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「本格的なコンサートに行ってみたい!」
という方向けに、お薦めの“純”クラシック・コンサートをご紹介しています。
ハズレも多い、クラシックのコンサート。
自分の体験などをもとに、何の忖度もなく、お薦め公演を選んでいます。
このページは随時更新。どうぞ、ときおりご覧になってください。
こちらでは2024年の9月をご紹介。
そのほかの月は、『コンサートに行こう!お薦めの演奏会』ページから移動をおねがいします。
目次(押すとジャンプします)
更新情報
9/11
エレーヌ・グリモーは、新型コロナ感染により来日中止が発表されました
7/23
9/29の朴葵姫(パク・キュヒ)さん香川公演を追加
7/18
9/10のコバケン&仙台フィルによる盛岡公演を追加
7/1
9/3~16のリッカルド・ムーティ「アッティラ」、情報を追加
5/13
9/13の朴葵姫(パク・キュヒ)ギター・リサイタルを追加
5/8
9/24~29のサー・アントニオ・パッパーノ(指揮)ロンドン交響楽団を追加
4/21
9/3~16のリッカルド・ムーティの「アッティラ」を追加
【日付順】おすすめクラシック・コンサート
さっそく、お薦めコンサートの一覧です!
■9/3・14・16(東京)
リッカルド・ムーティ(指揮)イタリア・オペラ・アカデミー「ヴェルディ:アッティラ(演奏会形式)」
巨匠リッカルド・ムーティが4月の来日にひきつづき、9月も日本へやってきます。
9/3(火)➡ムーティによる「アッティラ」解説
9/14(土)・16(月祝)➡ムーティ指揮による「アッティラ」演奏会形式
➡4月の公演レビュー公開しました:「ムーティ82歳、世界でもっとも美しい「アイーダ」が上野に響く~東京春音楽祭2024」
■9/4(大阪)
大植英次(指揮)大阪フィル「幻想交響曲」
エネルギッシュな指揮者、大植英次さんが古巣の大阪フィルとベルリオーズの傑作をとりあげます。
■9/6(東京)
高関健(指揮)東京シティ・フィル「ブルックナー8番」
充実の高関健&シティフィルのコンビによる、生誕200年のブルックナー。
■9/6・7(宮城)
小林研一郎(指揮)仙台フィル「モーツァルト40番&チャイコフスキー5番」
■9/10(岩手)
小林研一郎(指揮)仙台フィル「モーツァルト40番&チャイコフスキー5番」
炎のマエストロ、コバケンさんによる得意のチャイコフスキー。
■9/13(東京)
「ルネこだいら1hourコンサート 朴葵姫(パク・キュヒ)ギター・リサイタル」
■9/29(香川)
アルバム「BACH」レコーディング会場での公演「朴 葵姫 ギター・リサイタル」
当ブログ一押しのギタリスト、朴葵姫(パク・キュヒ)さんのギターリサイタル。
5月公演のレビューはこちら➡朴葵姫(パク・キュヒ)ギター・リサイタル「BACH」~美しい音色、脱帽のプログラミング
■9/14・15(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)NHK交響楽団「ブルックナー8番」
新時代のルイージ&N響は、ブルックナー生誕200年を大作「第8番」で祝います。
■9/15・16(静岡)
高関健(指揮)富士山静岡交響楽団「ベートーヴェン:7番&田園」
勢いのあるコンビによる、是非とも聴きたいベートーヴェンの名曲コンサート。
■9/19・20(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)エレーヌ・グリモー(ピアノ)NHK交響楽団「シューマン&ベートーヴェン」
ピアノにグリモーをむかえての、名曲がならんだルイージ&N響のコンサート。
※エレーヌ・グリモーの来日が中止になりました。
■9/20(福岡)
ユベール・スダーン(指揮)九州交響楽団「ベートーヴェン:3つの序曲&交響曲第7番」
オランダの名匠スダーンが九州交響楽団に登場。前半にベートーヴェンの序曲を3つ並べるという魅力的な企画。
■9/20・21(東京・神奈川)
カーチュン・ウォン(指揮)オピッツ(ピアノ)日本フィル「ブラームス&チャイコフスキー」
9/20東京公演➡公式サイト
9/21神奈川公演➡公式サイト
新時代のウォン&日本フィルは、ドイツの名ピアニストのオピッツを迎えての名曲プログラム。
■9/21(神奈川)
河村尚子ピアノ・リサイタル「バッハ、プロコフィエフ、ショパン」
■9/25(栃木)
河村尚子ピアノ・リサイタル「バッハ、プロコフィエフ、ショパン」
