コンサートに行こう!お薦め演奏会

2024年12月のおすすめコンサート【 クラシック初心者向け 】~随時更新~

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本格的なコンサートに行ってみたい!
という方向けに、お薦めの“純”クラシック・コンサートをご紹介しています。

ハズレも多い、クラシックのコンサート。

自分の体験などをもとに、何の忖度もなく、お薦め公演を選んでいます

 

このページは随時更新。どうぞ、ときおりご覧になってください。

 

 

こちらでは2024年の12月をご紹介。

そのほかの月は、『コンサートに行こう!お薦めの演奏会』ページから移動をおねがいします。

更新情報

9/23
■12/21朴葵姫(パク・キュヒ)BACHツアーファイナルを追加

9/9
■12/4・7 アレクサンドル・タロー ピアノ・リサイタルを追加

9/1
■12/28川口成彦フォルテピアノ・リサイタルを追加

8/31
■12/14コバケンとその仲間たちオーケストラ「史上最高の第九に挑むVol. 5」、12/22~日本フィルとの「第九」、12/4大阪フィルとの「オルガン付き」追加

8/28
■11/30~青木尚佳さんのリサイタル情報を追加(とっくに載せたつもりでした…)

8/25
■12/4オピッツ、カーチュン・ウォン&愛知室内オーケストラの公演を追加

7/23
いろいろと情報を追加・更新しました

7/5
■12/22~大植英次(指揮)神奈川フィル「第九」公演を追加

6/22
■12/30井上道義(指揮)読売日本交響楽団を追加

5/28
■12/10~アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ、ファウスト(violin)を追加

【日付順】おすすめクラシック・コンサート

 

さっそく、お薦めコンサートの一覧です!

 

■11/30~12/6(愛知・茨城・東京)
青木尚佳ヴァイオリン・リサイタル「幻想曲」

11/30➡愛知公演
12/4➡茨城公演
12/6➡東京公演

ブログ一押し、ミュンヘン・フィルのコンサートマスターである青木尚佳さんの待望のリサイタル。

 

■12/4(愛知)
オピッツ(piano)カーチュン・ウォン(指揮)愛知室内オーケストラ「ブラームス:ピアノ協奏曲全曲」

若手ピアニストでも大変であろう、ブラームスのピアノ協奏曲の第1番と第2番を、名匠オピッツが1日で弾く特別公演。

 

■12/4(大阪)
小林研一郎(指揮)大阪フィル「オルガン付き」

コバケンさんが得意とする、サン=サーンス「オルガン付き」が聴ける公演。

 

■12/4・7(東京・神奈川)
アレクサンドル・タロー ピアノ・リサイタル「バッハ作品ほか」

独自の抒情性をもつ、フランスの名ピアニスト、アレクサンドル・タローが来日。

10月にリリースされる「バッハ・アルバム」からの選曲にも注目。

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■12/5・6(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)NHK交響楽団「展覧会の絵」

充実の新時代を迎えているルイージ&N響による名曲プログラム。

 

 

■12/6(東京)
鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン「ブルックナー&ベートーヴェン」

ベートーヴェンの第九の前に、ブルックナーの宗教曲を配したコンサート。

 

■12/7・8(東京・神奈川)
ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「シェーンベルク&ベートーヴェン」

ノット&東響の「運命」が聴ける注目の公演。

 

■12/13・15(東京・神奈川)
ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「R・シュトラウス:ばらの騎士」

ノット&東響のコンサート形式オペラ、今年はついに「ばらの騎士」。

 

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■12/10~14(東京・高崎)
ジョヴァンニ・アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ、イザベル・ファウスト(violin)

名ヴァイオリニストのファウストととも、古楽系の果敢な指揮者アントニーニが来日。

 

■12/13・14(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)NHK交響楽団「ファウスト交響曲」

名曲だけど実演で聴く機会の少ないリスト「ファウスト交響曲」をルイージ指揮で聴ける貴重な機会。

リスト:「ファウスト交響曲」解説&お気に入り名盤【交響曲100の物語】

 

■12/14(静岡)
高関健(指揮)富士山静岡交響楽団「スメタナ&第九」

注目公演の多い高関健&富士山静岡交響楽団、生誕200年のスメタナを添えての「第九」公演。

 

■12/14(埼玉)
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)ドイツ・カンマーフィル「パリ、未完成、ジュピター」

ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルのツアーでは、このプログラムが一押し。

 

■12/14(東京)
コバケンとその仲間たちオーケストラ「史上最高の第九に挑むVol. 5」

面白さという点では、ずば抜けている「第九」公演はこちらです!

