エッセイ&特集、らじお

わたしのラジオ日記【2023年1月号】~NHK「らじるらじる」で出会ったクラシック音楽

 

NHKラジオのアプリ「らじるらじる」で、ついにクラシック番組の「聴き逃し」放送が開始されました。

このページでは、「聴き逃し」対応番組を中心に、聴きどころや感想を「随時更新」でつづっています。

アプリを使えば、放送直後から1週間後はいつでも聴けますので、興味のわくものがあったら実際に聴いてみてください。

 

私のらじお日記~随時更新中~

♫このブログでは、音源をご紹介するときに、オンライン配信されているものを中心にご紹介しています。オンライン配信でのクラシック音楽の聴き方については、「クラシック音楽をオンライン(サブスク定額制)で楽しむ~音楽好きが実際に使ってみました~」という記事にまとめています。

 

1/30ルクセンブルクのオーケストラ

1/30(月)~1週間
ベストオブクラシック(公式HP
★らじるらじる「聴き逃し」対応★

「ルクセンブルクの公演から」というシリーズ放送でしたが、ルクセンブルクという国の名前は知っているものの、その音楽事情については何も知らないということに気づきました。

ルクセンブルク出身の音楽家といって、特に誰の名前も浮かんでこないので、やはりルクセンブルクは私にとって、あまり印象のない国です。

この放送では、ルクセンブルク・フィルハーモニーの演奏会が紹介されました。

指揮はグスターボ・ヒメノで、コンセルトヘボウ管弦楽団とも日本公演を行ったことのある、中堅指揮者の代表格のひとり。

さらに、ソプラノにディアナ・ダムラウが登場しての、豪華な公演です。

 

冒頭は、弦楽合奏編曲版による、ウェーベルン(Anton Webern, 1883-1945):「緩徐楽章」

作曲者20代前半の、ロマン派のエコーが濃厚な作品で、もともとは弦楽四重奏のための作品ですが、こうして弦楽合奏で聴くと、いっそうロマンティックに聴こえてきます。

 

2曲目からはダムラウが登場して、R・シュトラウスのオーケストラ伴奏歌曲が6曲。

ダムラウらしい、いくぶん濃い目の表情でシュトラウスが歌われていきました。

オーケストラ伴奏は編成を絞っているのか、少し乾いた響きがしていて、そこは少し、作品の持つ味わいとの食い違いのようなものを感じましたが、それでも、やはり歌が始まると、シュトラウスの歌曲の良さに耳を奪われました。

日本では、こうしたシュトラウスの声楽曲がオーケストラコンサートのプログラムに組み込まれる機会が、まだまだ多くないので、一流の歌手によるシュトラウスのオーケストラ伴奏歌曲を実演で聴けるということ自体が、ほんとうにうらやましいと思う演奏でした。

 

最後は、ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」L’Oiseau de feuの全曲版。

ルクセンブルク・フィルハーモニーは、ヒメノの活躍のおかげで躍進を遂げているそうで、その勢いが感じられる「火の鳥」になっていました。

調べてみたら、同時期の録音がリリースされていましたので、聴き逃し配信が終了していましたら、そちらで聴いてみてください。

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify  などで聴けます)

 

それと、このオーケストラは、「フィルハーモニー・ルクセンブルク」という、とってもモダンな外観をもった、きれいなホールを持っているようです(下の写真)。

客席数は1500人程度とのこと。

サントリーホールや東京芸術劇場でだいたい2000人なので、だいたい、東京オペラシティくらいの規模でしょうか。

 

 

1/29大町陽一郎の名演奏

1/29(日)~1週間
名演奏ライブラリー(公式HP
★らじるらじる「聴き逃し」対応★

「ウィーン流儀のマエストロ 大町陽一郎」と題されて、昨年亡くなられた指揮者の大町陽一郎(1931-2022)さんの特集でした。

放送では、多くのシュトラウス作品が流れましたが、こんなにたくさんのシュトラウス・ファミリーの録音を残されているとは知りませんでした。

なかには、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉(現在の千葉交響楽団)との録音もあって、今月、山下一史さんとのコンビで聴いた千葉交響楽団のシュトラウス演奏(♪ 公演レビュー)の原点は、大町陽一郎さんにあったのかもしれないと、教えられることの多い放送でした。

