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このページでは、N響ことNHK交響楽団のおすすめ演奏会をまとめてご紹介していきます。
N響は本拠地のNHKホールが音響的に大問題なのですが、さすがの経済力で指揮者陣・ソリストたちが豪華です。
目次(押すとジャンプします)
N響を聴きにいくときの注意点!
①ホール選びがむずかしい‥
■NHK交響楽団を聴くときの注意点一つ目は、何といっても「会場」です。
サントリーホールや東京芸術劇場など、クラシックコンサート向けホールは、だいたい2000席の規模です。
けれど、N響が本拠地とするNHKホールは3500席規模(!)。
あまりに広く、オーケストラの音が遠くなるので、実はNHKホールはクラシックに向かない会場です。
「紅白歌合戦」のようにマイクを使う場合は問題がないのかもしれません。
なので、NHKホールでクラシックを聴く場合、チケット代は高くなりますが、とにかく前の席を買うしかありません。
■NHK交響楽団は「定期Bシリーズ」をサントリーホールでおこなっています。
これは、NHKホールへの不満を解消するために始まったシリーズですが、それゆえに会員席でほとんど売り切れてしまいます。
一般発売のころには高い席が少し残っていますが、人気指揮者が登場する回は争奪戦です。
でも、手に入るならば、サントリー定期がいちばんお薦めです。
■となると、実は「地方公演」が有力な選択肢だったりします。
バブル期にたくさん造られた地方の音楽ホールは、たいていのホールがNHKホールよりクラシックに向いています。
人気指揮者が地方公演で指揮する公演があったら、是非、検討してみてください。
②高齢指揮者を招くことが多いがゆえ
■2023年におこった問題ですが、高齢の指揮者ブロムシュテットがキャンセルになった翌月、やはり高齢の指揮者フェドセーエフもキャンセルという事態がおこりました。
良し悪しは別として、指揮者やソリストの変更による払い戻しは行われません。
指揮者やソリストでコンサートをえらぶ聴衆側からすると納得しにくいルールですが、現状、どこの楽団もそうなっています。
■N響は、2023年の2カ月連続の指揮者キャンセルの対応で、いろいろ禍根を残しました。
その点では、読売日本交響楽団が、やはり2023年、高齢の指揮者ツァグロゼクのキャンセルを受けて、ドイツから上岡敏之さんを代役に呼んだのはさすがの対応でした(→公演レビュー:代役で個性派指揮者が登場~上岡敏之(指揮)読売日本交響楽団のブルックナー8番)。
■N響は高齢の著名指揮者をまねくことが他の楽団より多いぶん、キャンセルの可能性もほかの楽団より高いです。
ある程度、キャンセルも覚悟してチケットを買うしかないのが現状です。
NHK交響楽団おすすめコンサートまとめ
1/19・20(東京)
トゥガン・ソヒエフ指揮
NHK交響楽団
1/19(金)19:30
@NHKホール
公式サイト:
https://www.nhkso.or.jp/concert/202401C.html?pdate=20240119
1/20(土)14:00
@NHKホール
公式サイト:
https://www.nhkso.or.jp/concert/202401C.html?pdate=20240120
リャードフ:
交響詩「キキモラ」
プロコフィエフ(ソヒエフ編):
バレエ組曲「ロメオとジュリエット」
お薦めPOINT♪
■1月のN響定期の恒例となっている、ロシアの名指揮者トゥガン・ソヒエフの登場。
昨今の政治情勢に翻弄され、ロシアのボリショイ劇場とフランスのトゥールーズ・キャピトル管弦楽団の2つの音楽監督のポストを同時に辞任して話題となりました。
■ソヒエフはたいへんな実力派指揮者です。
上記以外の公演もふくめ、用意された3プログラムすべてがお薦めです。
ただ、サントリーホール公演(ベートーヴェンの「英雄」など)は一般発売のころにはほぼ残席がないでしょうし、フランス音楽のプログラム(ラヴェル:マ・メール・ロワなど)を広すぎるNHKホールで楽しむのは簡単ではありません。
ですので、プロコフィエフのバレエ音楽「ロメオとジュリエット」をメインに据えた、こちらの公演をお薦めします。
■この公演は、途中休憩なしの60~80分ほどのショート・コンサートのシリーズ。
そのぶん、料金もおさえめで初心者向きです。
4/24・25(東京)
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
NHK交響楽団のシューマン
4/24(水)19:00
@サントリーホール
公式サイト:https://www.nhkso.or.jp/concert/202404B.html?pdate=20240424
4/25(木)19:00
@サントリーホール
公式サイト:https://www.nhkso.or.jp/concert/202404B.html?pdate=20240425
【オール・シューマン・プログラム】
歌劇「ゲノヴェーヴァ」 序曲
チェロ協奏曲 イ短調 作品129
