「そろそろ本格的なコンサートに行ってみたい!」
というクラシック初心者向けに、お薦めの本格的なコンサートを厳選してご紹介しています。
クラシック音楽のコンサートはもともと発売時期もいろいろで、昨今はウクライナ情勢などもあり、情報公開がゆっくりです。
なので、このページは随時更新をしています。
どうぞ、ときおりご覧になってください。
こちらでは2024年の4月をご紹介しています。
そのほかの月はそれぞれ別ページに記載していますので、『コンサートに行こう!お薦めの演奏会』のページから移動をおねがいします。
目次(押すとジャンプします)
曲目ではなく、演奏者で選ぶ
初めてコンサートに行くとなると『モルダウ』や『運命』といった聴いたことがある曲目で選びたくなりますが、そうではなくて、まずは誰が演奏するのかで選びましょう。
わかりやすく例えると、美味しいものが食べたければ、メニューより前に、美味しいお店を探すことが大切なのと同じです。
とはいっても、初心者であればあるほど、演奏者や指揮者の名前なんて知らないと思います。
そこで、このブログでは、クラシック音楽が大好きな私が、あくまで主観的に、自分でもチケットを買いたいと思う、お薦めのコンサート情報を厳選して掲載していきます。
場所もクラシック・コンサートが集中する東京、関東、首都圏にこだわらず、北海道、東北、中部、近畿、関西、四国、中国、九州、沖縄まで、自分がそこに住んでいたら「行ってみたい!」と思う、とにかく気になるものを素直にピックアップしています。
主観で選んでいます
判断基準は、あくまでも、自分がこれまで実際に聴いたときの体験などの「主観」にもとづいています。
その分、しがらみや忖度はありません。
クラシックをふだん聴かない方は名前も知らない演奏家が並んでいるかもしれませんが、「クラシック音楽と向き合ってみたい!」という方に、多少なり参考になったらうれしいです。
初心者の方へのアドバイス
とくに重要なことは、
- いきなり高いチケットを買わない
- 当日券ではなく、前売りで買う
の2点です。
クラシック・コンサート初心者がいきなり高い席を買うのはお薦めしません。
理由は簡単で、クラシックのコンサートはハズレが多いからです。
「高いお金を出したのにハズレだった」としたら、二度と行きたくならないのが人情。
ですので、初めのうちほど、まずは手ごろな価格でチケットを手に入れてましょう。
具体的には、オーケストラ公演であれば、はじめのうちはP席(オーケストラの裏側)がお薦めです。
また、「前売り」については、一般的には、だいたい3~6か月前くらいにチケットの発売が開始されます。
半年先というとずいぶん先に思えるかもしれませんが、人気の公演はそれでも完売してしまいますし、最後に残るのはたいてい高い席です。
こうした話を、「コンサートの選び方&チケットの買い方【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。
さらには、チケットを手に入れたあと初心者の方が気になるであろう、「クラシックコンサートに行くときの服装」のことなどは、「コンサート当日の不安を解消!服は何を着る?持ち物は?【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。
お願い
ウクライナ情勢などの影響で、コンサートの日時、チケット発売日、曲目や出演者の変更などなど、いろいろな変更が日々発生しているのが現状で、個人ではとても追い切れないものがあります。
ですので、こちらのページはあくまで大まかな地図としてお役立ていただいて、詳細は各公式サイト・各プレイガイドで必ず確認をお願いします。
個人で集めている情報ですので、記載ミスなどもあるかもしれません。その際にはどうぞご容赦ください。
4月のおすすめコンサート
コンサートはだいたいの日付順で掲載しています。
🔰=「曲目もスタンダード!入門に最適」マーク
★=「今月、とくにコレに期待!」マーク
3/15~4/21(東京)
東京・春・音楽祭2024
上野の東京文化会館を拠点におこなわれる音楽祭(公式ホームページ)。
連日、たくさんのコンサートが開催されます。
ここでは、特に注目の公演をピックアップしてみたいと思います。
※3月の公演については3月のページでご紹介しています。
4/1(東京)
★吉井瑞穂オーボエ
&川口成彦フォルテピアノ
4/1(月)19:00@東京文化会館小ホール
(公演詳細ページ)
J.S.バッハ:
フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ 変ホ長調 BWV1031