■9/30(東京)
河村尚子ピアノ・リサイタル「バッハ、プロコフィエフ、ショパン」
デビュー20周年、河村尚子さんの期待値の高いピアノ・リサイタル。
■9/24~29(福岡・大阪・東京・札幌)
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)ロンドン交響楽団
今年の外来オーケストラ公演では、これが当ブログ一押し。生気みなぎる指揮者パッパーノは、生演奏でこそ聴きたい指揮者。
■9/25(東京)
エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル「ベートーヴェン、ブラームス、バッハ」
■9/28(神奈川)
エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル「バッハ、ベートーヴェン、ブラームス」
■9/29(愛知)
エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル
フランス出身ながらドイツ的な感性に彩られる名ピアニスト、エレーヌ・グリモーが来日。
※エレーヌ・グリモーの来日が中止になりました。
■9/27(広島)
アルミンク(指揮)広島交響楽団「モーツァルトとコルンゴルト」
広島交響楽団に新時代を開くアルミンクならではのプログラム。
【TPO別】おすすめクラシック・コンサート
巨匠のオペラにふれたい
■9/3~16
リッカルド・ムーティのイタリア・オペラ・アカデミー「ヴェルディ:アッティラ(演奏会形式)」
イタリアの巨匠リッカルド・ムーティが4月の来日にひきつづき、9月も(!)日本へやってきます。
イタリア・オペラの正しい伝統を若手音楽家に教授し、一般にむけても、それをコンサート形式で披露してくれるプロジェクト。
ムーティによる「アッティラ」解説の公演もあります。
今回は珍しくホールが上野の東京文化会館ではなく、渋谷のオーチャードホールや東京音大のホールです。
いずれにせよ、オペラに興味のある方には絶対にお薦めの公演。
今年のいちおし:パッパーノ&ロンドン交響楽団
福岡公演➡https://www.acros.or.jp/events/13924.html
大阪・東京公演➡https://www.kajimotomusic.com/concerts/2024-lso/
札幌公演➡https://www.kitara-sapporo.or.jp/event/event_detail.php?num=5860
イギリス出身の指揮者サー・アントニオ・パッパーノが久々の来日。
今回は、新たな手兵ロンドン交響楽団を率いての公演です。
名前の通りイタリア系であるパッパーノの音楽には、ストレートな明るさがあり、変に学究的にならない、オーソドックスで、精力的な音楽を楽しめるはずです。
録音などよりも、実演で聴く方が魅力的な音楽家のひとりです。
今回の公演では、どの日も前半にユジャ・ワンをソリストに迎えてのショパンかラフマニノフのピアノ協奏曲があって、メインディッシュは、マーラーの「巨人」かサン=サーンスの「オルガン付き」、というスタンダードな選曲になっています。
選曲面でも、万人にお薦めしたい公演です。
今年の外来オーケストラ公演のなかでは、このパッパーノ&ロンドン交響楽団が当ブログの一押しです。
名ピアニストたちの演奏にふれたい
■フランスのピアニスト、エレーヌ・グリモーが来日。
フランスのピアニストなのにフランス音楽にほとんど興味を示さない彼女は、今回もドイツ音楽を披露。
オオカミの保護活動に従事したり、独自の世界観をもつピアニストです。
NHK交響楽団との共演のほかにも、ソロ・リサイタルが組まれています。
追記:新型コロナ感染で、グリモーは来日中止となりました。
9/19・20(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)エレーヌ・グリモー(ピアノ)NHK交響楽団「シューマン&ベートーヴェン」
9/25(東京)
エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル「ベートーヴェン、ブラームス、バッハ」
9/28(神奈川)
エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル「バッハ、ベートーヴェン、ブラームス」
9/29(愛知)
エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル
