在の世界の状況をみごとにとらえた選曲です。

■第1次世界大戦に従軍、25歳の若さで戦死した詩人オーウェン (Wilfred Edward Salter Owen, 1893-1918)の詩をもちいて、イギリスの大作曲家ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976)が作曲したのが「戦争レクイエム」。

■テクストに応じて、演奏者がおおきく3つのグループに分けられるなど、立体的な音響構造が志向されている作品なので、実演で接する意義も、とても大きな作品

 

 

9/27・28
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
バッハ:マタイ受難曲

9/27(土)
18:00@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52749/

9/28(日)
14:00@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52768/

バッハ:マタイ受難曲 BWV244
(字幕付き)

お薦めPOINT♪ 

予想していなかったプログラム!

クラシック音楽史の最上の傑作とされる、バッハのマタイ受難曲がとりあげられます。

■ジョナサン・ノットのお父さんは、イギリスのウースター大聖堂の司祭。

自身、ボーイソプラノとして声楽で活躍していたこともあり、声楽曲、教会音楽の分野は、一般に抱かれている印象以上に、ノットにとって近しい存在なのかもしれません。

■バッハの「マタイ受難曲」は、演奏に2時間半から3時間前後を要する大作。

この作品は、できれば実演で「体験」してみてほしい傑作で、仮にその大きさを受け止めきれないにしても、ほかの音楽作品とはまったくちがう、まったく特別なものにつつまれる、ほんとうに特別な音楽です。

 

 

10/4
大友直人(指揮)
東京交響楽団
ティボー・ガルシア(guitar)
ブラームス3番、アランフェス、ボレロ

10/4(土)
14:00@オペラシティ
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52784/

ブラームス:
交響曲 第3番 ヘ長調 op.90

ロドリーゴ:
アランフェス協奏曲
ティボー・ガルシア(guitar)

ラヴェル:ボレロ

お薦めPOINT♪ 

プログラムがおもしろいコンサート。

何だかとりとめのない、よくわからない組み合わせの選曲ですが、真ん中のアランフェス協奏曲が“ 哀愁 ”という点で、ブラームスをうまく受け止めてくれるかもしれず、ちょっと惹かれるプログラミング。

■とにかく名曲が並んでいるという点で、初心者にもわかりやすい選曲です。

■ギター・ソロには、フランスの名手ティボー・ガルシアが登場するなど、名誉客演指揮者の大友直人さんの指揮とあわせて、ひょっとしたらひょっとするかもしれないコンサートです。

 

 

10/11・12
スザンナ・マルッキ(指揮)
東京交響楽団
田園&春の祭典

10/11(土)
18:00@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52753/

10/12(日)
14:00@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/53020/

ベートーヴェン:
交響曲第6番ヘ長調「田園」

ストラヴィンスキー:
バレエ音楽「春の祭典」

お薦めPOINT♪ 

女性指揮者の代表格のひとり、フィンランド出身のスザンナ・マルッキが登場

ジョナサン・ノットの後任として、フランスのアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督をつとめた人なので、そうしたつながりでの登場かもしれません。

■ベートーヴェンの「田園」&ストラヴィンスキーの「春の祭典」という、古典派と20世紀の名曲を組み合わせたプログラム。

いずれも名曲中の名曲だけに、スザンナ・マルッキの音楽性をはっきりと味わえる機会になりそう

 

 

11/15・16
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
ラヴェル:歌劇「子どもと魔法」

11/15(土)
14:00@オペラシティ
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/53263/

11/16(日)
17:00@りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/53327/

ドビュッシー:
「夜想曲」~シレーヌ

デュリュフレ:3つの舞曲 op.6

ラヴェル:
歌劇「子どもと魔法」(演奏会形式)

お薦めPOINT♪ 

ジョナサン・ノットの演奏会形式オペラ・シリーズ、最後に取り上げられるのはラヴェルの歌劇「子どもと魔法」です。

上演時間45分程度の、ラヴェルの“ 母性 ”に心打たれる名作オペラ。

■ノット&東響が非常に美しく響くことの多い「フランス音楽」のオペラだけに、その色彩感にも期待がおおきい公演

 

■歌劇「子どもと魔法」は、2013年に小澤征爾さんがサイトウ・キネン・フェスティバル松本で取りあげた際のライヴ録音が、グラミー賞をとって話題となりました。

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11/22・23
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
マーラー:交響曲第9番

