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「スマホでクラシックは聴かない。」
そういうクラシック音楽ファン、実はとっても多いです。
私自身、むしろアナログ派。
CDどころか、いまだにカセットテープやLPレコードも聴くくらいです。
でも、結論を言うと、「スマホでクラシック音楽」もとってもお薦めです。
こんにちは。
クラシック音楽ブログARTONE MAGを主催しているMASSEです。
2021年5月にブログを開設して、おかげさまで2023年4月には月間86,000pvに到達しました。
私のブログでは、オンライン配信の音源紹介も行うため、いろいろなサブスク(月額定額で音楽を聴けるサービス)を試しました。
ここでは、実際にわたしが使い始めてわかったこと、そして、クラシック音楽を聴くのにお薦めなサブスク(定額)サービスをご紹介していきます。
目次(押すとジャンプします)
スマホが音の図書館に
音楽好きには、ネット記事、音楽雑誌などをみていて「あ、この曲聴いてみたい!」「こんなアルバム出てたんだ!」と思う瞬間ってありますよね。
そう思った次の瞬間、手元のスマホでその音源にすぐアクセスできる。
自分のスマホが、まるで「音の図書館」に変わる瞬間です。
ネットで注文したり、店舗に買いに行ったりする手間をはぶいて、「とりあえず聴いてみよう ♪ 」という行動に移せます。
一生かかっても聴ききれないほどの録音が世界にはありますが、それらにすぐに触れてみることができるのが、サブスクサービスの良さです。
無駄な出費が減る
サブスク・サービスは、「定額」です。
つまり、一定額で好きなだけ音源を聴けるということ。
下で個別に表記していますが、だいたいのサービスが横並びで¥1,080(月額)。
ちょっとした輸入CD1枚の価格で、さまざまな出会いを体験できます。
ふだんはCDやレコードを愛好している私ですが、まずはサブスクサービスで試聴して、気に入ったものだけ、CDやLPなどの商品を買うようになりました。
わざわざCDを買って失敗だったら損をした気分になるけれど、サブスクでまずは耳をかたむけて、「ん~何かちがうな」と思ったら、ほかの音源をさがしてみればいいだけです。
堅実な買い物で、無駄な出費をおさえることができるようになります。
音源が意外なほど充実!
ブログをはじめるにあたって、試しにサブスクを使ってみると、クラシック音楽の配信が想像以上に充実していることに驚きました。
とにかく意外な驚きだったのが、アーカイブの充実です!
現在では入手困難な名盤、歴史的な音源まで、無造作に転がっています。
ひと昔前なら、歩き回ってもなかなか見つからなかった音源、、
中古を買おうとしてもプレミアがついて「めちゃくちゃ高い…」と思っていた音源、、
そうしたものが何ごともなかったかのように配信されていたりします。
クラシック音楽は、演奏者や指揮者によって、聴こえてくる音楽がまるでちがってしまうジャンル。
定額で、ひとつの曲を、いろいろな演奏者、いろいろな録音で聴いてみることができるサブスク(定額制)サービスは、実は、クラシックというジャンルにこそ、とっても合っているサービスだと感じています。
オンラインだけで配信される録音も増加中
上の話の延長線上になりますが、オンラインのみで配信されている音源がたくさんあります。
つまり、CDなどではいっさい発売されていない音源です。
以前の記事でご紹介したロリン・マゼールとニューヨーク・フィルによるマーラーの録音のように、CDにはなっていない、素晴らしい名演奏に出会えるのも大きな魅力です。
そして、ロンドン交響楽団やベルリン・フィルなどの名門オーケストラの自主レーベル音源が配信されているサービスも多く、CDでは高額なボックスセットで出ているものも、普通にアクセスして聴くことができます。
さらに2023年になって、名門ウィーン・フィルがApple Musicで独占配信をスタート。
その他、アメリカのサンフランシスコ交響楽団も独占配信を開始するなど、サブスク定額サービスは、クラシック音楽の世界にも広がりをみせています。
「イヤホンでクラシックは聴きたくない」
「でも、イヤホンとか苦手」
「パソコンの小さなスピーカーでクラシック聴きたくない」
「それは、Bluetooth(ブルートゥース)使えば解決するんじゃない?」と、あるとき友人に教えられました。
自分の手にあるスマートフォンを、自宅のステレオ・セットとBluetooth(ブルートゥース)機能でつないで、電波を飛ばすだけ。
これだけで、スマホからの音楽をステレオの大きなスピーカーで楽しめるようになります。
今はほとんどのスマートフォン、そして、ステレオ・セットやコンポにBluetooth(ブルートゥース)機能が対応しています。
接続方法はそれぞれの説明書、それからネット上にもいろいろなところで書いてありますが、難しい操作ではありません。
機械が苦手な方はだれかにお願いして一度リンクしてもらえば済む作業です。
「いつか聴く」が「今すぐ聴く」に!