( Apple Music↑ ・ Amazon Music ・ Spotify ・ Line Music などで聴けます)
■ドイツのピアニスト、ゲルハルト・オピッツが大曲であるブラームスのピアノ協奏曲第2番を披露します。
オピッツももう70代ですが、昨年はジョナサン・ノット&東京交響楽団と素晴らしいベートーヴェンを披露(➡久々の快音、ジョナサン・ノット&東響、オピッツのベートーヴェン・プログラム)するなど、美しく年輪を重ねている名ピアニストです。
カーチュン・ウォン(指揮)オピッツ(ピアノ)日本フィル「ブラームス&チャイコフスキー」
9/20東京公演➡公式サイト
9/21神奈川公演➡公式サイト
■河村尚子さんが「デビュー20周年特別プログラム」として一連のリサイタルを開催。
バッハ(ブゾーニ)のシャコンヌにはじまり、ショパンの第3ソナタでおわるプログラムも魅力的。
9/21(神奈川)
河村尚子ピアノ・リサイタル「バッハ、プロコフィエフ、ショパン」
9/25(栃木)
河村尚子ピアノ・リサイタル「バッハ、プロコフィエフ、ショパン」
9/30(東京)
河村尚子ピアノ・リサイタル「バッハ、プロコフィエフ、ショパン」
記念年の作曲家ブルックナーを聴きたい
2024年はオーストリアの大作曲家ブルックナー(Anton Bruckner, 1824-1896)の生誕200年。
高関健&東京シティ・フィル、そして、ファビオ・ルイージ&NHK交響楽団という東京の名コンビが、いずれもブルックナーの代表作である大曲「交響曲第8番ハ短調」をとりあげます。
■9/6(東京)
高関健(指揮)東京シティ・フィル「ブルックナー8番」
■9/14・15(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)NHK交響楽団「ブルックナー8番」
オーケストラの定番曲を聴きたい
■9/4(大阪)
大植英次(指揮)大阪フィル「幻想交響曲」
アメリカで活躍した指揮者、大植英次さんは、古巣の大阪フィルとベルリオーズの「幻想交響曲」をとりあげます。
ベルリオーズが自身の失恋体験をもとに作曲した、ロマンと狂気の傑作です。
➡【交響曲100の物語】ベルリオーズ:幻想交響曲Op14~ある芸術家の生涯のエピソード
■9/15・16(静岡)
高関健(指揮)富士山静岡交響楽団「ベートーヴェン:7番&田園」
■9/19・20(東京)
ファビオ・ルイージ(指揮)エレーヌ・グリモー(ピアノ)NHK交響楽団「シューマン&ベートーヴェン」
■9/20(福岡)
ユベール・スダーン(指揮)九州交響楽団「ベートーヴェン:3つの序曲&交響曲第7番」
上記3公演は、いずれもメインがベートーヴェンの交響曲第7番。
ワーグナーが「舞踏の聖化」とたたえた、リズムに特徴をもつ傑作交響曲です。
漫画「のだめカンタービレ」でも描かれ、日本での人気に拍車がかかった名作です。
➡【初心者向け:交響曲100の物語】ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op92
■9/6・7(宮城)
小林研一郎(指揮)仙台フィル「モーツァルト40番&チャイコフスキー5番」
■9/10(岩手)
小林研一郎(指揮)仙台フィル「モーツァルト40番&チャイコフスキー5番」
炎のマエストロ、84歳の小林研一郎さんが仙台フィルに登場。
モーツァルト:交響曲第40番ト短調、チャイコフスキー:交響曲第5番という名曲プログラムが組まれています。
■9/21(神奈川)
カーチュン・ウォン(指揮)オピッツ(ピアノ)日本フィル「ブラームス&チャイコフスキー」
9/20東京公演➡公式サイト
9/21神奈川公演➡公式サイト
ドイツの名ピアニスト、ゲルハルト・オピッツが登場する公演で、さらに後半はチャイコフスキー:交響曲第4番。
指揮は日本フィルを刷新しているカーチュン・ウォンなので、前半も後半も聴きものです。
プログラミングがおもしろい
■9/20(福岡)
ユベール・スダーン(指揮)九州交響楽団「ベートーヴェン:3つの序曲&交響曲第7番」
オランダの名匠ユベール・スダーンが九州交響楽団に登場。
前半に「コリオラン」「エグモント」「レオノーレ第3番」という、ベートーヴェンの序曲が3つ並べられた好企画。
■9/27(広島)
アルミンク(指揮)広島交響楽団「モーツァルトとコルンゴルト」