11/22(土)
18:00@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52755/

11/23(日)
14:00@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/53023/

武満徹:セレモニアル
(笙)宮田まゆみ

マーラー:
交響曲第9番ニ長調

お薦めPOINT♪ 

■年末の第九公演を別とすると、ジョナサン・ノットの音楽監督としての最後の登場

私と東京交響楽団の音楽の旅は、マーラーの交響曲第9番から始まり、同じ曲で終わりを迎えます」とジョナサン・ノットが述べています。

満を持しての選曲ということになります。

■マーラー(Gustav Mahler, 1860-1911)の交響曲第9番は、彼が完成させた最後の交響曲。

「死」や「別れ」が強く意識される作品ゆえに、こうした最後の演奏会でとりあげられる機会が多い曲でもあります。

オーケストラもジョナサン・ノットも、渾身の演奏を披露してくれるはずです。

■YouTubeでは、2023年にジョナサン・ノットがスイス・ロマンド管弦楽団を指揮したマーラー:交響曲第9番の映像が公開されています。

 

 

12/28・29
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
「第九」演奏会

12/28(日)
14:00@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/53267/

12/29(月)
14:00@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/53270/

ベートーヴェン:
交響曲第9番ニ短調「合唱つき」

お薦めPOINT♪ 

ジョナサン・ノットの音楽監督としての最後の最後の登場は、きっと、この公演になるのでしょう

■賛否はあれど、これほどの水準の「第九」を毎年聴くことができた、ほんとうに幸運な数年間に感謝しなくてはいけません

最後の最後、有終の美を飾ってほしい公演です。

 

ジョナサン・ノットと東京交響楽団の「第九」2021、そしてスイス・ロマンドとの「第九」

ジョナサン・ノット&東京交響楽団の“第九”公演2022を聴いて~その「挑戦」と「修正」

 

 

 

2026年
1/17
大植英次(指揮)
東京交響楽団
ベートーヴェン・プログラム

2026年1/17(土)
14:00@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/53036/

ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 op.73「皇帝」
piano,清水和音

ベートーヴェン:
交響曲 第7番 イ長調 op.92

お薦めPOINT♪ 

■最近、国内のさまざまなオーケストラへの登場が増えている大植英次さん。

東京交響楽団とは、ベートーヴェンの王道プログラムが組まれました。

エネルギッシュな指揮ぶりが特徴の方なので、後半の交響曲第7番は期待される選曲です。

 

 

東京交響楽団 ♪ 過去の公演レビュー

 

これまでに聴いた公演のレビューをまとめてご紹介していきます。

参考になればうれしいです。

 

ノット&東京交響楽団に脱帽したレビュー

 

東京交響楽団とジョナサン・ノットの熱狂~日本にも世界最高水準の演奏を実現するコンビがいる

 

2024年シーズン

 

noteに「ソロカーテンコールが消えたジョナサン・ノット&東京交響楽団」投稿しました

 

2023年シーズン

 

スダーン&東京交響楽団のシューマンとブラームス~2023年12月定期演奏会

 

久々の快音、ジョナサン・ノット&東響、オピッツのベートーヴェン・プログラム

 

ジョナサン・ノット&東京交響楽団の出色の伴奏~エルガー:ヴァイオリン協奏曲を聴いて

 

リスクを取る!ジョナサン・ノット指揮のマーラー:6番「悲劇的」を聴いて~東京交響楽団演奏会

 

2022年シーズン

 

ジョナサン・ノット&東京交響楽団の“第九”公演2022を聴いて~その「挑戦」と「修正」

 

ユベール・スダーン&東京交響楽団のシューマン「ライン」を聴いて~スダーンを聴く楽しみ

 

ジョナサン・ノット&東京交響楽団の美しいブルックナー第2番、ウェーベルン、シェーンベルクを聴いて

 

やっぱり凄い、ジョナサン・ノットと東京交響楽団~壮絶を極めたショスタコーヴィチの4番

 

ジョナサン・ノット指揮のマーラー:交響曲第5番を聴いて~東京交響楽団定期演奏会

 

ジョナサン・ノットが指揮する東京交響楽団のドビュッシーとブラームスを聴く

 

とつぜん目覚めた音楽、いまコバケンが面白い~東京交響楽団とのドヴォルザーク:『新世界から』を聴いて

 

2021年シーズン

ジョナサン・ノットと東京交響楽団の「第九」2021、そしてスイス・ロマンドとの「第九」

 

 

 

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お薦めのクラシックコンサート
コンサートに行こう!お薦め演奏会

 

♪実際に聴きに行ったコンサートの感想・レビュー
➡「コンサートレビュー♫私の音楽日記

 

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