クラシックが好きとひと言に行っても、ピアノが好きな人、オーケストラが好きな人、オペラが好きな人、いろいろいます。
そして、よくあることが、自分が好きな分野以外はあまり聴いていないということ。
ベートーヴェンの交響曲は耳にタコができるほど聴いているけれど、室内楽の作品はまだ聴いていないとか、ビバルディが大好きだけれども『四季』以外の作品を耳にしたことがないとか。
でも、たいていの音楽好きは思っているものです、「いつか聴こう!」。
サブスク・サービスを利用していると、とにかく色々な音源に「思いつきで」触れてみることができるようになります。
「いつか聴こう」と思っていた音楽に、数秒後には触れることができます。
無料体験のありがたさ
とはいえ、初めてサブスクを使おうとなったとき、私はそれでもやっぱり、二の足を踏みました。
そういうとき、やはり「無料体験」はありがたかったです。
しかも、その無料体験期間が長いサービスが多くて、そこも好印象でした。
サービスごと、それからキャンペーンの時期などによっていろいろなので各公式ホームページで確認いただきたいのですが、1か月、なかには3ヶ月無料というものまであって、ゆっくりと吟味できました。
とりあえず試してみて、もし使いづらかったり、自分にはあわないと感じたら、無料体験期間中にやめればいいだけ。
それだけのことです。
私の場合は、とっても役立っています。
聴きたい録音が山のようにあるので、すべてCDで買っていたら破産してしまいます。
唯一にして最大のデメリットとは
デメリットをご紹介します。
実際に使い始めて、何もかもが快適というわけではありませんでした。
それは、何といっても、クラシック音楽についての「検索が困難…」ということ。
基本的に日本語入力すると、たいした音源がヒットしません。
なので、英語入力が基本です。
「ベートーヴェン」ではなく、「Beethoven」と入力しないと、あまり良い音源がヒットしません。
また、インデックス登録が適当なものも多くて、そこも検索をむずかしくしています。
例えば、ドヴォルザークの弦楽セレナードを特集したページでご紹介した、フィンランドの名指揮者パーヴォ・ベルグルンドの素晴らしい音源。
こちらの名録音、大切な「指揮者の名前」がまったくインデックスされていない配信先が多く、オーケストラ名で見つけたり、それもインデックスされていない場合は、楽曲名でひたすら探し続けるという具合でした。
ちょっと宣伝になりますが、このブログには、そうして苦労して見つけ出したリンクを張り巡らせてあります。
みなさんは、是非それらを活用して、楽ちんにアクセスしてください。
私のような音楽大好き人間は、それを探している作業も時間もそれなりに楽しめてしまうのですが、そうでない方にとって、この「検索問題」はなかなか厄介だと思います。
ただ、この点については、各社、改善の必要性を感じているようです。
【2023/1/29追記】
Apple Musicはクラシック音楽を専門とするApple Music Classicalをリリースして、見事にこの問題をほぼ解消しました!
➡【2024年】クラシック音楽サブスクはApple Music Classicalがいちばんお薦め
クラシックのサブスク、二大巨頭
さて、ここからは具体的なお薦めサブスク(定額制)サービスのご紹介です。
実際に使ってみた自身の経験から、まず、特にお薦めのものを2つご紹介します。
※ほとんどのサービスに「無料プラン」がありますが、聴ける音源が非常に限られてしまうので、ここでは「有料」プランについてご紹介していきます。
★★★Apple Music アップルミュージック
- 費用:
学生 ¥580(月額)
個人 ¥1,080(月額)
ファミリー ¥1,680(月額) - 約1億曲(!)にアクセス可能
- 無料体験あり
お薦めPOINT♪
●現状、このApple Musicがクラシック音楽をサブスクで聴くには、No.1の選択肢だと思います。
●クラシック専用アプリ、Apple Music Classicalアップル・ミュージック・クラシカルのリリースで完全に頭ひとつ抜け出た印象です。
●画面背景が明るく、直感的な操作性がすぐれています。
●名門ウィーン・フィルなどが独占配信を開始。
AppleMusicには、もっともっと特徴がありますので、「クラシック音楽サブスクはApple Music Classicalがいちばんお薦め」ページで詳しく紹介しています。
★★★Amazon Music アマゾン・ミュージック
①Amazon Music Prime(アマゾン・プライム・ミュージック)と②Amazon Music Unlimited(アマゾン・ミュージック・アンリミテッド)という、2種類のサービスが展開されています。
お薦めは…
②Amazon Music Unlimited【アマゾン・ミュージック・アンリミテッド】←こちらがお薦め
- 料金
Unlimited 個人プラン→月額¥1,080(プライム会員は¥880)
※学生はいずれも¥580