あれ?フルート奏者の譜面台に楽譜がない…あ、指揮者が指揮台から落ちる【史上最高の第九に挑む2022レポート】

 

■12/15(大阪)
広上淳一(指揮)大阪フィル「第九」公演

大阪フィルは年末にスダーンとの「第九」公演もありますが、こちらは躍動的な広上淳一さんとの公演。

 

■12/21(東京)
朴葵姫(パク・キュヒ)ギターリサイタル「BACH ツアー」ファイナル

当ブログ一押しのギタリスト、朴葵姫(パク・キュヒ)さんによるバッハ作品をメインにしたリサイタル。

5月公演で素晴らしさは確認済みの、お薦め公演。

 

5月公演レビュー➡朴葵姫(パク・キュヒ)ギター・リサイタル「BACH」~美しい音色、脱帽のプログラミング

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■12/21(東京)
川口成彦フォルテピアノ・リサイタル

当ブログ一押しの川口成彦さんによる、年末の寒さに聴くフォルテピアノは格別のはず。

■12/28(大阪)
川口成彦フォルテピアノリサイタル「女性作曲家への憧れ①」

こちらも川口成彦さんの公演で、女性作曲家に焦点をあてた素敵なプログラム。

 

■12/22・23(神奈川)
大植英次(指揮)神奈川フィル「第九」公演

大植英次さんによる、エネルギッシュな第九に期待の公演。

 

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■12/26(北海道)
ユベール・スダーン(指揮)札幌交響楽団「グリーグ:ペールギュント」

名匠スダーンの指揮で、実はなかなか実演で聴けない名曲「ペールギュント」を。

 

■12/18~24(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)NHK交響楽団「第九」

恒例「N響の第九」に、首席指揮者ルイージがついに登場。

 

■12/22~28(東京・神奈川)
小林研一郎(指揮)日本フィル「第九」

年末恒例、コバケンさんの第九。

 

■12/28・29(東京)
ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「第九」

2026年で任期満了のジョナサン・ノット、「第九」を毎年末聴けるのもあと数回。。

 

■12/29・30(大阪)
ユベール・スダーン(指揮)大阪フィル「第九」

大阪フィルの第九、今年は名匠ユベール・スダーンが登場という注目回。

 

■12/30(東京)
井上道義(指揮)読売日本交響楽団「田園、ショスタコ:祝典序曲ほか」

井上道義さんのラスト・オブ・ラスト、「引退」公演。当初発表の曲目から変更。

 

 

【TPO別】おすすめクラシック・コンサート

 

初めてのコンサートならコレを聴こう!

 

■12/14(東京)
コバケンとその仲間たちオーケストラ「史上最高の第九に挑むVol. 5」

面白さという点で、ずば抜けている公演はこれです。

「全ての人々が与えられた命を輝いて活きることができる社会づくりを目的としています」という趣旨に賛同した音楽家のみなさんが、プロ、アマチュア問わず集まって構成されているオーケストラが「コバケンとその仲間たちオーケストラ」。

“ コバケン ”というのは、御年84歳、日本を代表する個性派指揮者、小林研一郎さんのこと。

コバケンさんのもとに、健常者もハンディキャップのある方も、老若男女が集って音楽が奏されます。

いろいろなものが響きあう、特大編成のオーケストラが奏でる音楽は、CDなどではなく、まさに「体験」するべき音楽。

演奏される作品も年末恒例の「第九」ですから、選曲の点でも、初心者にお薦めできる公演です。

 

あれ?フルート奏者の譜面台に楽譜がない…あ、指揮者が指揮台から落ちる【史上最高の第九に挑む2022レポート】

 

■11/30~12/6(愛知・茨城・東京)
青木尚佳ヴァイオリン・リサイタル「幻想曲」

11/30➡愛知公演
12/4➡茨城公演
12/6➡東京公演

ブログ一押し、ミュンヘン・フィル史上初の女性コンサートマスターでもある青木尚佳さんのリサイタル。

さまざまな作曲家の「幻想曲」があつめられた本格的なプログラムですが、メインには、あのビゼー「カルメン」の名旋律が織り込まれたサラサーテ「カルメン幻想曲」がおかれているので初心者も安心。