 

昔テレビなどで親しんだ、なつかしい名指揮者の演奏に久々にふれて、楽しいひとときになりました。

番組の中心は九州交響楽団とのシュトラウス演奏で、ただ、残念ながらオンライン配信はまだないようです。

シュトラウス・ファミリー名曲集 大町陽一郎&九州交響楽団」Amazon

シュトラウスファミリー名曲集2 大町陽一郎&九州交響楽団」Amazon

 

1/27アポロン・ミューザゲート四重奏団

1/27(金)~1週間
ベストオブクラシック(公式HP
★らじるらじる「聴き逃し」対応★

ベストオブクラシックという番組は、海外でおこなわれたコンサートのライヴ録音がながれるので、最前線の演奏を楽しむことができるだけでなく、今後のコンサート選びにもとても役立つ番組です。

今週は「魅惑のトリオとカルテット」と題されて、さまざまな室内楽が紹介されましたが、なかでも耳をうばわれたのが、このアポロン・ミューザゲート四重奏団Apollon Musagète Quartetの放送回。

私はこの放送で初めて知りました。

ポーランドの弦楽四重奏団だそうで、新鮮さと堅実さの両方を感じさせられる演奏で、シューベルトの弦楽四重奏曲が3曲流れました。

抒情性に富んだ演奏で、こんな素敵な演奏をする新しいカルテットがあったのかと、うれしい発見でした。

何年か前にすでに来日公演も行わていたようで、いつか実演に接してみたいカルテットです。

 

オンラインではハイドンやブラームスの弦楽四重奏曲をおさめたアルバムなど、数点が配信されています。

ブラームスの弦楽四重奏曲は、この作曲家の作品のなかでは比較的演奏されない作品群ですが、この演奏には耳をひかれる抒情性があって、曲の良さがダイレクトに伝わってきます

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify などで聴けます)

 

1/25グレン・グールドのワーグナーとヤンソンスのシベリウス

1/25(月)~1週間
クラシックカフェ(公式HP
★らじるらじる「聴き逃し」対応★

冒頭のカラヤン指揮ベルリン・フィルによるワグナー:「ローエングリン」第1幕への前奏曲も素晴らしかったですが、ここでは、つぎに流れたグレン・グールド(1932-1982)のピアノ演奏によるワグナー:楽劇「神々のたそがれ」~「夜明けとジークフリートのラインの旅」 Morgendämmerung und Siegfried’s Rheinfahrtのことを書いておきたいと思います。

バッハ演奏で名高い彼が、1973年に録音した一連のワーグナー編曲作品のひとつで、グールド自身の編曲に寄っています。

本来は大きな編成のオーケストラで演奏されるこの楽曲を、グールドは極めて抒情的に編曲&演奏していて、この作品のあたらしい美しさを導き出しています。

私にとって、彼のバッハ:ゴールドベルク変奏曲とならんで、このワーグナーも特に忘れがたいレコーディングです。

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)

 

メインに流れたのは、シベリウス:交響曲第5番変ホ長調 Sibelius:Symphony No5 in E flat Majorで、演奏がマリス・ヤンソンス(1943-2019)指揮オスロ・フィルハーモニー

こちら極めてオーソドックスな、でも、安心して聴いていられる演奏。

ヤンソンスが亡くなったときにも感じましたが、こうして、何を演奏しても安心して耳を傾けることができる指揮者が、ほんとうに少なくなってしまいました。

懐かしい、ヤンソンス&オスロ・フィルの名コンビによるシベリウス。

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)

 

1/19テンシュテットのマーラー4番

1/19(木)~1週間
クラシックカフェ(公式HP
★らじるらじる「聴き逃し」対応★

メインはマーラー:交響曲第4番ト長調

1982年の、クラウス・テンシュテット指揮ロンドン・フィル、ソプラノ独唱がルチア・ポップという豪華な演奏で流れました。

たいへんな名盤で、いまさら私が何か言う余地は残されていません。

テンシュテットのマーラーは、近年、大量のライヴ録音が発掘&リリースされて、スタジオ録音の存在感がやや目立たなくなっていましたが、こうして久々にスタジオ録音盤を聴きなおすと、やっぱり凄いです。

