クラシック音楽をテーマにしたアパレル商品がほとんど存在しないので、だったら自分でデザインしてみようというこの企画。
今回はニコロ・パガニーニ作曲の『24のカプリース』をモチーフに、新作のTシャツとトートバッグを販売開始しました!
このパガニーニのカプリースは、ヴァイオリンの歴史に大きな足跡を残し、とりわけその第24番は他の作曲家に多大なインスピレーションを与えることになりました。この曲の演奏として大変有名なルッジェーロ・リッチの録音を以下にリンクしておきます。第24変奏から聴けるようになっています。
このカプリースの影響を受けて、代表的なところではリストが『パガニーニ大練習曲』を、ブラームスが『パガニーニの主題による変奏曲』を、そして、ラフマニノフが『パガニーニの主題による狂詩曲』を作曲しています。
その後も、ブラッハー、ルトスワフスキといった近現代の作曲家たちをはじめ、吹奏楽ではジェイムズ・バーンズの『パガニーニの主題による幻想変奏曲』という作品まであります。
その第24番の自筆譜をもとに、そこにパガニーニの出身地であるジェノヴァの街並みの風景を重ねたりして、デザインをしてみました。
自筆譜、まぁ本当にすごい数の音符がひしめく譜面で、それだけでも圧倒されます。
Tシャツ・トリニティというサイトで、ARTONE SHOP(アートーン・ショップ)の名前で出品しています。
この販売サイトでは、主に週末に数百円引きのセールが行われているようです。
すでに数種類販売していますが、特にシューベルトの『音楽に寄せて』が好評いただいているようで、ありがとうございます!
『24のカプリース』は最近素晴らしい演奏を耳にしたので、いずれブログでご紹介します。
せっかくですので、ここでは、それを基にして生まれたラフマニノフの信じられないくらい美しいメロディー、『パガニーニの主題による狂詩曲』第18変奏をご紹介しておきます。
こちらは、ピアノの巨匠アルトゥール・ルービンシュタインと指揮の巨匠フリッツ・ライナーの競演。
この大巨匠2人、あとに大ゲンカになって共演を一切しなくなってしまったので貴重な記録です。