耳をひかれずにはいられない、有無を言わさぬ美しい音楽を体験してみてください。

 

ドイツの名門オーケストラが初の女性コンサートマスターとして迎えた日本人ヴァイオリニスト

ミュンヘン・フィルのコンサート・ミストレス青木尚佳さんを聴いて~紀尾井ホール室内管弦楽団コンサート

 

♪青木尚佳さんのソロ・レコーディング

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■12/4・7(東京・神奈川)
アレクサンドル・タロー ピアノ・リサイタル「バッハ作品ほか」

独自の抒情性をもつ、フランスの名ピアニスト、アレクサンドル・タロー。

10月に「バッハ・アルバム」がリリースされることもあって、それを踏まえ、親しみやすい作品が散りばめられているプログラムという点でも、おすすめの公演。

ピアノ音楽をしっとりと味わいたい、という方にお薦めです。

 

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■12/14(静岡)
高関健(指揮)富士山静岡交響楽団「スメタナ&第九」

静岡なら、高関健&富士山静岡交響楽団の「第九」がとくにお薦め。

生誕200年のスメタナ作品も添えられています。

 

■12/21(東京)
朴葵姫(パク・キュヒ)ギターリサイタル「BACH ツアー」ファイナル

当ブログ一押しのギタリスト、朴葵姫(パク・キュヒ)さんのリサイタル。

新アルバム「BACH」リリースにちなんだ一連のリサイタルの最終公演。

5月に実際に聴いてきたので、素晴らしさは確認済み!

朴葵姫(パク・キュヒ)さんならではの、美しい、柔らかな音色を体験してみてください。

5月公演のレビュー➡朴葵姫(パク・キュヒ)ギター・リサイタル「BACH」~美しい音色、脱帽のプログラミング

 

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■12/21(東京)
川口成彦フォルテピアノ・リサイタル

■12/28(大阪)
川口成彦フォルテピアノリサイタル「女性作曲家への憧れ①」

毎月おすすめしていますが、川口成彦さんによるフォルテピアノの公演は初心者にもお薦め。

現代のピアノより古い、作曲家が生きていた時代の響きを追求するフォルテピアノの世界。

毎度、絶妙なプログラムが組まれる点でもお薦めです。

 

■12/22・23(神奈川)
大植英次(指揮)神奈川フィル「第九」公演

「第九」公演でもうひとつ、アメリカで活躍された大植英次さんによる公演も注目です。

エネルギッシュな音楽づくりが信条の大植英次さん。

ありきたりな、ルーティンワークのような演奏なんかしないはずなので、初心者にも伝わるような熱量に期待したい公演です。

 

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年末は「第九」を聴こう!

 

日本の師走の風物詩、ベートーヴェンの「第九」演奏会。

実は、今年2024年は第九初演からちょうど200年の記念年。

日本各地でおこなわれる第九公演から、お薦めのものをピックアップしてみました!

 

■12/6(東京)
鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン「ブルックナー&ベートーヴェン」

初演200周年のベートーヴェン第九の前に、生誕200年ブルックナーの宗教曲を配したコンサート。

バッハ演奏で名高いコンビによる、古楽アプローチの「第九」公演。

 

■12/14(静岡)
高関健(指揮)富士山静岡交響楽団「スメタナ&第九」

生誕200年のスメタナを添えての「第九」公演です。

高関健さんと富士山静岡交響楽団は、まさに昇竜の勢いが感じられるコンビ。

合唱団に県民が参加というのも、作品のもつ「祝祭」的な側面にふさわしいかもしれません。

 

■12/14(東京)
コバケンとその仲間たちオーケストラ「史上最高の第九に挑むVol. 5」

面白さという点で、ずば抜けている「第九」公演がこちらです!

小林研一郎さんの指揮のもと、プロ・アマチュア・学生・障がいの有無に関わらず集まった音楽家たちが奏でる、異色にして、純度の高い第九。

一聴の価値ありです。

あれ?フルート奏者の譜面台に楽譜がない…あ、指揮者が指揮台から落ちる【史上最高の第九に挑む2022レポート】

 

また、コバケンさんは日本フィルとも「第九」をやるのが恒例になっていて、2024年末も開催されます。

■12/22~28(東京・神奈川)
小林研一郎(指揮)日本フィル「第九」

老舗の日本フィルとの「安定感」をとるなら、こちらの公演かもしれませんが、どちらか選べと言われたら、「史上最高の第九」をお薦めします!

