お薦めの音楽家たち

日本で聴く、わたしのお薦め日本人指揮者たち~お薦めの現役クラシック・アーティストたち

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このブログでは「コンサートに行こう!お薦め演奏会」ページで、さまざまなコンサートをご紹介しています。

それに関連して、ここでは、年に何度も聴く機会がある、ほぼ毎年来日する、など比較的触れる頻度が高い「お薦めアーティストたち~日本人指揮者たち~」を特集してご紹介していきます。

 

外国人指揮者編はこちら➡日本で聴く、わたしのお薦め外国人指揮者たち~お薦めの現役クラシック・アーティストたち

高関健 Takaseki Ken

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誠実、堅実にして、信頼できる指揮者

 

高関健(たかせき・けん)さんは、1955年東京生まれ。

日本を代表するベテラン指揮者のひとり。

 

ステージに接すると、その謙虚な姿勢、誠実な指揮ぶりに感銘を受けずにいられない指揮者です。

オーケストラ・ビルダーとして国内の楽団への貢献は計り知れなく、日本の音楽文化を底上げしている立役者と言っても、言い過ぎではないと思います。

 

国内の様々な地域で聴ける

 

仙台フィル、東京シティ・フィルハーモニック、群馬交響楽団、富士山静岡交響楽団などなど、日本全国のさまざまな楽団から信頼されている指揮者。

高関さんが指揮するというのは、ある種の「品質保証」のようなもの

地元の楽団にこの方が指揮者として登場されるときは、聴きに行ってみてください。

 

仙台フィルの公式サイト:https://www.sendaiphil.jp/

東京シティ・フィルの公式サイト:https://www.cityphil.jp/

群馬交響楽団の公式サイト:https://www.gunkyo.com/

富士山静岡交響楽団の公式サイト:https://www.shizukyo.or.jp/

 

 

高関健さんの公演レビュー

 

初めて聴いた東京シティ・フィル&高関健(指揮)のコンサート~もっとモーツァルトを

 

上岡敏之 Kamioka Toshiyuki

 

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もっとも個性的な日本人指揮者

 

現在活躍中の日本人指揮者で、もっとも個性的な指揮者がこの上岡敏之(かみおか・としゆき)さんでしょう。

1960年東京生まれ。

日本ではなく、ドイツを中心に活躍されている指揮者です。

 

テンポ設定からフレージングまで、このひとの音楽には、彼しかやらないような「個性」の刻印があります。

特に、雄大なテンポで演奏されるブルックナー作品は一聴の価値があります。

 

国内の楽団にも客演多し

 

近年関係が深い読売日本交響楽団や、以前に音楽監督をつとめた新日本フィルハーモニーなど、日本国内のオーケストラにも客演で登場されます。

読売日本交響楽団の公式サイト:https://yomikyo.or.jp/

新日本フィルハーモニー交響楽団の公式サイト:https://www.njp.or.jp/

 

♪新日本フィルとの「マーラー:交響曲第1番“ 巨人 ”」

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上岡敏之さんの公演レビュー

 

上岡敏之&ケフェレック、新日本フィルのベートーヴェン&シューベルト

代役で個性派指揮者が登場~上岡敏之(指揮)読売日本交響楽団のブルックナー8番

いま日本でいちばん個性的な指揮者はきっとこの人~新日本フィル創立50周年記念

新日本フィルを聴くなら上岡敏之さんの指揮で~ラルス・フォークト氏の代役として登壇

 

小林研一郎 Kobayashi Ken’ichiro

炎のマエストロ

 

「コバケン」の愛称で親しまれている小林研一郎(こばやし・けんいちろう)さんは、1940年、福島の生まれ。

情熱的な音楽作りが有名で、「炎のコバケン」というニックネームがあります。

 

最近、公式ホームページがリニューアルされて、しばらく先までの演奏会情報が見やすく表示されるようになりました。

コバケンさんのコンサートを探すなら、公式ホームページが便利です。

公式ホームページ:https://maestro-kobaken.com/

 

十八番がはっきりしている

 

十八番がはっきりしている指揮者で、得意な曲目がローテーションで取り上げられます。

ベルリオーズ:幻想交響曲、チャイコフスキー:交響曲第5番、サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」、スメタナ:連作交響詩「わが祖国」などが得意のレパートリーになります。

いずれもクラシックの人気曲でもあるので、ポピュラーな選曲のコンサートに行きたい方にもお薦めです。

 

当たりハズレがあります

 

ただし、コバケンさんのコンサートは正直、当たりハズレがあります。

例えば、東京交響楽団との公演で、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」を指揮したときに、第3楽章まで退屈だったのに、第4楽章になって突然、燃えるような熱演が展開されたことがありました。

ところが、別の公演で同じ曲を聴きに行ってみると、今度は最初から最後まで面白くなかったことがありました。

 