テンシュテットなきロンドン・フィルは、ミック・ジャガーのいないローリングストーンズだ」という有名な言葉がありますが、まさに、このコンビの黄金時代を感じさせる録音です。

この頃のロンドン・フィルのメンバーは、音楽家として、さぞかし幸せだっただろうなと思います。

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)

 

1/17クラシック・カフェの当たり回

1/17(火)~1週間
クラシックカフェ(公式HP
★らじるらじる「聴き逃し」対応★

冒頭から最後まで、名曲名演奏がずらっとならんだ放送回でした。

メインはベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調「運命」で、演奏はオイゲン・ヨッフム指揮ロンドン交響楽団という、往年の名盤が選ばれていました。

ひさびさに耳にしましたが、豊かなひびきにあふれた演奏で、晩年のヨッフムの大家然たる演奏でありながら、いっぽうで、若々しい息吹も感じられる、非常に立派なベートーヴェンに耳をうばわれました。

ロンドン交響楽団が、実に腰の据わった、低い重心の音楽を奏でていて、こうしたところは本当にヨッフムの至芸を感じさせられます。

ここにリンクを貼っておきたいのですが、まだ、この録音は配信されていないようです。

CDでのヨッフム&ロンドン交響楽団『ベートーヴェン:交響曲全集』(Amazon)は、1990年代初期までに出たものが音質的にお薦めです。

そのほか、コリン・デイヴィス指揮バイエルン放送交響楽団によるブラームス:「運命の歌」も素晴らしかったのですが、こちらもオンライン配信は見当たらず、まだまだクラシックの音源は後回しになっているのだなとあらためて思い知らされます。

 

ブラームス:アルト・ラプソディ ほか』(Amazon)

 

1/16エルガー:交響曲第1番

1/16(月)~1週間
クラシックカフェ(公式HP
★らじるらじる「聴き逃し」対応★

番組テーマに掲げられているのは「エルガーのチェロ協奏曲」ですが、私がうれしかったのは、エルガーの交響曲第1番が流れたこと。

イギリス本国では頻繁に演奏されるようで、日本でも、尾高忠明さんなど一部の指揮者がよく演奏してくださる作品ですが、知名度という点では、エルガー作品のなかでもまだまだ低いほうだと思います。

私はこの作品が大好きで、このブログの第一稿もこの作品にささげましたが、何度聴いてもすばらしい作品です。

この放送では、名演として名高い、アンドレ・プレヴィン(1929-2019)指揮ロイヤル・フィルの演奏が選ばれていました。

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)

プレヴィンがロイヤル・フィルの首席指揮者になった最初の年に録音されたもので、このコンビの輝かしい船出として、記念碑的な名演奏になりました。

 

1/15チェルニー=ステファンスカの名演奏

1/15(日)~1週間
名演奏ライブラリー(公式HP
★らじるらじる「聴き逃し」対応★

ポーランド出身の名ピアニスト、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(1922-2001)Halina Czerny-Stefańskaの特集。

たしか、教則本で有名な「ツェルニー」の子孫にあたるピアニストのはずです。

彼女の演奏したショパンのピアノ協奏曲第1番 Chopin: Concierto para Piano y Orquesta No. 1 が、長らく伝説の名ピアニスト、ディヌ・リパッティ(1917-1950)の録音だと勘違いされて販売されていた、有名なエピソードも放送で紹介されています。

実際、この演奏はとても素晴らしいもので、リパッティの奥さんをはじめ、関係者がみんな勘違いしたのも当然の、リパッティに連なる、清らかな美しさがあります。

伴奏のスメターチェク&チェコ・フィルも最高にうつくしい音楽を奏でています。

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)

この放送では、ショパンの名演奏が多数紹介されましたが、そのほかにモーツァルト:ピアノ協奏曲第23番の素晴らしい録音も紹介されました。

これが本当に素晴らしいモーツァルトだったのですが、残念ながらオンライン配信はまだないようです。

 

1/12レスピーギ作品の名演奏を2種

1/12(木)~1週間
クラシックカフェ(公式HP
★らじるらじる「聴き逃し」対応★

イタリアにテーマを持った放送で、特に、後半のレスピーギ作品で素敵な演奏に出会えました。

まずは、レスピーギ:「リュートのための古風な舞曲とアリア 第1組曲」Respighi: Ancient Aires & Dances, Set1で、演奏がサー・ネヴィル・マリナー(1924-2016)指揮ロサンゼルス室内管弦楽団、1975年の録音。