C.P.E.バッハ:
オーボエ・ソナタ ト短調 Wq.135
J.ヴィダーケア:
ソナタ 第1番 ホ短調 ほか
お薦めPOINT♪
■何といっても、このブログで特にお薦めしている日本人演奏家のふたりが共演(!!)するという、その顔合わせが最大の魅力の公演。
■吉井瑞穂さんは、マーラー室内管弦楽団の首席オーボエ奏者を長年務められた名手、そして、川口成彦さんは第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールで第2位に輝くなど、フォルテピアノの世界的名手です。
4/7(東京)
マレク・ヤノフスキ指揮
NHK交響楽団
『ニーベルングの指環』ガラ・コンサート
4/7(日)15:00@東京文化会館
(公演詳細ページ)
ワーグナー:
『ニーベルングの指環』から抜粋
お薦めPOINT♪
■東京春音楽祭で、ワーグナーのオペラを連続で指揮している、ポーランドの名指揮者マレク・ヤノフスキ。
来日のころには、御年85歳です。
■ヤノフスキは、3月にワーグナーの傑作「トリスタンとイゾルデ」も指揮しますが、4月には、「ニーベルングの指輪」からの名場面をあつめたガラ・コンサートも指揮します。
日本では、こうしたワーグナー・ガラを聴ける機会が意外と少ないので、とても貴重なコンサートです。
「ブルックナー:交響曲第7番」マレク・ヤノフスキ&スイス・ロマンド管弦楽団(Amazon)
4/17&20(東京)
★リッカルド・ムーティ指揮
東京春音楽祭オーケストラ
「アイーダ」
4/17(水)14:00@東京文化会館
(公演詳細ページ)
4/20(土)14:00@東京文化会館
(公演詳細ページ)
ヴェルディ:
歌劇《アイーダ》(演奏会形式/字幕付)
お薦めPOINT♪
■帝王と呼ばれるイタリアの巨匠リッカルド・ムーティが、2024年も東京にやってきます。
■うれしいことに、今年も演奏会形式のオペラ上演で、しかも、ヴェルディの「アイーダ」という人気作品が選ばれました。
■決して安いチケット代ではありませんが、それに見合うだけの体験が得られる可能性がとても高い指揮者です。
昨年、「仮面舞踏会」の実演に接して深い感銘を受けました。お薦めです。
「ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート2021」リッカルド・ムーティ(Amazon)
4/18&21(東京)
セバスチャン・ヴァイグレ指揮
読売日本交響楽団
「エレクトラ」
4/18(木)19:00@東京文化会館
(公演詳細ページ)
4/21(日)14:00@東京文化会館
(公演詳細ページ)
R・シュトラウス:
歌劇《エレクトラ》(演奏会形式/字幕付)
お薦めPOINT♪
■東京春音楽祭、注目のオペラはまだ続きます。
読売日本交響楽団の常任指揮者でもある、ドイツの指揮者セバスチャン・ヴァイグレが登場します。
■とりあげられるのは、R・シュトラウスの1幕もののオペラ「エレクトラ」。
指揮者のヴァイグレは、オペラの世界でキャリアを積み上げてきたひとなので、とても期待される公演です。
■世界的なメゾ・ソプラノ歌手である藤村実穂子さんがクリテムネストラ役で出演予定なのも注目です。
4/19(愛知)
小林研一郎 指揮
名古屋フィルハーモニー交響楽団
4/19(金)18:45@愛知県芸術劇場
4/20(土)16:00@愛知県芸術劇場
(楽団ホームページ)
スメタナ:
連作交響詩『わが祖国』全曲
お薦めPOINT♪
■2024年は、スメタナ(Bedřich Smetana、1824-1884)の生誕200年の記念年。
■スメタナの連作交響詩「わが祖国」の第2曲が、有名な交響詩「モルダウ」です。
その点で、初心者のかたにもお薦めしやすいプログラムです。
■指揮者の小林研一郎さんは、日本人では珍しく、この「わが祖国」の演奏を得意にしている指揮者。
“ 炎のコバケン ”ならではの熱演に期待したい公演です。
サン=サーンス:交響曲第3番≪オルガン付き≫、スメタナ:交響詩「モルダウ」etc小林研一郎&名古屋フィル(Amazon)
♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。
オンライン配信の聴き方については、「クラシック音楽をオンライン(サブスク定額制)で楽しむ~音楽好きが実際に使ってみました~」のページでご紹介しています。
♫ほかの月については、「コンサートに行こう!お薦め演奏会」ページからおねがいします。
♫クラシック音楽にまつわるTシャツ・トートバッグなどをリリースしています。