コンサートに行こう!お薦め演奏会

2026年1月のおすすめコンサート【クラシック初心者向け】~随時更新~

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本格的なコンサートに行ってみたい!

という方に、自分の体験などをもとに、あくまで主観的に、お薦めの“純”クラシック・コンサートをご紹介しています。

 

このページは随時更新

どうぞ、ときおりご覧になってください。

 

 

こちらでは2026年の1月をご紹介。

そのほかの月は、『コンサートに行こう!お薦めの演奏会』ページから移動をおねがいします。

 

【日付順】おすすめクラシック・コンサート

■1/10(千葉)
山下一史(指揮)千葉交響楽団「ニューイヤー・コンサート」

千葉県でただひとつのプロオーケストラ、千葉交響楽団。

このニューイヤー・コンサートは「穴場」と言っていいくらい。

あまり注目されないのが惜しい、なかなかに素晴らしい公演で、とくにヨーゼフ・シュトラウスのポルカ演奏はそうそう聴けない素晴らしさです。

ただ、恒例のアンコールが最大の難点で、2023年のレビューに綴っていますが、それが受け入れられる方にはお薦めです。

今年は選曲がぐっとまとまりを見せていて、ほんとうはもっと強く、強く推したい公演です。

 

 

■1/10・11・12(東京・埼玉・神奈川)
ユベール・スダーン(指揮)東京交響楽団「ニューイヤー・コンサート」

1/10東京公演:https://tokyosymphony.jp/concert/53272/

1/11埼玉公演:https://www.muse-tokorozawa.or.jp/event/detail/20260111/

1/12神奈川公演:https://tokyosymphony.jp/concert/56786/

当ブログ一押しの指揮者のひとり、ユベール・スダーンが年始から登場。

プログラムもウェーバー:「魔弾の射手」序曲、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(piano,小山実稚恵)、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」という名曲プログラム。

ただ、以前スダーンの「新世界から」を聴いたとき、フレージングが独特で、レガートを妙に強調する解釈に首を傾げた記憶があります。

なので、ちょっと不安要素も強いのですが、んー、と言って無視もしたくない公演。。

 

 

■1/10(山形)
飯森範親(指揮)山形交響楽団「ニューイヤー・コンサート」

アルチュニアン:トランペット協奏曲(トランペット、松井秀太郎さん)以外は、ひたすらシュトラウス・ファミリーの作品がならぶ、まさに新年にふさわしいプログラム。

好調ぶりが話題の山形交響楽団。

ここでも、その勢いを見せつけてくれるのではないでしょうか。

 

 

■1/11~30(東京・神奈川)
トゥガン・ソヒエフ(指揮)NHK交響楽団

抜群の安定感で安心してチケットを買える指揮者のひとり、ソヒエフ。

最近はかならず毎年1月にN響定期に登場してくれます。

いちばん期待なのは、サントリーホールでのB定期で、プロコフィエフ:交響曲第5番をメインに、その前には松田華音さんのピアノでショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番という、ロシアの珠玉の傑作がならぶ公演。

ただし、サントリーホール公演は一般発売の席がほとんどないので、チケット入手は困難…。

といって、新年早々、マーラーの「悲劇的」を聴くのは体力が必要ですし、ストラヴィンスキー「火の鳥」をメインにしたプログラムも面白そうではあるものの、そもそもNHKホールでの公演はホールが広すぎて、最前列の席を狙わないとほとんど楽しめない。。

となると、ベートーヴェンの交響曲第7番を冒頭に、後半は「どろぼうかささぎ」や「美しき青きドナウ」が演奏される横浜みなとみらいホール公演がお薦めかもしれません。

映画で使用された音楽をテーマにしているようで、「ドナウ」の前には「ワルキューレ」やバーバーの「アダージョ」があったり、プログラムはちゃんぽん状態ですが、ベートーヴェンの交響曲第7番が本プログラムで「後半はすべてアンコール」と捉えると、すっきりと楽しめるコンサートだと思います!

