コンサートに行こう!お薦め演奏会

2025年7月のおすすめコンサート【 クラシック初心者向け 】~随時更新~

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本格的なコンサートに行ってみたい!
という方向けに、お薦めの“純”クラシック・コンサートをご紹介しています。

ハズレも多い、クラシックのコンサート。。

自分の体験などをもとに、何の忖度もなく、お薦め公演を選んでいます

このページは随時更新。どうぞ、ときおりご覧になってください。

 

こちらでは2025年の7月をご紹介。

そのほかの月は、『コンサートに行こう!お薦めの演奏会』ページから移動をおねがいします。

更新情報

3/26
■7/26ジョナサン・ノット (指揮)東京交響楽団「サマーミューザ公演」追加

3/29
■7/29マリア・ジョアン・ピリス リサイタルを追加

【日付順】おすすめクラシック・コンサート

 

■7/5(神奈川)
ユベール・スダーン(指揮)東京交響楽団「アルルの女」

東京交響楽団の大恩人、オランダ出身の名匠ユベール・スダーンが登場。

プログラムは、まさに「フランス名曲集」。

初心者でも安心の選曲ですし、季節感という点でも、夏の暑さのなかでも爽やかに響くであろう選曲がされていて、お薦めです。

「アルルの女」は、言わずと知れたビゼーの代表作ですが、意外と、名指揮者たちが実演のステージではとりあげないレパートリー。

スダーンが手堅く指揮しても普通に面白いでしょうが、彼がごくごくまれに発揮する、デモーニッシュな音楽作りが見られたら、場外ホームランのような演奏が聴けるかもしれないコンサートです(可能性は少ないですが)。

 

作品解説➡【オーケストラ入門】ビゼー:劇付随音楽『アルルの女』とその組曲~小さな試聴室

 

 

■7/10(大阪)
青木尚佳(violin)大阪交響楽団「R・シュトラウスのヴァイオリン協奏曲」

ミュンヘン・フィルの史上初の女性コンサートマスターとしてご活躍の青木尚佳さんがソリストとして登場。

ちょっと珍しい、R・シュトラウスのヴァイオリン協奏曲が演奏されます。

多数の交響詩の名作を生み出すよりも前、シュトラウスがまだ十代後半だったころの作品。

ブラームスなどの影響下にあった時代の作品。

 

 

■7/11・12(東京)
広上淳一(指揮)日本フィル「ホルスト:惑星」

“ 七夕 ”を意識した選曲だそうです。

『木星(ジュピター)』で名高い、ホルストの組曲「惑星」の全曲が演奏されます。

広上淳一さんの動的な指揮ぶり、オーケストラの交通整理の巧さを楽しむのにも、うってつけの作品だと思います。

前半には、バス・クラリネット(!)が主役の協奏曲がプログラムされています。

 

クラリネット&バス・クラリネットをモチーフにしたTシャツをリリースしました

 

 

■7/18・19(京都)
高関健(指揮)京都市交響楽団「カーゲル:ティンパニー協奏曲、マーラー:5番」

沖澤のどかさんのもとで好調の京都市交響楽団の指揮台に、当ブログおすすめの指揮者でもある高関健さんが登場。

曲の最後で奏者がティンパニーに頭から上半身を突っ込む(!)、とても有名だけれども実演で見る機会はきわめて少ないカーゲルのティンパニ協奏曲が前半に置かれています。

そして、後半はマーラー:交響曲第5番。

聴きどころ満載の公演になりそうです。

日本で聴く、わたしのお薦め日本人指揮者たち~お薦めの現役クラシック・アーティストたち

 

 

■7/19・20(東京・神奈川)
ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「ブリテン:戦争レクイエム」

7/19(土)
14:00@ミューザ川崎
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52766/

7/21(月祝)
14:00@サントリーホール
公式サイト:https://tokyosymphony.jp/concert/52743/

ブリテン:戦争レクイエム op.66(字幕付き)

まさに、時を得た選曲としか言いようのない、ジョナサン・ノット渾身のプログラミング

2025年が「第二次世界大戦の終結から80年の節目」であることと、現在の世界の状況をみごとにとらえた選曲です。

第1次世界大戦に従軍、25歳の若さで戦死した詩人オーウェン (Wilfred Edward Salter Owen, 1893-1918)の詩をもちいて、イギリスの大作曲家ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976)が作曲したのが「戦争レクイエム」。

テクストに応じて、演奏者がおおきく3つのグループに分けられるなど、立体的な音響構造が志向されている作品なので、実演で接する意義も、とても大きな作品

 

■7/26(神奈川)
ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団「ワーグナー:言葉のない“指輪”」

音楽監督として最後の登場となる「サマーミューザ」フェスティバルの開幕公演。

期待どおりの、さすがのプログラムが組まれました。

ワーグナー:「ローエングリン」前奏曲、ベートーヴェンの交響曲第8番、そして、ワーグナー(マゼール編曲):言葉のない「ニーベルングの指輪」。

 