マリナーというとアカデミー・オブ・セントマーティン・イン・ザ・フィールズとのコンビが印象的で、このロサンゼルスの楽団との録音は今回はじめて耳にしました。

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)

これが、とっても爽やかで、魅力的な演奏。

マリナーの山のようにある録音のなかでも、特筆されるべき名演奏だと感じました。

この放送のあと、ふと昔の『レコード芸術』を読んでいたら、音楽評論家の諸石幸生さん追悼記事を以前書きました)が「マリナーの名盤10選」というのを選んでいて、しっかり、そのなかに入っていました。

「諸石幸生さん、さすがだなぁ」と懐かしく思い出しました。

 

番組最後に流れたのが、レスピーギ:交響詩「ローマの松」 Respighi : Pini di Romaで、こちらは、シャルル・ミュンシュ(1891-1968)指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団の1966年の録音。

こちら、以前からあまり良い評判を聞かない録音で、今回はじめて耳にしましたが、私はおおいに魅了されました。

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)

1966年というと、ミュンシュ(1891-1968)にとっては晩年にあたる録音。

壮年期のような情熱あふれる表情はここにはなくて、音の響きに様々な意味をもたせた、沈殿するような音の重さに魅力があります。

それゆえに、第2部「カタコンバ付近の松」と第3部「ジャニコロの松」の語るところが多く、冒頭とフィナーレに演奏の重心がある通常の指揮者たちとは、感じている音楽がまったくちがうようです。

先に書いた通り、世評が必ずしも高いわけではない録音ですが、ミュンシュはここでも、とっても大きな仕事をしているように聴こえます。

 

1/8~エルガーの音

1/8(日)~1週間
ブラボー!オーケストラ(公式HP
★らじるらじる「聴き逃し」対応★

「20世紀の名協奏曲曲 竹澤恭子の弾くエルガー」と題された放送で、エルガーのヴァイオリン協奏曲がメイン。

高関健さん指揮する東京シティ・フィルによる、2022年9月2日東京オペラシティでのコンサートのライヴ録音です。

エルガーのヴァイオリン協奏曲というのは、演奏に50分前後を要する、とても長い曲で、それだけに聴く側にもそれなりの覚悟が求められるのに、素晴らしい演奏に出会うことはまずめったにない音楽だと感じています。

それだけに、ほとんど期待もせずに何となく聴いてみたのですが、冒頭から、はっきりと“エルガーの音”が聴こえてきたことに驚き、耳を奪われました。

東京シティ・フィル、2022年に実演を聴いたときにも感じましたが(公演レビュー)、ほんとうに興味の尽きないオーケストラです。

 

この放送を聴いたあと、ひさびさにエルガーの自作自演による録音を聴きたくなって、耳を傾けました。

エルガー指揮ロンドン交響楽団の演奏、まだ16歳だったメニューインがヴァイオリンを担当しています。

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)

 

1/3~ラフマニノフ:交響曲第2番の名演奏と出会う

1/3(火)~1週間
クラシックカフェ(公式HP
★らじるらじる「聴き逃し」対応★

この日のクラシックカフェは、記念年であるチャイコフスキーとラフマニノフの特集。

冒頭のチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は、巨匠スヴャトスラフ・リヒテル(1915-1997)のピアノ独奏、カラヤン指揮ウィーン交響楽団の演奏で、これは昔から大好きな演奏なので、こちらを目当てに聴いたのですが、番組後半からが発見でした。

後半のメインは、ラフマニノフの交響曲第2番

演奏は、東ドイツの巨匠クルト・ザンデルリンク(1912-2011)レニングラード・フィルを指揮した1956年のモノラル録音。

「名演奏ライブラリー」のような番組でモノラル録音が選ばれるのは何の不思議もないのですが、クラシックカフェのような番組で、わざわざモノラル録音が選択されたのは驚きです。

ザンデルリンクには、イギリスのフィルハーモニア管弦楽団とのステレオ録音もあるので、番組スタッフが思い入れを持って、敢えて、選択しているはず。

このモノラル録音は、存在はずっと以前から知っていましたが、今回はじめて聴きました。

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)