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■1/12(大阪)
尾高忠明(指揮)大阪フィル「新春コンサート」

新年恒例、名曲がならぶ、お薦めコンサートです。

毎回、音楽監督の尾高忠明さん自身が指揮するのも「心意気」を感じます。

2026年はベートーヴェンの「運命」のほか、ロッシーニ:「どろぼうかささぎ」序曲やラヴェル:「ボレロ」などがプログラムされています。

こういう小品や名曲がならぶコンサートがもっともっとあっていいです。

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■1/17(神奈川)
大植英次(指揮)東京交響楽団 ベートーヴェン・プログラム

最近、国内のさまざまなオーケストラへの登場が増えている大植英次さん。

彼の名前が通りの名前として残っている街があるほど、アメリカで大活躍された方です。

今回の東京交響楽団との公演では、ベートーヴェンの王道プログラムが組まれました。

前半がピアノ協奏曲第5番「皇帝」(piano,清水和音)、後半が交響曲第7番。

エネルギッシュな指揮ぶりが特徴の方なので、後半の交響曲第7番は期待される選曲です。

 

 

■1/18(山形)
阪哲朗(指揮)山形交響楽団プッチーニ「蝶々夫人」演奏会形式

ノット&東響やムーティ&東京春祭のおかげで、いっそうの人気を集めつつある演奏会形式のオペラ。

好調の山形交響楽団もシリーズで展開していて、要注目です。

前回の「トスカ」につづきプッチーニ作品で、今回は“ ある晴れた日に ”のアリアでも人気の「蝶々夫人」です。

 

 

■1/23(東京)
ダニエーレ・ルスティオーニ(指揮)東京都交響楽団「ヴェルディ&ワーグナー」

イタリア期待の若手指揮者のひとり、ルスティオーニが指揮する公演。

プログラムがかなりめずらしく、前半にヴェルディの歌劇からの序曲やバレエ音楽、そして、後半にワーグナーの序曲や前奏曲がならびます。

「ありそうで、実はそんなにない」プログラムです。

こうしたプログラムの公演を過去にも聴いていますが、名曲が並ぶので一見簡単そうにみえるプログラムですが、実際はなかなかどうして、指揮者にとっては難易度の高いプログラムです。

ルスティオーニがどれくらい「聴かせる」ことができるのか。

うまく演奏されれば、ほんとうに楽しくて仕方ない公演になるはず。

 

 

■1/23・24(宮城)
沼尻竜典(指揮)伊藤晴(ソプラノ)仙台フィル「ラヴェル&シューマン」

ラヴェルの組曲「マ・メール・ロワ」にはじまって、ラヴェル:歌曲集「シェエラザード」をはさみ、後半はシューマン:交響曲第2番という、面白いプログラム。

ラヴェルのあとにシューマンを並べるという、あまり目にしないプログラムですが、選曲がよく、美しいプログラミングが光ります。

 

 

■1/24(横浜)
和樹ヘーデンボルク&日本フィル「ニューイヤー・プログラム」

ウィーン・フィルのヴァイオリン奏者である和樹・ヘーデンボルクが日本フィルを弾き振りします。

前半はモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番をメインに、後半はシュトラウス作品が演奏されます。

後半のプログラムについては、1955年、ウィリー・ボスコフスキー(Willi Boskovsky,1909-1991)が初めてニューイヤー・コンサートに登場した際の曲目から選曲されているとのこと。

新年らしいプログラムになっています。

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■1/24・25(東京)
イザベル・ファウスト(Vn)、ヴァイグレ(指揮)読売交響楽団「シューマン:ヴァイオリン協奏曲、メンデルスゾーン:スコットランド交響曲」

➡1/25公演の公式ページはこちら

イザベル・ファウストというヴァイオリニストは大したものだと思います。

演奏はもちろんですが、秘曲ともいえるシューマンのヴァイオリン協奏曲を、これでもか、というくらい各地で何度も演奏していて、この作品を普及させようという一貫した姿勢に頭がさがります。

私もずいぶん昔に彼女のソロ(共演はジェイムズ・デプリースト&都響)で初めてこの協奏曲を聴いて、今もって、あの演奏を超えるシューマンには出会えていません。

後半はメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」。

1月のメインディッシュは、これくらい爽やかな交響曲がちょうどいいです。

 

 

■1/24(愛知)
吉井瑞穂(オーボエ)大井剛史(指揮)セントラル愛知交響楽団「ロマン派の末裔」

オーボエの名手、吉井瑞穂さんがR・シュトラウスのオーボエ協奏曲を演奏するのがおすすめポイント。

吉井瑞穂さんはアッバード指揮するマーラー室内管弦楽団などで、ずっと演奏されていた名手中の名手。

指揮の大井剛史さんは誠実な演奏をされる方なので、後半のラフマニノフ「交響的舞曲」も熱のこもった演奏が期待されます。

 