言葉のない「指輪」は、ワーグナーの4夜にわたるオペラ「ニーベルングの指輪」をダイジェスト版にしたものですが、それでも、演奏時間は70分前後。

初心者向けとは言いがたいかもしれませんが、でも、それでもこれはチャレンジするだけの価値があると思います。

ノットのサマーミューザは、「ウェストサイドストーリー」が演奏された年のあとは、どうも企画倒れになっている印象が強いのですが、これは久々にホームランの予感がしています。

 

♪素晴らしかったブルックナー:交響曲第2番のライヴ録音がやっとリリースされました

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ジョナサン・ノット&東京交響楽団の美しいブルックナー第2番、ウェーベルン、シェーンベルクを聴いて

 

 

■7/29(愛知)
マリア・ジョアン・ピリス ピアノリサイタル

愛知公演:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2511267

8月に広島交響楽団の「平和コンサート」のソリストとして、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を弾く予定のピリス。

どうやらそれに前後して、リサイタルも開催してくれるようです。

現時点では、愛知公演のみ、チケットぴあなどに告知が出ています。

 

体調不良でキャンセルとなった昨年の一連のリサイタルでは、得意のモーツァルトのソナタなどが予定されていました。

それが今年に持ち越しとなることを祈らずにいられません。

 

アルゲリッチとならんで、音楽界の至宝というべき、もうひとりのピアノの女王。

マネージメントに嫌気がさし、一度は引退を発表して演奏活動を停止してしまった純粋で高潔な音楽家。

その一回一回の演奏が宝物です。

 

帰ってきた、もうひとりのピアノの女王~マリア・ジョアン・ピリスの日本公演2022

 

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■現状、Apple Music アップル・ミュージックがいちばんおすすめのサブスク

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お願い

個人で集めている情報ですので、記載ミスなどもあるかもしれません。

その際にはどうぞご容赦ください。

こちらのページはあくまで大まかな地図としてお役立ていただいて、詳細は各公式サイト・各プレイガイドで必ず確認をお願いします

 

 

初心者向け:コンサートの選び方

曲目より、演奏者で選ぶ

 

■初めてコンサートに行くとなると『モルダウ』や『運命』といった聴いたことがある曲目で選びたくなりますが、そうではなくて、まずは誰が演奏するのかで選びましょう

わかりやすく例えると、美味しいものが食べたければ、メニューより前に、美味しいお店を探すことが大切なのと同じです。

 

■とはいっても、初心者であればあるほど、演奏者や指揮者の名前なんて知らないと思います。

そこで、このブログでは、クラシック音楽が大好きな私が、あくまで主観的に、自分でもチケットを買いたいと思う、お薦めのコンサート情報を厳選して掲載していきます。

 

場所もクラシック・コンサートが集中する東京、関東、首都圏にこだわらず、北海道、東北、中部、近畿、関西、四国、中国、九州、沖縄まで、自分がそこに住んでいたら「行ってみたい!」と思う、とにかく気になるものを素直にピックアップしています。

判断基準は、あくまでも、自分がこれまで実際に聴いたときの体験などの「主観」

その分、しがらみや忖度はありません。

クラシックをふだん聴かない方は名前も知らない演奏家が並んでいるかもしれませんが、「クラシック音楽と向き合ってみたい!」という方に、多少なり参考になったらうれしいです。

 

高いチケットは買わないで

 

とくに重要なことは、

  1. いきなり高いチケットを買わない
  2. 当日券ではなく、前売りで買う

の2点です。

 

■クラシック・コンサート初心者がいきなり高い席を買うのはお薦めしません。

理由は簡単で、クラシックのコンサートはハズレが多いからです。

「高いお金を出したのにハズレだった」としたら、二度と行きたくならないのが人情。

 

ですので、初めのうちほど、まずは手ごろな価格でチケットを手に入れてましょう。

具体的には、オーケストラ公演であれば、はじめのうちはP席(オーケストラの裏側)がお薦めです。

 

■また、「前売り」については、一般的には、だいたい3~6か月前くらいにチケットの発売が開始されます。

半年先というとずいぶん先に思えるかもしれませんが、人気の公演はそれでも完売してしまいますし、最後に残るのはたいてい高い席です。

 

■こうした話を、「コンサートの選び方&チケットの買い方【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。

■さらには、チケットを手に入れたあと初心者の方が気になるであろう、「クラシックコンサートに行くときの服装」のことなどは、「コンサート当日の不安を解消!服は何を着る?持ち物は?【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。

 

 

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■オンライン配信の聴き方全般については、「クラシック音楽をオンライン(サブスク定額制)で楽しむ~音楽好きが実際に使ってみました~」のページでご紹介しています。

 

 

 

お薦めのクラシックコンサートを「コンサートに行こう!お薦め演奏会」のページでご紹介しています。

判断基準はあくまで主観。これまでに実際に聴いた体験などを参考に選んでいます。

 

♪実際に聴きに行ったコンサートのなかから、特に印象深かったものについては、「コンサートレビュー♫私の音楽日記」でレビューをつづっています。コンサート選びの参考になればうれしいです。

 

 

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