なるほど、わざわざ選択した理由がわかりました。

後年の、風格のある「巨匠」ザンデルリンクの演奏とはちがう、まだまだ若かった40代半ばのザンデルリンクの、瑞々しい、情熱あふれる演奏の記録。

それでいて、すでに、後年のような高潔なたたずまいをも持っているのが、大成したザンデルリンクの姿を思わせて、とっても奥行きのある録音になっています。

ただ、唯一残念なのが、この当時の、この曲の録音によくあることで「大胆なカット」があること。

とはいえ、今後、ザンデルリンクのラフマニノフを聴くときは、フィルハーモニア管弦楽団との新しい録音より、こちらのモノラル録音を聴いてしまう気がします。

 

1/2~新しい年の最初のクラシック・カフェ

1/2(月)~1週間
クラシックカフェ(公式HP
★らじるらじる「聴き逃し」対応★

新年最初の「クラシック・カフェ」です。

ありがたいことに、まだお正月2日だというのに、さっそく放送が始まりました。

R・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語り」、ハイドン:弦楽四重奏曲「日の出」&交響曲第6番「朝」、グリーグ・「ペールギュント」組曲第1番、J・シュトラウス:ワルツ「ウィーンのボンボン」という番組プログラムは、年の初めということで“ 日の出 ”や“ 朝 ”のイメージでまとめられたということでしょう。

最後にシュトラウスのワルツが置かれているのは、元旦のウィーン・フィルのニューイヤーコンサートを意識してのことで、そのなかでも「ウィーンのボンボン」を選曲したというのは、おそらく、コース料理の後の“ デザート ”という位置づけでしょうか(ボンボンはフランス菓子)。

どれも素晴らしい演奏がえらばれていましたが、1曲目のR・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語り」Strauss: Also Sprach Zarathustra, Op. 30の、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の演奏がいちばんの驚きでした。

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)

比較的おとなしい、控えめなこの名指揮者の録音のなかには、稀に表現意欲が前面に出ている録音があるというのは聞いていましたが、まさに、これがそうでした。

新年早々、うれしい驚き。

2023年も来日が予定されているようなので、最長老指揮者として、これからも末永く活躍していただきたい指揮者です。

 

 

補足1:「らじるらじる」のアプリについて

アプリのダウンロードについては、公式ホームページのアプリダウンロードのページにくわしく載っていますが、ほかのアプリと同様、Apple StoreやGoogle Playからダウンロードすればいいだけです。

無料のアプリなので、通常かかる通信費など以外に特別な費用はかかりません

また、PCの場合は、こちらのメインページから直接ストリーミングで聴くことができます。

 

 

補足2:現在おすすめの聴き逃し対応クラシック番組一覧

 

各公式ホームページには、これからの放送予定と、聴き逃しについての情報が掲載されています。

★特におすすめの3つの番組

クラシック・カフェ番組公式HP)‥さまざまなクラシック音楽を丁寧な解説付きでたのしめる一押しの番組。

名演奏ライブラリー番組公式HP)‥作曲家というより、演奏家に焦点をあてた番組で、満津岡信育さんのわかりやすい解説でお薦めの番組。

ベスト・オブ・クラシック番組公式HP)‥国内外のコンサートのライブ録音を解説付きで紹介してくれる、新鮮度抜群のクラシック番組。

 

☆そのほかのお薦め番組

N響演奏会番組公式HP)‥NHK交響楽団の演奏会を生放送する特別枠の番組。

ビバ!合唱番組公式HP)‥広く合唱をあつかう番組で、他ジャンルがメインの日もありますが、クラシック音楽もおおく扱われます。

吹奏楽のひびき番組公式HP)‥日本は吹奏楽王国。吹奏楽に親しんだ経験のある方は必聴の番組。

現代の音楽番組公式HP)‥作曲家の西村朗さんの絶妙な解説がすばらしい、現代音楽をあつかう番組。

ブラボー!オーケストラ番組公式HP)‥国内のオーケストラのライブ録音を放送する番組。演奏会の予習・復習に最適の番組。

 

ここにご紹介したほかにも、NHKのラジオではクラシック番組がいろいろと放送されていて、「NHK-FMの歩き方、クラシック音楽をラジオでたのしもう♪~ラジオの聴き方とお薦め番組」という記事でもご紹介しています。

 

 

 

 

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