広島交響楽団のあたらしい音楽監督になったクリスチャン・アルミンクによる「ふたりのウォルフガング」という新シリーズ。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトとヴォルフガング・コルンゴルトを対比させるシリーズです。
アルミンクは広島交響楽団で非常に多彩な新シーズンを展開中。
ギター・リサイタルならこれ
■9/13(東京)
「ルネこだいら1hourコンサート 朴葵姫(パク・キュヒ)ギター・リサイタル」
■9/29(香川)
アルバム「BACH」レコーディング会場での公演「朴 葵姫 ギター・リサイタル」
朴葵姫(パク・キュヒ)さんによるリサイタル。
「シャコンヌ」をはじめとするバッハ、そして、何といっても最上のスカルラッティを耳にできるコンサートです。
➡朴葵姫(パク・キュヒ)ギター・リサイタル「BACH」~美しい音色、脱帽のプログラミング
お願い
個人で集めている情報ですので、記載ミスなどもあるかもしれません。
その際にはどうぞご容赦ください。
こちらのページはあくまで大まかな地図としてお役立ていただいて、詳細は各公式サイト・各プレイガイドで必ず確認をお願いします。
初心者向け:コンサートの選び方
曲目より、演奏者で選ぶ
■初めてコンサートに行くとなると『モルダウ』や『運命』といった聴いたことがある曲目で選びたくなりますが、そうではなくて、まずは誰が演奏するのかで選びましょう。
わかりやすく例えると、美味しいものが食べたければ、メニューより前に、美味しいお店を探すことが大切なのと同じです。
■とはいっても、初心者であればあるほど、演奏者や指揮者の名前なんて知らないと思います。
そこで、このブログでは、クラシック音楽が大好きな私が、あくまで主観的に、自分でもチケットを買いたいと思う、お薦めのコンサート情報を厳選して掲載していきます。
場所もクラシック・コンサートが集中する東京、関東、首都圏にこだわらず、北海道、東北、中部、近畿、関西、四国、中国、九州、沖縄まで、自分がそこに住んでいたら「行ってみたい!」と思う、とにかく気になるものを素直にピックアップしています。
判断基準は、あくまでも、自分がこれまで実際に聴いたときの体験などの「主観」。
その分、しがらみや忖度はありません。
クラシックをふだん聴かない方は名前も知らない演奏家が並んでいるかもしれませんが、「クラシック音楽と向き合ってみたい!」という方に、多少なり参考になったらうれしいです。
高いチケットは買わないで
とくに重要なことは、
- いきなり高いチケットを買わない
- 当日券ではなく、前売りで買う
の2点です。
■クラシック・コンサート初心者がいきなり高い席を買うのはお薦めしません。
理由は簡単で、クラシックのコンサートはハズレが多いからです。
「高いお金を出したのにハズレだった」としたら、二度と行きたくならないのが人情。
ですので、初めのうちほど、まずは手ごろな価格でチケットを手に入れてましょう。
具体的には、オーケストラ公演であれば、はじめのうちはP席(オーケストラの裏側)がお薦めです。
■また、「前売り」については、一般的には、だいたい3~6か月前くらいにチケットの発売が開始されます。
半年先というとずいぶん先に思えるかもしれませんが、人気の公演はそれでも完売してしまいますし、最後に残るのはたいてい高い席です。
■こうした話を、「コンサートの選び方&チケットの買い方【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。
■さらには、チケットを手に入れたあと初心者の方が気になるであろう、「クラシックコンサートに行くときの服装」のことなどは、「コンサート当日の不安を解消!服は何を着る?持ち物は?【初めてのクラシック・コンサート】」というページにまとめています。
♪このブログではオンライン配信の音源も積極的にご紹介しています。
現状、Apple Music アップル・ミュージックがいちばんおすすめのサブスクになっています。
■【2024年】クラシック音楽サブスクはApple Music Classicalがいちばんお薦め
Amazon Musicアマゾン・ミュージックも配信されている音源の量が多くお薦めできます。
■Amazonでクラシック音楽のサブスクを~スマホは音の図書館
■オンライン配信の聴き方全般
➡「クラシック音楽をオンライン(サブスク定額制)で楽しむ~音楽好きが実際に使ってみました~」
♪実際に聴きに行ったコンサートのこと
➡「コンサートレビュー♫私の音楽日記」
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