 

 

■12/18~24(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)NHK交響楽団「第九」

新しい首席指揮者であるファビオ・ルイージと注目公演が連発しているNHK交響楽団。

恒例「N響の第九」に、ついに彼が登場します。

ただ、ホールがひたすらに広いNHKホールというのは相変わらず難点。

NHKホールにかぎっては、安い席はあきらめて、とにかく前の方の席で聴くようにしてください。

あるいは、今年もサントリーホールが1公演だけあるので、チケットの値段はちょっと上がるものの、そちらを狙うか。

 

 

■12/22・23(神奈川)
大植英次(指揮)神奈川フィル「第九」公演

アメリカのミネソタ管弦楽団で活躍した大植英次さんが神奈川フィルの第九に登場。

アカデミックなアプローチが流行するなか、ストレートで、エネルギッシュな音楽をつくる大植英次さんに期待したい公演。

 

 

■12/28・29(東京)
ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「第九」

一回一回の演奏会にかける意気込み、演奏のレベルの高さ、それでいて、良心的なチケット価格の設定などなど、当ブログ一押しのジョナサン・ノット&東京交響楽団

この楽団と一時代を築いたジョナサン・ノットは、2026年で任期満了。

となると、毎年恒例となっていた「ノットの第九」も、あと残すところ数回ということに。

毎年異なるアプローチを試みているようなノット&東響の「第九」、今年はどうなるか。

 

 

➡東京交響楽団は特集ページあります
東響=東京交響楽団&ジョナサン・ノット、ユベール・スダーン~お薦めの現役アーティストたち

 

■12/15(大阪)
広上淳一(指揮)大阪フィル「第九」公演

■12/29・30(大阪)
ユベール・スダーン(指揮)大阪フィル「第九」

大阪フィルの第九、今年は広上淳一さんの公演もあれば、名匠ユベール・スダーンが登場する注目公演もあります。

スダーンはオランダ出身、モーツァルテウム管弦楽団と一時代を築き、さらに、日本の東京交響楽団の水準をぐっと押し上げた名指揮者です。

近年は、様々な日本の楽団との共演が増えている印象。

大阪フィルとスダーンの「第九」という、とても興味深い組み合わせの公演。

 

年末のデートで行くならコレかな?

 

■12/21(東京)
川口成彦フォルテピアノ・リサイタル

■12/28(大阪)
川口成彦フォルテピアノリサイタル「女性作曲家への憧れ①」

 

当ブログ一押しの川口成彦さんによるフォルテピアノのリサイタル。

オーケストラ公演というのは、わかりやすい反面、「当たりハズレ」がおおきいものです。

それに比べると、少し敷居が高くなるものの、室内楽の公演はぐっと「当たり」の確率が高くなります。

ピアノ音楽が好きなひとなら、川口成彦さんのリサイタルは、選曲も演奏も、満たされるところが多いと思います。

 

■12/4・7(東京・神奈川)
アレクサンドル・タロー ピアノ・リサイタル「バッハ作品ほか」

独自の抒情性をもつ、フランスの名ピアニスト、アレクサンドル・タローが来日。

10月にリリースされる「バッハ・アルバム」からの選曲も注目。

現代のピアノでバッハを弾くことの意義を見失っているピアニストも多い昨今、タローはきっと、その音楽的な意義を教えてくれるはずです。

 

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やっぱり名曲を聴こう!