とにかく、当たりハズレのある方です。

でも、「大当たり!」の瞬間に一度ふれてしまうと、もう、どうしても無視できない、強い魅力に鷲掴みにされてしまいます。

 

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小林研一郎さんの公演レビュー

 

アンコールなんて無理な話でございます~小林研一郎(指揮)東京フィルの幻想交響曲

小林研一郎(指揮)プラハ交響楽団 スメタナ「わが祖国」全曲~2024年ニューイヤーコンサート

小林研一郎&ハンガリー国立フィル2023第2夜~仲道郁代さんの静かなる「皇帝」

小林研一郎(指揮)ハンガリー国立フィル2023年来日公演を聴いて~第1夜

あれ?フルート奏者の譜面台に楽譜がない…あ、指揮者が指揮台から落ちる【史上最高の第九に挑む2022レポート】

とつぜん目覚めた音楽、いまコバケンが面白い~東京交響楽団とのドヴォルザーク:『新世界から』を聴いて

20年ぶりに聴いた小林研一郎さんの指揮~シューマン&ブラームスの交響曲第4番を聴いて

 

井上喜惟 Inoue Hisayoshi

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隠れた名指揮者

 

井上喜惟(いのうえ・ひさよし)さんは、1962年神奈川県生まれ。

「どうしてこんな凄い指揮者がアマチュア・オーケストラとだけ仕事をしているのか」、いまだに不可解な、隠れた名指揮者です。

 

年に2回くらい聴ける

 

例年、春と冬に、手兵のアマチュア・オーケストラである「マーラー祝祭オーケストラ」とコンサートを行います。

選曲がまたマニアックであることがしばしば。

マーラーが演奏されるときは特にお薦めです。

 

ただ、マーラー祝祭管弦楽団は、あくまでもアマチュア・オーケストラ。

そうした意味でも、ある程度、コンサートに通っている「玄人」向けといっていいかもしれません。

公式ホームページ:https://www.mahlerfestivalorchestra.com/

 

CD録音もいくつか出ていますが、この方の音楽作りの繊細さは、ホールに響く音の立体的な構築感といい、「実演」でこそ接するべき指揮者です。

 

井上喜惟さんの公演レビュー

 

なぜこんな凄い指揮者がアマチュア・オケで仕事を…?~マーラー祝祭オーケストラを聴いて

 

山下一史さん Yamashita Kazufumi

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誠実さと熱量のある指揮

 

山下一史(やました・かずふみ)さんは、1961年、広島出身。

1980年代後半に、あのカラヤン(Herbert von Karajan, 1908-1989)のアシスタントを務め、カラヤンが急病のおり、ジーンズ姿でベルリン・フィルの第九公演を指揮したエピソードは有名です。

 

山下一史さんの指揮は非常に誠実で、堅実な音楽をつくられる方ですが、そこにかならず、一定の「熱量」が込められているのが特徴といえるかもしれません。

 

近年は、愛知室内オーケストラや大阪交響楽団の指揮者として、関西圏での活動が目立っています。

特に、愛知室内オーケストラとのプログラムは非常に秀逸です。

愛知室内オーケストラ公式ホームページ:https://ac-orchestra.com/

 

関東圏では、千葉交響楽団の音楽監督としての活動が要注目で、この楽団に新しい息吹をふきこんでいらっしゃいます。

千葉交響楽団公式ホームページ:https://chibakyo.jp/

 

山下一史さんの公演レビュー

 

初めて聴く「千葉交響楽団」ニューイヤーコンサート2023~ポルカ演奏が絶品~

 

大植英次さん Oue Eiji

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アメリカで大活躍

 

大植英次(おおうえ・えいじ)さんは、あのバーンスタイン(Leonard Bernstein、1918-1990)のもとで研鑚をつみ、特にアメリカでキャリアを築いた指揮者です。

アメリカには、大植英次さんの名前がついた通りがあり、大植英次さんの誕生日が休日になっている街まであります。

国内では、朝比奈隆(1908-2001)さんのあとに大阪フィルハーモニー交響楽団の音楽監督となり、話題となりました。

 

近年は、国内のいろいろな楽団に客演で登場されます。

神奈川フィルの公式サイト:https://www.kanaphil.or.jp/

広島交響楽団の公式サイト:http://hirokyo.or.jp/

 

どこか常にユニーク

 

バーンスタインのもとで学んだ人らしく、情熱的な音楽づくり、表情のある音楽づくりが大切にされています。

内向的というよりは、外へ向かって放射される音楽に特徴があります。

 

また、アメリカ仕込みといったらいいのか、大植英次さんの指揮ぶりは、常にどこかユニーク。

ある種の「エンターテインメント」の感覚があるという点も、大植さんの特徴かもしれません。

 

 

♪外国人指揮者編はこちら➡日本で聴く、わたしのお薦め外国人指揮者たち~お薦めの現役クラシック・アーティストたち

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