Unlimitedファミリープラン→月額¥1,680(プライム会員と非プライム会員同額)・年額¥16,800(プライム会員のみ) - 約1億曲(!)にアクセス可能
- 無料体験あり
お薦めPOINT♪
●Apple Musicとならんで、クラシック音楽が充実しています。
●良い意味でAppleMusicよりも未整理なところが特徴で、お宝音源にばったり出会うこともあり、プラスアルファの楽しみがあるアプリです。
その点、クラシック音楽がそうとう好きな人にもお薦めできます。
Amazon Music Unlimited アマゾン・ミュージック・アンリミテッドには、もっともっと特徴がありますので、「Amazonでクラシック音楽のサブスクを~スマホは音の図書館」ページで詳しく紹介しています。
クラシック音楽「も」聴けるサブスク・サービス2つ
Spotify(公式ホームページ)
- 料金
スタンダード(個人)¥980(月額)
Duo(2人)¥1,280(月額)
ファミリー¥1,580(月額)
スチューデント(学割)¥480(月額) - 約5,000万曲にアクセス可能
- 無料体験あり
お薦めPOINT♪
●クラシック音楽については、スタンダードなレパートリーがだいたい見つかるので、おおむね使いやすいです。
●ほかのジャンルがメインで、クラシック音楽「も」聴いてみようという方には、下のLineMusicよりお薦めというポジションでしょうか。
LineMusic(公式ホームページ)
- 料金
プレミアム一般¥980~1,080(月額)
プレミアム学生¥480~580(月額)
プレミアム家族¥1,680(月額) - 約9,000万曲にアクセス可能
- 無料体験あり
お薦めPOINT♪
●約9,000万曲にアクセス可能ですが、クラシック音楽の割合はやはり少なめです。
●なにを検索をしても、だいたいオムニバス盤やBGM用、企画盤が上位にラインナップされるので、クラシック音楽をメインに考えている方には使いづらいのですが、思っていたよりは配信されているという印象です。
●それと、これはおそらく、気づいているひとは世界でもほとんどいないと思うのですが、検索するときに英語ではなく、原語で入力するとヒットする音源が急増します。
たとえば、他のサブスクでは、ドヴォルザークを検索するときに、日本語で「ドヴォルザーク」と検索するとあまりヒットせず、英語で「Dvorak」と入れると圧倒的に量が増えるのですが、LineMusicにかぎっては、それでもあまり増えず、「Dvořák」と原語で入力するとヒット数が圧倒的に増えます。
気づいたときには、自分にちょっと感動しました。
ただ、一般のひとはそんなマニアックなことをいちいちやってられないと思いますので、やはりお薦めしにくいです。
これからが期待のアプリ・サブスク(定額制)サービス
ここからは、クラシック音楽に関しては、「そこそこ」のサービスが始まっているサブスクをご紹介していきます。
タワーレコードミュージック(公式ホームページ)
- 料金
スタンダード¥980(月額) - 約7,000万曲にアクセス可能
- 無料体験あり
クラシック音楽でもタワレコ限定盤のCDをどんどんリリースしたりと、好印象のタワーレコードがサブスクサービスを最近開始しました。
ただ、クラシック音楽の扱いは期待したほど積極的ではなくて、まだまだこれからという印象。
楽天ミュージック(公式ホームページ)
- 料金
スタンダード¥980(楽天カードorモバイル会員は¥780)
ライトプラン¥500 - 約9,000万曲にアクセス可能
- 無料体験あり
総じて、楽天カードをもっているとお得になる料金システムで、曲を聴くとポイントがもらえたり、いろいろな仕掛けがされています。
クラシック音楽については、「一応ある」という感じ。
あくまで他のジャンルがメインです。
まとめ
というわけで、私の経験上、クラシック音楽の場合も、スマホ・アプリでサブスク(定額制)サービスを利用することで、より広い、色々な音楽体験を気軽に手にすることができます。
聴き比べのたのしみが多いクラシック音楽。
だからこそ、実はアプリを使ったサブスク(定額制)サービスはとってもお薦めです。
いまのところは、クラシック音楽を聴くのであれば、Apple Music か Amazon Music Unlimitedの2択だと思います。
どちらも便利なサービスなので、まずは両方を無料体験でためしてみて、使いやすいほうに決めるのがお薦めです。
♪2023年4月、これまでで最高の月間86,000pvをこえるアクセスをいただきました。
読んでいただいて、ありがとうございます!
♪お薦めのクラシックコンサートを「コンサートに行こう!お薦め演奏会」のページでご紹介しています。
判断基準はあくまで主観。これまでに実際に聴いた体験などを参考に選んでいます。
♪実際に聴きに行ったコンサートのなかから、特に印象深かったものについては、「コンサートレビュー♫私の音楽日記」でレビューをつづっています。コンサート選びの参考になればうれしいです。
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