 

■1/27(福岡)
安永徹(ヴァイオリン)九州交響楽団「モーツァルトをあなたに」

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターをながく務められた安永徹さんが登場。

安永徹さんをコンサートマスターにコンサートが行われます。

モーツァルトのピアノ協奏曲第23番(ピアノ、市野あゆみさん)、メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲第10番、そして、モーツァルトの交響曲第36番「リンツ」というプログラムも魅力的。

 

 

■1/31・2/1(北海道)
エリアス・グランディ(指揮)札幌交響楽団「さすらう若人の歌、英雄の生涯」

2025年4月からこの楽団を率いているエリアス・グランディの指揮する公演。

新しい時代をむかえている札幌交響楽団の蜜月に期待したい公演です。

冒頭に武満徹、マーラーの歌曲をはさんで、R・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」というプログラムも、バランスのとれた魅力的な構成です。

 

…そのほか、ちょっとずつ更新していきます( ..)φ

お願い

個人で集めている情報ですので、記載ミスなどあるかもしれません。

その際にはどうぞご容赦ください。

こちらのページはあくまで大まかな地図としてお役立ていただいて、詳細は各公式サイト・各プレイガイドで必ず確認をお願いします

 

 

 

初心者向け:コンサートの選び方

曲目より、演奏者で選ぶ

 

初めてコンサートに行くとなれば、『モルダウ』や『運命』といった、「曲目」で選びたくなるはずです。

でも、そうではなくて、まずは「誰が」演奏するのかで選びましょう

わかりやすく例えると、美味しいものが食べたければ、メニューより前に、美味しいお店を探すことが大切なのと同じです。

 

とはいっても、初心者であればあるほど、演奏者や指揮者の名前なんて知らないと思います。

そこで、このブログでは、クラシック音楽が大好きな私が、あくまで主観的に、自分でもチケットを買いたいと思う、お薦めのコンサート情報を掲載していきます。

 

場所もクラシック・コンサートが集中する東京、関東、首都圏にこだわらず、北海道、東北、中部、近畿、関西、四国、中国、九州、沖縄まで、自分がそこに住んでいたら「行ってみたい!」と思う、とにかく気になるものを素直にピックアップしています。

判断基準は、あくまでも、自分がこれまで実際に聴いたときの体験などの「主観」

その分、しがらみや忖度はありません。

クラシックをふだん聴かない方は名前も知らない演奏家が並んでいるかもしれませんが、「クラシック音楽と向き合ってみたい!」という方に、多少なり参考になったらうれしいです。

 

高いチケットは買わないで

 

とくに重要なことは、

  1. いきなり高いチケットを買わない
  2. 当日券ではなく、前売りで買う

の2点です。

 

クラシック・コンサート初心者がいきなり高い席を買うのはお薦めしません。

理由は簡単で、クラシックのコンサートはハズレも多いからです。

 

ですので、初めのうちほど、手ごろな価格でチケットを手に入れてましょう。

具体的には、オーケストラ公演であれば、はじめのうちはP席(オーケストラの裏側)がお薦めです。

 

また、「前売り」については、一般的には、だいたい3~6か月前くらいにチケットの発売が開始されます。

半年先というとずいぶん先に思えるかもしれませんが、人気の公演はそれでも完売してしまいますし、最後に残るのはたいてい高い席です。

 

こうした話を、「コンサートの選び方&チケットの買い方【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。

さらには、チケットを手に入れたあと初心者の方が気になるであろう、「クラシックコンサートに行くときの服装」のことなどは、「コンサート当日の不安を解消!服は何を着る?持ち物は?【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。

 

 

♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。

現状、Apple Music アップル・ミュージックがいちばんおすすめのサブスクです。

【2024年】クラシック音楽サブスクはApple Music Classicalがいちばんお薦め

 

Amazon Musicアマゾン・ミュージックも配信されている音源の量が多く、お薦めできます。

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お薦めのクラシックコンサート
コンサートに行こう!お薦め演奏会

 

♪実際に聴きに行ったコンサートの感想・レビュー
➡「コンサートレビュー♫私の音楽日記

 

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