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このページでは、“ コバケン ”こと、指揮者の小林研一郎さんが出演するコンサートで、「特におすすめ!」と思う演奏会をピックアップしてご紹介していきます。
少しずつ、随時更新でおとどけします。
目次(押すとジャンプします)
炎のコバケン
指揮者 小林研一郎
1940年、福島県出身の指揮者、作曲家。
現代の指揮者は、古楽奏法の隆盛があって、総じて音が軽くなっている傾向がありますが、そんななかで、ずっしりとした響きの音楽を今も持ちつづけているのがコバケンこと、小林研一郎さん。
「古臭い」という批判も耳にしますが、このスタイルを今も堅持している指揮者はほんとうに希少です。
チャイコフスキーの交響曲やドヴォルザークの交響曲、サン=サーンスの「オルガン付き」にベルリオーズの幻想交響曲、そして、スメタナの「わが祖国」といった具合に、得意なレパートリーが固定されているのも、コバケンさんの特徴。
ただ、正直、最近の演奏は当たりハズレがはっきりあると思います。
同じ演目でも、凄いときは凄いし、つまらないときはつまらないです。
でも、やっぱり無視できない、唯一無二の、希少な個性を持つ指揮者です。
おすすめコンサート
(愛知)4/19・20
小林研一郎 指揮
名古屋フィルの「わが祖国」
4月19日(金)18:45
4月20日(土)16:00
@愛知県芸術劇場
楽団ホームページ:
https://www.nagoya-phil.or.jp/
スメタナ:
連作交響詩「わが祖国」全曲
お薦めPOINT♪
■プログラムは、今年が生誕200年のスメタナ(Bedřich Smetana、1824-1884)の代表作、連作交響詩「わが祖国」全曲。
有名な「モルダウ」はこの連作交響詩の第2曲目です。
■指揮は、名フィル桂冠指揮者である小林研一郎さん。
レパートリーが比較的固定されているコバケンさんの、十八番のプログラムです。
(東京)6/1
小林研一郎(指揮)
コバケンとその仲間たちオーケストラ
「幻想交響曲」
6/1(土)19:00
@サントリーホール
公式サイト:https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20240601_M_3.html
ベルリオーズ:
幻想交響曲
( ♫ 鑑賞ガイド )
※第1部にリハーサル、第2部にコンサート
司会:浅岡聡
お薦めPOINT♪
■「コバケンとその仲間たちオーケストラ」は、指揮者の小林研一郎さんのもと、プロ、アマチュア、障害の有無を問わず、不特定多数の演奏家で構成されるオーケストラ。
通常のプロフェッショナル・オーケストラを聴くのとは、一味も二味も違う醍醐味をあじわえる公演です。
■小林研一郎さんを慕う演奏家のあつまりということもあって、小林研一郎さんの独特な音楽観、個性に、「積極的に染まろうとする」ところが、このオーケストラのおもしろさです。
■年齢的な要因もあるのか、オーケストラを強力に引っぱる力感が最近減じている印象の小林研一郎さんには、こうした、彼の世界に飛び込んできてくれるオーケストラとの共演のほうが、その魅力を味わいやすいのではないかと思います。
■第1部にリハーサル、第2部にコンサートという構成です。
↓2022年末に第九を聴いたときのレビューはこちらをごらんください。
( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify などで聴けます)
(東京)6/15・16
小林研一郎(指揮)
エルソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ)
日本フィルの「皇帝&田園」
6/15(土)17:00
@横浜みなとみらいホール
公式サイト:https://japanphil.or.jp/concert/20240615
6/16(日)14:00
@サントリーホール
公式サイト:https://japanphil.or.jp/concert/20240616
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番《皇帝》 変ホ長調 op.73
ベートーヴェン:
交響曲第6番《田園》 ヘ長調 op.68
( ♫ 鑑賞ガイド )
お薦めPOINT♪
■グルジア(現ジョージア)出身のピアニスト、エルソ・ヴィルサラーゼがソリストとなっています。
彼女もすでに81歳。
指揮者の小林研一郎さんもすでに80歳をこえていらっしゃるので、高齢の名匠ふたりによる共演ということになります。
最近のヴィルサラーゼの実演を聴いていないので、特に技術的にどうなのかわからないのですが、とても興味深い顔合わせです。
■プログラムはオール・ベートーヴェンで、しかも、「皇帝」と「田園」ですから、まさに名曲コンサートという演目です。
■9/6・7(宮城)
小林研一郎(指揮)仙台フィル「モーツァルト40番&チャイコフスキー5番」
炎のマエストロ、84歳の小林研一郎さんが仙台フィルに登場。
モーツァルト:交響曲第40番ト短調、そして得意のチャイコフスキー:交響曲第5番という名曲プログラムが組まれています。
これまでの公演レビュー
2024年
■小林研一郎(指揮)プラハ交響楽団 スメタナ「わが祖国」全曲~2024年ニューイヤーコンサート
2023年
■小林研一郎(指揮)ハンガリー国立フィル2023年来日公演を聴いて~第1夜
■小林研一郎&ハンガリー国立フィル2023第2夜~仲道郁代さんの静かなる「皇帝」
2022年
■20年ぶりに聴いた小林研一郎さんの指揮~シューマン&ブラームスの交響曲第4番を聴いて
■とつぜん目覚めた音楽、いまコバケンが面白い~東京交響楽団とのドヴォルザーク:『新世界から』を聴いて
■あれ?フルート奏者の譜面台に楽譜がない…あ、指揮者が指揮台から落ちる【史上最高の第九に挑む2022レポート】
音源紹介
小林研一郎さんと名古屋フィルによるライヴ録音。
小林研一郎さんは演奏中に唸ることが多く、録音にも盛大に入っていて、私はそれがとても苦手なのですが、それでも、この録音は“ 熱量 ”の高さに魅力を感じて聴きたくなってしまいます。
( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)
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