 

■12/5・6(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)NHK交響楽団「展覧会の絵」

充実の新時代を迎えているルイージ&N響による名曲プログラム。

ルイージの指揮で「展覧会の絵」という、誰もが聴きたいプログラムですが、サントリーホール定期公演ですので会員席でほぼほぼ完売してしまうと思います。。

N響というのは、どうにもお薦めしにくい楽団です…

 

 

■12/7・8(東京・神奈川)
ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「シェーンベルク&ベートーヴェン」

当ブログ一押しのコンビ、ジョナサン・ノット指揮の東響によるベートーヴェン「運命」が聴ける注目の公演。

前半はシェーンベルクのヴァイオリン協奏曲なので、その点で、初心者向けと言い切れないのですが。

でも、ノットの「運命」という点で、お薦めしないわけにはいかない公演。

➡東京交響楽団は特集ページあります
東響=東京交響楽団&ジョナサン・ノット、ユベール・スダーン~お薦めの現役アーティストたち

 

 

■12/14(埼玉)
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)ドイツ・カンマーフィル「パリ、未完成、ジュピター」

ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルのツアー。

招聘元ジャパンアーツのサイト:https://www.japanarts.co.jp/concert/p2097/

ブレハッチのピアノやハーンのヴァイオリンが伴う公演が人気のようですが、当ブログでお薦めしたいのは所沢公演。

小気味よいアンサンブルと、通常と異なる小さな工夫が特徴のコンビなので、「パリ、未完成、ジュピター」という名曲がずらっと並んだプログラムが、いちばん面白いと思います。

 

 

■12/26(北海道)
ユベール・スダーン(指揮)札幌交響楽団「グリーグ:ペールギュント」

名匠スダーンの指揮で、実はなかなか実演で聴けない名曲「ペールギュント」がプログラムされています。

学校の教科書にまで載っていたりする楽曲ですが、全曲はもちろんのこと、組曲も意外とコンサートでとりあげられません。

実力派スダーンの指揮でこの名曲を体験できるのは、とっても貴重な機会です。

 

年末も本格的なコンサートを聴こう!

 

■11/30~12/6(愛知・茨城・東京)
青木尚佳ヴァイオリン・リサイタル「幻想曲」

11/30➡愛知公演
12/4➡茨城公演
12/6➡東京公演

ブログ一押し、ミュンヘン・フィルのコンサートマスターである青木尚佳さん、待望のリサイタル。

今回はさまざまな作曲家の「幻想曲」があつめられたプログラム。

メインの「カルメン幻想曲」は、誰もが知る「カルメン」の名旋律が織り込まれた作品なので、初心者にもお薦めできます。

ドイツの名門オーケストラが初の女性コンサートマスターとして迎えた日本人ヴァイオリニスト

ミュンヘン・フィルのコンサート・ミストレス青木尚佳さんを聴いて~紀尾井ホール室内管弦楽団コンサート

♪青木尚佳さんのソロ・レコーディング

( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)

 

 

■12/4(愛知)
オピッツ(piano)カーチュン・ウォン(指揮)愛知室内オーケストラ「ブラームス:ピアノ協奏曲全曲」

ドイツ正統派の名匠ゲルハルト・オピッツがブラームスのピアノ協奏曲の第1番と第2番を1日で弾くという特別公演。

しかも、指揮は日本フィルを刷新中のカーチュン・ウォン。

オーケストラは躍進いちじるしい愛知室内オーケストラ。

すべてが嚙み合えば、言うことなしのコンサートになりそう。

 

 

■12/10~14(東京・高崎)
ジョヴァンニ・アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ、イザベル・ファウスト(violin)

名ヴァイオリニストのファウストととも、古楽系の果敢な指揮者アントニーニがイル・ジャルディーノ・アルモニコを率いて来日。

おなじ古楽系といっても、日本の鈴木雅明さんらが正統派だとすれば、彼らは大胆な革新派。

YouTubeでも公開されていますが、アントニーニは現在、ハイドンの交響曲全曲の収録を実行中。

ハイドンの交響曲が演奏される日は特にお薦めです。

 

 

■12/13・14(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)NHK交響楽団「ファウスト交響曲」

名曲だけど実演で聴く機会の少ないリスト「ファウスト交響曲」が演奏されます。

しかも、N響にあたらしい時代をもたらしているファビオ・ルイージの指揮ですから、なおさら貴重な機会です。

年末だろうと、本格派をたのしみたいひとにお薦め。

ただし、会場がだだっ広いNHKホールなので…前の方の席でお楽しみください。

 

リスト:「ファウスト交響曲」解説&お気に入り名盤【交響曲100の物語】

 

■12/4(大阪)
小林研一郎(指揮)大阪フィル「オルガン付き」

御年84歳の、炎のマエストロ小林研一郎さんが大阪フィルに登場。

イタリア・オペラの名曲が前半に置かれていますが、何といっても、十八番のサン=サーンス「オルガン付き」にこそ期待したい公演。

当たりハズレの大きい、最近のコバケンさんの大当たりに期待したい公演。

 