Cello, キアン・ソルターニ
交響曲 第2番 ハ長調 作品61
( ♫ 解説:交響曲100シューマン交響曲第2番)
お薦めPOINT♪
■ドイツ出身、若き日は何より優れたピアニストとして著名だった指揮者クリストフ・エッシェンバッハが登場予定。
来日時には84歳です。
■今回の来日では、N響とこのシューマン以外にもブルックナーやブラームスを演奏しますが、いちばん注目は、やはり彼がずっと得意としているシューマンの公演でしょうか。
■チェロ独奏のキアン・ソルターニは、ウエスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラの首席奏者。
■冒頭に書いた通り、エッシェンバッハは来日時84歳ということで、年齢的にキャンセルの可能性もあります。
良し悪しはともかく、基本、指揮者変更での払い戻しは行われません。
N響はキャンセル時の対応で、昨シーズン禍根を残していますので、その点は留意する必要があります。
( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)
5/11・12(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)
N響「ローマ三部作」
5/11(土)18:00
@NHKホール
公式サイト:https://www.nhkso.or.jp/concert/202405A.html?pdate=20240511
5/12(日)14:00
@NHKホール
公式サイト:https://www.nhkso.or.jp/concert/202405A.html?pdate=20240512
パンフィリ:
戦いを生きる[日本初演]
レスピーギ:
交響詩「ローマの松」
レスピーギ:
交響詩「ローマの噴水」
レスピーギ:
交響詩「ローマの祭り」
お薦めPOINT♪
■イタリア人指揮者ファビオ・ルイージをむかえて新しい時代に入っているNHK交響楽団。
5月は、その首席奏者ファビオ・ルイージの登場。
■ルイージ&N響は、クラシックの定番曲をじょうずにプログラムしている公演が多く、魅力的な演奏会が多いです。
■この公演では、ルイージの母国イタリアの作曲家レスピーギの代表作「ローマ三部作」が演奏されます。
■クラシック・ファンはもとより、吹奏楽編曲で親しんだ人たちにもうれしいプログラミングです。
♪レスピーギ:交響詩「ローマの祭り」
ファビオ・ルイージ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団
( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)
5/17・18(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)
N響「メンデルスゾーン・プログラム」
5/17(金)19:30
@NHKホール
公式サイト:https://www.nhkso.or.jp/concert/202405C.html?pdate=20240517
5/18(土)14:00
@NHKホール
公式サイト:https://www.nhkso.or.jp/concert/202405C.html?pdate=20240518
メンデルスゾーン:
「夏の夜の夢」の音楽から
序曲、夜想曲、スケルツォ&結婚行進曲
( ♫ 解説:メンデルスゾーン:夏の夜の夢)
メンデルスゾーン:
交響曲 第5番 ニ短調 作品107「宗教改革」
( ♫ 解説:交響曲100メンデルスゾーン:「宗教改革」)
お薦めPOINT♪
■N響に新しい時代をもたらしている首席指揮者ファビオ・ルイージが登場。
■このコンビはプログラミングが実に多彩でバランスよく、このメンデルスゾーン・プログラムも、メインディッシュが「スコットランド」でも「イタリア」でもないところに、プログラミングの上手さが表れています。
重量級ではない、爽やかな音楽を、しっとりとあじわえるような演目になっています。
■この公演は、休憩なしの60分~80分程度のコンサート・シリーズで、チケット価格もおさえられた初心者にも優しい公演。
♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。
オンライン配信の聴き方については、「クラシック音楽をオンライン(サブスク定額制)で楽しむ~音楽好きが実際に使ってみました~」のページでご紹介しています。
♪お薦めのクラシックコンサートを「コンサートに行こう!お薦め演奏会」のページでご紹介しています。
判断基準はあくまで主観。これまでに実際に聴いた体験などを参考に選んでいます。
♪実際に聴きに行ったコンサートのなかから、特に印象深かったものについては、「コンサートレビュー♫私の音楽日記」でレビューをつづっています。コンサート選びの参考になればうれしいです。
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