ほんとうに特別なコンサート。

 

■12/30(東京)
井上道義(指揮)読売日本交響楽団「田園、ショスタコ:祝典序曲ほか」

長年活躍されてきた指揮者、井上道義さんのラスト・オブ・ラスト、「引退」公演です。

当初発表されていた曲目から変更があったものの、選曲的には誰にでもおすすめできる名曲コンサート。

でも、このコンサートは、井上道義さんを長く聴き続けてきたひとたち、彼に特別な思いのあるひとたちのためのコンサートと言ったほうがいいかもしれません。

ひとりの音楽家のラスト・パフォーマンスを体験する、ほんとうに特別なコンサートです。

 

お願い

個人で集めている情報ですので、記載ミスなどもあるかもしれません。

その際にはどうぞご容赦ください。

こちらのページはあくまで大まかな地図としてお役立ていただいて、詳細は各公式サイト・各プレイガイドで必ず確認をお願いします

 

 

初心者向け:コンサートの選び方

 

曲目より、演奏者で選ぶ

 

■初めてコンサートに行くとなると『モルダウ』や『運命』といった聴いたことがある曲目で選びたくなりますが、そうではなくて、まずは誰が演奏するのかで選びましょう

わかりやすく例えると、美味しいものが食べたければ、メニューより前に、美味しいお店を探すことが大切なのと同じです。

 

■とはいっても、初心者であればあるほど、演奏者や指揮者の名前なんて知らないと思います。

そこで、このブログでは、クラシック音楽が大好きな私が、あくまで主観的に、自分でもチケットを買いたいと思う、お薦めのコンサート情報を厳選して掲載していきます。

 

場所もクラシック・コンサートが集中する東京、関東、首都圏にこだわらず、北海道、東北、中部、近畿、関西、四国、中国、九州、沖縄まで、自分がそこに住んでいたら「行ってみたい!」と思う、とにかく気になるものを素直にピックアップしています。

判断基準は、あくまでも、自分がこれまで実際に聴いたときの体験などの「主観」

その分、しがらみや忖度はありません。

クラシックをふだん聴かない方は名前も知らない演奏家が並んでいるかもしれませんが、「クラシック音楽と向き合ってみたい!」という方に、多少なり参考になったらうれしいです。

 

高いチケットは買わないで

 

とくに重要なことは、

  1. いきなり高いチケットを買わない
  2. 当日券ではなく、前売りで買う

の2点です。

 

■クラシック・コンサート初心者がいきなり高い席を買うのはお薦めしません。

理由は簡単で、クラシックのコンサートはハズレが多いからです。

「高いお金を出したのにハズレだった」としたら、二度と行きたくならないのが人情。

 

ですので、初めのうちほど、まずは手ごろな価格でチケットを手に入れてましょう。

具体的には、オーケストラ公演であれば、はじめのうちはP席(オーケストラの裏側)がお薦めです。

 

■また、「前売り」については、一般的には、だいたい3~6か月前くらいにチケットの発売が開始されます。

半年先というとずいぶん先に思えるかもしれませんが、人気の公演はそれでも完売してしまいますし、最後に残るのはたいてい高い席です。

 

■こうした話を、「コンサートの選び方&チケットの買い方【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。

■さらには、チケットを手に入れたあと初心者の方が気になるであろう、「クラシックコンサートに行くときの服装」のことなどは、「コンサート当日の不安を解消!服は何を着る?持ち物は?【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。

 

 

♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。

現状、Apple Music アップル・ミュージックがいちばんおすすめのサブスクになっています。

【2024年】クラシック音楽サブスクはApple Music Classicalがいちばんお薦め

 

Amazon Musicアマゾン・ミュージックも配信されている音源の量が多くお薦めできます。

Amazonでクラシック音楽のサブスクを~スマホは音の図書館

 

 

■オンライン配信の聴き方全般
➡「クラシック音楽をオンライン(サブスク定額制)で楽しむ~音楽好きが実際に使ってみました~

 

♪実際に聴きに行ったコンサートのなかから、特に印象深かったもの
➡「コンサートレビュー♫私の音楽日記

 

 

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